寒がり

現在,繁忙期でして,いつもと違う作業場に通勤し,係の者は代わり番こに留守番に帰っているという勤務形態です.

ところで,いつもの勤務場所は冬でも暖房無しで暑いぐらいなのですが,現在の作業場は広さに比べて人が少ないためか,けっこう寒いのです.

さて,今日はAさんが留守番で,H君が作業場にやってきました.

朝,行ってみると,H君がマフラーをつけたまま,固まっています.

「寒がりなの?」

「はい」

H君は九州出身で,今年の4月に初めて東京にやってきたのです.

寒いともなんとも言わずに黙って固まっているという,あまりの寒がりっぷりに思わず笑ってしまい,

「本当に寒がりやのう.まるでテントウムシみたいだじゃ」

と言うと,Fさんが横から,

「その喩えは表現として適切なんですか?」

「あれ?冬になると出てこない?テントウムシ」

「出てこないですよ」

「そう?実家じゃ冬になるとテントウムシが出てきて,天井に張り付いてじっとしてたんだけど.で,春になるといなくなる」

途端に,Kさんが吹き出して,

「春になるといなくなるんかい!」

いや,H君,君のこと言ったんじゃないから.

春になるといなくなるの私だから.

おお,引っ越しの準備せんとならん.

日時: 2005年12月 7日 | 雑記 |

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