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WILD ARMS -Twilight Venom-

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ワイルドアームズTV(全8巻)

『ワイルドアームズ −トワイライト・ベノム−』略してWATV。プレステのRPG『ワイルドアームズ』『ワイルドアームズ セカンド・イグニション』をベースにしたアニメ版。ゲームのほうの1と2が世界設定が違うように、TVはTVオリジナル設定の世界である。

ゲームにはまったので、「ちょっと見てみるかぁ」ぐらいの気持ちでビデオを借りてきたんだけど、面白くて8巻を続けて2日で消化してしまった。最初に4巻借りてきたときは、ゆっくり見るつもりだったのだがとても待ちきれなかった。

前述のとおり、ゲームとはまったく設定が違うので、ゲームをやっていない人も安心して見られる。ゲームやった人はゲームからひっぱってきてるネタを見つける楽しみもある。ゲームに出てたキャラが名前と外見だけ借りて出てきてるのが御愛嬌。性格・役割はまったく違う。カノンさんの崩れ方が凄まじい(笑)。残念ながら、特撮ネタ・アニメネタはない。

このアニメを一言でいうなら――女の執念って恐ろしい――という話だな、うん。

主要登場人物》 《各話感想》 《用語集》 《時系列》


主要登場人物

シャイアン・レインストーム

ワイルドアームズ定番、青髪・赤マフラーの主人公。外見は10歳ぐらいだが、実はこれは義体。それが証拠に右足に製造番号が書かれている。義体のクセしてその血はノーブルレッド族に大好評なあたり、侮れない。

本当は25歳。本人の話では女性にモテて、道行くだけで女が黙っちゃいなかった――らしい。そっちの姿は OP でシルエットが拝める。その頃の癖なのか、綺麗な女性を見ると口説きにかかる困ったやつ。もちろん、子供だからまともに相手されない。

ガキ扱いされるのもしょうがないことなのだが、学習しないあたり、単細胞かも。

ARMS の使い手。WATVの世界ではARMSは自分の生命子でで相手の生命子を対消滅させる代物で、普通の人間には扱えない。ARMSの使い手は数百年に1人しか現れず、「魔族の生まれ変わり」とも噂される。シャイアンも「魔王の生まれ変わりと恐れられたこの俺が」としばしば言っている。

シャイアンの記憶は決闘に勝ったときに第三者に撃たれたところで途切れており、なぜ子供の姿になっているかは不明。現在、自分の体を探して旅をしている。・・・が、彼が撃たれたのが数年前なので、よく諦めずに探す気になったなぁ、と思う。普通なら腐れてると思う。

キール・アロナクス

ワイルドアームズこれまた定番、長髪無精髭担当。しっかし、この人の髪の毛の量の多さは凄まじいものがある。禿げてる人に分けてあげなさい。ちなみに片目で、右目は眼帯をしている。

この人はともかくでっかい。でかすぎて他人と並ぶと顔が画面から切られてしまう運命にある(笑)。成人男子と並んでも顔ひとつちょっとでかいのだからしょうがない。チビのシャイアンと一緒にいると、しばしば親子と間違われる。最初は抗議していたが、すぐに反論しなくなってしまったあたり、意外に順応性は高いのかもしれない。

筋骨隆々の彼だが、実は科学者であり、「ドクター・アロナクス」としばしば呼ばれる。が、本人はその呼ばれ方を嫌っていて、自分に拷問をかけている獄吏長にさえ「キールと呼べ」と言っている。私はこの人の苗字がなかなか覚えられず、しばらく「アナロクス」だと思っていた。すまん、キール。

キールはいつもマントを羽織っているが、このマント、普通の人には重いようだ。いったい何が入ってるんだ、そのマント! OPではロケット弾を背中から撃ち出していたが。口数は多くない。しばしば、みょーな人にモテる。つーか、弄ばれていることが多いような?

WATV中でもっとも謎の多い人だと私は思っている。シャイアンも謎だらけだが、彼の場合は自分自身が知らない謎なのに対し、キールの場合は何かを隠している(しゃべっていない)風の謎がある。それもWA世界の長髪無精髭の宿命か。

現在、シャイアンとともにシャイアンの体を探している。

アイザック

ポペピ・ピペポ族という変な名前の種族。これまた定番、人語を解する小動物。露天商のオーナーをやっていてマーケットを眺めていたら数百年ぶりに ARMS が発射されるのを目撃、好奇心からシャイアンに声をかけて、むりやり自分を買わせた。(というより、キールからむりやり2万ギャラふんだくった)

5000歳というだけあって、なかなか博識。また、なかなか鋭いところがある。

後述のジルーシャとは元夫婦。声優さん同士も夫婦だそうで、アドリブの喧嘩の部分がアテレコ中ウケていたらしい。

ジルーシャに「イサク」と呼ばれているのは「アイザック」の綴りが「Isaac」だからだろう。アイザックは「イサク」と呼ばれると怒る。しかし、ジルーシャに「イサク」と呼ぶのをやめさせるのは諦めたらしい。なんだかんだ言って、ジルーシャとよりを戻したがっている。

ロレッタ・オラトリオ

美しいお姉さん。ポヨンと1本飛び出ている髪の毛や泣きボクロがチャーミング。ドジだけど元気。いい男に目がない。クレストソーサリスであり、戦闘シーンがかっこいい。WATVの世界ではクレストソーサリス(クレストソーサラー)は亜種族扱いで、普通の人間とは違う種族。ロレッタさんもこう見えて100歳を超えている。

職業はお宝ハンター。しかも、週刊お宝マガジンなる怪しげな三流紙を情報源にしている、ロマンを追い求めるタイプの盗賊。

切羽詰っていても、「もったいない」とクレストをケチるあたり、金への執着は相当のものである。

ミラベル・グレースランド

可愛らしい女の子担当。ノーブルレッドである。WATVではノーブルレッドはそれなりに数がいる。みんな京都弁。もちろん、ミラベルも京都弁。WATVでのノーブルレッドは昼日中に活動する。別に「お肌に悪い」とは言い出さない。コウモリに化けて飛ぶことができるが、とてもちっこい、タラコ唇のぶさいくなコウモリで、ジタバタと空を飛ぶ。その姿がなかなかユーモラス。

ロレッタの相棒で、いっしょに盗賊稼業なのだが、ロレッタがわりと抜けている分、突っ込み系。

ジルーシャ

ポペピ・ピペポ族のメス。可愛らしい外見のクセして、しゃべりがおばさんしていて最初びびった。

ロレッタ,ミラベルの仲間。豊富な人生経験からたしなめるような言動も多い。前述のとおり、アイザックとは元夫婦。それどころか、12回の結婚・離婚暦のあるツワモノ。もっとも、年齢5000歳以上なのだからそれも仕方がないか。


各話感想

第1話Sleeping Dirty 第12話Lie Laila Lie
第2話ARMS Crazy 第13話Lullaby of the Noble-Red
第3話Desert Dragon Fantasy 第14話Interview with the Ampire
第4話The Faluna Bible 第15話Natural Born Angel
第5話Portrait of Lana 第16話Fatal Goddess
第6話Affair on the Fargaia Express 第17話Child at Heart
第7話Some Day My Robber Will Come 第18話The Days of the Bacchas
第8話Mouth Wide Shut 第19話Gone With The Smoke
第9話The Slave of The Game 第20話Faluna Struck
第10話Guilty Or. 第21話Once Upon a Time in Fargaia
第11話No home No body 第22話The Last of Sheyenn

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