はじめに

もしくは
僕とぎーやん

Last updated on 97/8/24

僕とぎーやん

僕がぎーやんを初めて見たのはネオジオフリークの2月号表紙じゃないかと思う。それはあのリアルバウト餓狼伝説の表紙で、見たとたん「マフィアだ!」と思った。実を言うとそのころは餓狼の「が」の字も知らなかったので、それがどんなゲームで、彼らにどんな設定があるかも知らなかった。また、そのときはやってみようという気にもならなかった。

春休みに友人のところへ遊びに行ったところ、KOF’95をやらされた。そのときに餓狼伝説がSNKの看板ゲームであることを知り、キャラクターの何人かも知った。しかし、それでもまだやってみる気にはならなかったのだ。

4月に札幌に帰ってから、ゲーセンに行ってリアがろを見物しに行った。ギースが戦っている。うぐわー、なんやねん、こいつ。袴はいて上半身裸やねん、なんであのスーツ姿で戦ってくれんねん! こ、こすぎる...
そのギースは全身をつつむ青い柱のようなものを連発して相手をがりがり削っていた。「ほう、これが「ぱわーげいざー」か」ちゃうねん! それでもやらなかった。

ここで記憶は飛んでいるのだが、なぜかビリーにはまる。たぶん、友人のところでさんざん読んだKOF’95等のパロディで気に入ったからだろう。
たまたまなのだが、近くのレンタル店で餓狼伝説スペシャルのオリジナルCDをみつけた。借りて聞いてみた。フィーリングにあう。なかなかいい。
ここでやっとゲームをやってみる気になった。
持ちキャラはビリーである。

がろスペ、リアがろとやりだして...いつのまにかギースが好きになっていた。(「ビリーが好きでギースが嫌い」とか「ギースが好きでビリーが嫌い」っていう人はあまりいないんじゃなかろうか)
性格とか設定とか妙なセンスとか、いま思えば気に入る要素はいっぱいあった。

当て身、快感である。
レイジング、ガリガリやっている感覚が楽しい。
デッドリー、決まると嬉しい。

そして、なによりもあのテーマ曲である。

リアがろというゲームが好きになればなるほど「さらば、ギース」のキャッチ・コピーが悲しくてしかたなくなった。「明日に向かってうて」の構図に似たポスターがそれをあおる。実際、僕はテリーやアンディを使ってリアがろをプレイできない。

悲しみが薄れ、すこし落ち着いてきたころ、KOF'96,リアスペと立て続けにギースが出てくれたときはほんとに嬉しかった!


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