友人Kによる和風いおりん第2弾。
惜しむらくは奴がごくごく薄い紙に書いてきてそれを3つ折りにして封筒に入れたため、紙の折り目やしわまで取り込んじまったことだな。

なんか、奴は現在、いろいろと大変で精神状態が極めて危うい。なんつうか壊れる寸前みたいで、
「息抜きが欲しい、おまえ、ビリー長編GW中に書くんだろうが、わしにも見せろ」
と言ってきたんだが、なんせ、あれはまだ途中も途中。見せるわけにはいかない。で、代わりに「糸は未だ交わらず」を送ってやったら、どうやらお気に召したらしい。あれに触発されて書いたんだと。ふぅ、危機はとりあえず回避された。


以下、本人の手紙の引用。

何せ限られた道具と時間で描いているので、数々の不整合や雑なところは見逃しておくれ。ちなみに岡田嘉夫氏の絵を参考にさせていただきました。

風に吹かれている、とゆーのは私の庵に対するイメージの1つです。飄々と。半ば自分の意志で状況に流されつつ、それを楽しんでいる。完全に自虐的と言うのでもなく、ただ淡々と、風の吹くまま、己の本能の命じるまま、進んでいる。というイメージ。なんとなく自然と、特に夜の闇と同化してしまいそうな感じも受けるんですが、わしが夢見すぎてるだけかね(笑)。何つーかね、「虚無」という言葉を思い浮かべてしまうわしは菊池秀行ファン。

服の色、一応この絵は「黒に草色(とゆーよりまっ茶色)」のイメージで描きました。が、「黒に黒っぽい赤」の組合わせが一番に合うんじゃないかと思うです、やっぱし。
たしかこーいう色の襲ねがあったような気がするんですが・・・
ちなみにこの絵、茶髪を想定してます(笑)。

上弦か下弦か、とにかく月が出てる夜に、誰もいない都の大路をゆっくりと歩みながら吹いている、とでも思ってくれ(笑)。きっと彼の後をあまたの物の怪たちがついてきているにちがいない(笑)。不気味な雲までまとわりついてたりしてな(笑)。


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