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お隣のカーンさん

こいつは98年の春休み、土浦に行ったときに端を発している。
出たばかりのリアがろ2をやったところ、コンティニュー画面のビリーがそりゃーもーぼこぼこな顔をしていて、それがいたく群青さんの印象に残ったらしい。

その日泊まったホテルでその話をしていて、やっぱり手当てはリリィちゃんがするんだろうとかなんとか言ってうちに、翠さんの見ている前で寸劇を始める僕と群青さん。

最初は群青さん＝リリィ，僕＝ビリーで、「あんなに約束したじゃない!! お兄ちゃんの馬鹿!!」「まってくれ、リリィ!!」とかやって、次の場面で群青さん＝ビリー，僕＝ギースで「……リリィ、どこ行っちゃったんだよぉ……。」「（パチン）ホッパー、酒だしてやれ」なーんてまぁ、のりにのりまくってた。

それを群青さんが書きたい書きたいと言ってたんだけど、4月に僕が札幌に戻ってから、「『お隣のカーンさん』（いつのまにかそういう題名になっていた）書き出したよ」と最初の部分を見せてくれた。
僕はウケちゃって、例によって「これ、おくれ」と頼んだのだが、しばらくたってから「共同執筆にしない？ つったら怒る？」との言。

ネタは共同でだしたも同然なんだし、と「いいよー」と安請け合いしたのが間違いの元。
そう、僕はかけるときとかけないときの差が激しく、結局のところ、1回しか書いていない。（苦笑）

言い訳さしてもらうと、ちょうどその頃『わしてん』の第1章を書いてたんです。

いま、読み返してみるとどこを誰が書いたかが端的に分かって面白いです。
やっぱり、文章には癖があるんだなぁと当たり前のことを再確認した次第。

最後のオチは夏休みに現在第6回になってる部分の冒頭を読ませてもらって今後の展開を聞いたときに僕が出したネタです。
ああ、なんだかどーしよーもない・・・

OPテーマとEDテーマはおまけです。（んなもんいらん）

夏休みの夜に群青さんと道を歩いているときに『カーンさん』の話になって、そのときに唐突に「今日も今日とてカーンさん」というわけの分からんフレーズが浮かんだんですよ。
で、なんか聞いたことがあるフレーズだなーと思ってて、はたと「今日もどこかでデ○ルマン」だ! と思い当たったのです。それで、EDがなんとなく思いついたんだけど、それだったらOPも○ビルマンで合わせるか、と。

まあ、それはその場だけの考えに終わるはずだったんですが、東京―富山の夜行バスの中で眠れなくて考えが飛んでる時にとうとう出来上がってしまったのです。夜中のバスの中で1人ニヤニヤしている自分の恐ろしさよ。
もちろん、一瞬後には「俺なに考えてるんだろう・・・」と虚しくなってしまいました。

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