ジャン=ピエール・ポルナレフ

国籍フランス
年齢22〜24?
星座射手座
血液型AB
髪の色シルバー
瞳の色ブルー
家族構成なし(3年前まで妹がいた)
身長185cm(髪を入れると193cm)
体重78kg
趣味スポーツなら何でも
好きな映画『がんばれベアーズ』
好きな色黄金色(ゴールド)
性格彼は退屈でコツコツやることは時間の無駄と考えている.たとえ危険を冒してでも近道を選び夢はどこまでも追求する.なにごともズバッと率直に行動し思ったことは正直に話す.だから,自惚れが強く融通のきかない奴と他人に思われることがある.しかし,彼と目的が一致した場合,これほど心強い味方はいない.
好きな女の子のタイプその時の気分
スタンド銀の戦車(シルバーチャリオッツ)
以上,主に16巻より(年齢は第5部より逆算)

DIOの放った第三の刺客.天然記念物(=生まれついてのスタンド使い)その3.髪型重力に反してる生物その2.

自信過剰なのかなんなのか,何の作も弄さず真っ正面からしかも4人揃っているところに現れて戦いを挑んだ,かなり珍しい刺客.つーより,刺客として失格.その「馬鹿」のつく誇りの高さと潔さは,毒気を抜かれたアブドゥルが止めを刺すのをやめたほど.承太郎が肉の芽を抜いたら仲間になり,以降,かなりの戦闘回数をこなすことになる.

唐突ですが,この歳になるまでポルナレフがボケ役(災難を被る人といいましょうか)であることに気付いていませんでした.というのは,3部はみんなまんべんなくボケてるような気がするからと,彼がキメる時はキメられる人だからだと思います.そう,よくボケ役キャラにあるキメたあと「キマった〜」などと自分で思い込むことで結局ボケてるという構図ではなく,ちゃんとキメたときはキメて終わる.

ポルナレフは別にかっこよさを求めているわけじゃなく,本当に内面から吹き出る感情に突き動かされるように行動する,その真っ正直さがそのままかっこいい人です.

リアルタイムで読んでいたときは花京院が一押しだったんですが,今はポルナレフが一押しです.性格の良さはピカイチでしょう.彼の率直さや感情過多な様子やその上に立つ明るさは貴重ですね.ともかく,よく泣きよく笑う人です.彼がいなかったら旅はもっとつまらなく苦しいものになっていたと思います.

第2の主人公

また,戦闘回数が多いのもこの人の特徴です.たぶん,スタンドが正統派だからなんでしょうけど.(あと,性格柄,動かしやすいのかもしれません)

熱血漢である所もあいまって,第3部における裏主人公と言えるでしょう.(承太郎がああいう性格の人ですから) なんだかんだ言って,こういう素直に感情を露にしてしまう人っていうのはよく動いてくれます.

あと,この人は主人公承太郎・ラスボスDIO以外に「1人表紙」をやらかした唯一の人でもあります(19巻).あと,背表紙も2回登場してますしね(19,21巻)

ポルナレフは不幸な人であるのこと

よく考えたら不幸な人ですね.

まず,第3部最後でジョセフが「もう身内はいないんじゃろう?」と言っているところから既に両親もいないと思われる.

ポルナレフが19〜21歳(ちょっと確定できない)のときに妹は無残な殺され方をしている.その後3年間を復讐に費やすわけです.

その生い立ちから考えると,もっと暗い性格でもおかしくない.でも,ポルナレフは底抜けに明るいわけですよ.この精神の強靭さがポルナレフの神髄でしょう.これは声を大にして言いたいんですが,この人をただのおちゃらけた人だとかボケ役だとか思っていると,掴みきれません.そうそう単純ではないです,この人は.不幸な目にあってもいるけど「生まれたからには人生は楽しむべき物」と思っている.

以降は,5部で明かされる出来事ですが,3部直後に「弓と矢」の探索をはじめ,5部のボス「ディアボロ」と遭遇,瀕死の重傷を負い,車椅子生活になります.それから12年間ディアボロに存在を知られないように隠れ住むことを余儀なくされ,じっとディアボロを倒そうとする者を待ちつづける.

やっとジョルノ達と接触できる,というところで「ディアボロ」に先に遭遇してしまい,一矢報いるもののそこで殺される.苦し紛れに発動した「シルバーチャリオッツ・レクイエム」の効果により,亀と精神が入れ替わる.ただディアボロを倒すために頑張って亀にしがみついてジョルノ達に重要なことを伝える.

結局,最後は亀にとりついた幽霊になっちゃいますが,それでも余裕ある表情を見せてくれる.それが私には嬉しかった.

ポルナレフ,万歳!


関係無いっすけど,彼,名前長いっすね.ポルポル君に合わせてタイトル作ったら長くなっちゃった.むき〜.この,フランス人における「ジャン=なんたら」という名前が昔から不思議でした.「ジャン=ピエール」「ジャン=ポール」「ジャン=リュック」などなど.分かち書きしてあるくせに,これはひとまとめの名前でしょう?絶対に分けて呼ばない.彼は「ジャン」でもなく「ピエール」でもなく「ジャン=ピエール」なわけですよ.なんなのかなぁ.なんかいい意味があるんでしょうかね? 日本人において「なんたら夫」とか「なんたら郎」とかが多いのと一緒でしょうか.