それは予想外に手元にきた

私のジョジョ好きを知った先輩はそのゲームを指し示してニヤリと笑った.

「これやってみな」

それはSFCのゲームで,1993年発売の物だった.タイトルは紛れもなく「ジョジョの奇妙な冒険」.しかし,RPGである時点である種の不安があった.原作物をRPGにするなんて,と.

やってみる.案の定,原作無視.すがすがしいまでに無視(いや,ちゃんとかぶっている部分もあるんですが).しかし,だ.笑える.最初に手に入れたアイテムが「アルミのガクぼう」だった時点で,笑い死に街道まっしぐら.あと,戦闘システムが気に入ってます.

そんなわけで私は気に入ったんですが,「原作を神聖視している方」にはお薦めしません.ポルナレフが古本屋やってたりするんで.(ここで笑えればゲームを楽しめるでしょう)

その他,私のツボとしましては花京院と承太郎が校内をウロツク展開がちょっとだけあることと,花京院がホリィさんに初対面の挨拶をする場面があることです.(いや,だからどーしたってぐらいのちょっとしたことなんですけど)

そういえば,このゲームではスタンド名にフリガナがふってありません.原作知らない人がやったら(そんな人いるのか?)「ほしのはっきん」とか「ほうおうのみどり」とかいうふうに覚えちゃいそうです.

あと,戦闘時の敵の名前がスタンド名なんですよ.例えばホル・ホースが画面にいるのに「『皇帝』が襲ってきた」と書かれると違和感バリバリです.