第一部,ディオ・ブランドーの台詞に「お前は今まで食ったパンの数を覚えているか?」というのがある(ツェペリさんに言うのだ)。これは名ゼリフらしい。らしいというのは、私があんまりそう思わなかったから。私の中ではありがちな台詞として処理されてしまっている(じゃあ、どこで見たかと言われると返答に困るが)。
しかし、一番問題なのは私がこの台詞を思い出すとき一瞬「お前は今まで食ったパンの耳を覚えているのか?」だったかなと思ってしまうことだ。うーん、たしかにそんなものをしげしげと観察したことは無いなぁ。
四部主人公の東方仗助をかなり長いこと「ひじかたじょうすけ」だと思っていた。よく考えたらそんな風にはひっくり返ったって読めない。
仗助の台詞で一番好きなのは「このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?」である。夜中に突然思い出して笑いの発作に襲われたりする。どこをどうやったらそんな発想が出てくるのか非常に不思議である。まさか日々「うー、このヘアスタイル、尊敬する人の髪型だけど…サザエさんみてェだよなぁ」などと思っているわけではあるまい。そんな彼に「大丈夫、どこから見てもサザエさんには似てないから」と声をかけてあげたい。
岸部露伴がチープトリックに襲われ、広瀬康一に助けを求めた時に康一君が「いつも先生は僕をからかうじゃないですか!」と襲われている事を信じてもらえなかったときに、それをあざ笑うチープトリックに露伴が「こんな屈辱は始めてだ、覚えてろよ」とかなんとか言う。だが、それは自業自得である。チープトリックのせいではない。
亀ナレフってなんかすごく不安定な存在であるように思われる。亀がスタンドを消してしまったらいなくなってしまうんじゃないかと思うのだ。(その前に、亀は亀として生きているのか?)
となると、彼はある日突然いなくなってしまうんじゃなかろうか。ジョルノ達が「ポルナレフさん」と話しかけても出てこなくなる日がきっと来る。それはそれで寂しい未来図である。
徐倫と承太郎を見ていると、日米の愛情表現に対するスタンスの違いを感じる。
食塩水をかけたって人間の電気抵抗は0にはなりません。
ジャンピング・ジャック・フラッシュは、近来まれに見るツッコミ心をくすぐるスタ ンドだと思う。その能力は「つばをかけた相手の重力を0にする,重力0になった相手の触ったものも重力が0になっていく」で,それから起こる現象はその能力の帰結、ということになっている(と思う)。そこで順番に突っ込んでいってみよう。
最後のはあんまり自信ないです。鵜呑みにしないでください。