Outlookを使っている人からwinmail.datという添付ファイルを受け取り，添付ファイルがそこに入ってしまって展開しなければならなくなった．そのときに見つけた海外ソフトがWinmail Opener．操作は簡単で，めでたく中身を取り出すことができた．
このソフト，日本語化も楽で，同梱の言語ファイルのテンプレートを日本語にしていくだけだったので，作ってみた．
ダウンロード：winmailopener-ja.lzh（1.36KB）
解凍したらJapanese.lngというファイルがあるので，Winmail Opener配下のlanguageに入れると，Options→Languagesで「Japanese（日本語）」が選べるようになる．
問題は，言語ファイルを指定すると（少なくとも私の環境では）フォントがえらく小さくなること．どうにかできないのかと訊いてみたんだけど，返事は来ていない．
2009.9.5追記：公式サイトを見に行ったら，Version番号は1.4のままだったんだけど，対応言語が増えてプログラムの日付も新しくなっていたので，新しくダウンロードしてみたら，フォントが大きめに表示されるようになっていました．対応してくれたのかな．ありがたや．
2010.10.9追記：しばらく前からデフォルトで日本語版が同梱されているので，公開を取りやめました．ダウンロード先ファイルだけで日本語化できます．(^_^)b あ，公式同梱の日本語版は自分とは関係ないです．
ついでに，公式ページの説明文を翻訳してみた．というのは，公式のJPページは機械翻訳で，読んでて頭が痛くなったためである．
自分の和文感覚にそぐわなかったら表現を変えているので，「ん？」と思ったら原文にあたってほしい．
原文はhttp://www.eolsoft.com/freeware/winmail_opener/
Winmail Openerは軽量かつシンプルなユーティリティで，(winmail.datで悪名の高い)TNEFエンコードメッセージを表示し，中身を展開することができます．つまり，電子メールでwinmail.datを受け取った時に，Winmail Openerを使えばリッチテキストメッセージの内容や，そのファイルに埋め込まれた添付ファイルを表示することができるのです．
Microsoft Outlook (97, 2000)を使っている人からwinmail.datファイルを受け取ることがあるかもしれません．Winmail.datは添付ファイルすべてとリッチテキストメッセージを含んでいるのですが，どんなe-mailクライアントでもこのフォーマットを扱えるとは限りません．そんなときWinmail Openerが解決法になります．
Windowsオペレーティングシステム: Windows 95/98/ME, Windows NT, Windows 2000 or Windows XP.
最新バージョンは1.4です． (最終更新: 2009.7.21).
Winmail Openerの最新バージョンはダウンロードページからダウンロードできます．
指定ファイルをWinmail Openerで開く場合は，以下の構文を使います:
wmopener.exe c:\path_to_file\winmail.dat
ファイルの表示は行わずに，指定ファイルをデコードし，そこに埋め込まれた添付ファイルを指定フォルダに保存する場合は，以下の構文を使います:
wmopener.exe c:\path_to_file\winmail.dat c:\decoded
もし指定したフォルダが存在しなかった場合，新たに作成されます．
もし，Winmail Openerや開きたいファイルのパスが空白を含んでいる場合は，ダブルクォーテーションでくくります:
"c:\Program Files\Winmail Opener\wmopener.exe" "c:\My Mail\winmail.dat"
現時点ではWinmail Openerは16言語に訳されています． (訳ができた順から):
ローカライズの使い方は，Flash Movie Player翻訳ガイドの記載やWinmail Openerフォルダ内の/languages/readme.txtファイルに書かれているとおりです．Winmail Openerはご自由に翻訳してかまいません．翻訳したらぜひ言語ファイルを私たちに送ってください！
言語ファイルに記載の翻訳者名は自動的にAboutの"クレジット"欄に表示されます．
Outlook Expressは，TNEF形式にエンコードされたファイル(winmail.dat)を受信しても添付ファイルは何も表示しません．もし，何も表示されないけれども，ファイルが添付されているはずのメールなら，そこにはまだデータがあるかもしれません．
このようなメッセージをデコードするには，次のように操作します:
(情報元はDecoding Internet Attachments - A Tutorialページです).
本ソフトウェアは"無保証で"提供しています．商品性の黙示保証，特定目的との適合性などの点を含む（ただし必ずしもこれらに限定されない）明示または暗示の保証をすることなく提供するものです．データの喪失その他の理由による特別, 偶発, 間接的損害について作者はいかなる法的責任も負いません．本ソフトはいかなる対価も支払うことなく利用できます．
Outlook 2000のTransport Neutral Encapsulation Format (TNEF)について(Microsoft)
P.S. 本ソフトウェア制作の過程で危害を受けた動物は一切おりません．
訳注：No animals were harmed〜のフレーズはAmerican Humane Associationという動物愛護・児童保護団体が使うことで有名な声明（しかも，AHAが商標登録している）．多分，ジョークなんじゃないかと思う．
問題，提案，コメント，バグの発見などありましたら，フィードバックページから送信してください．
このプログラムが気に入りましたら，どうぞリンクや投票（訳注：cnetのDownload.com）をお願いします．
原文はhttp://www.eolsoft.com/freeware/winmail_opener/help/
Winmail Openerユーザーの中には簡単すぎて石器時代の人でも使える
という人もいます．事実です．ですので，説明もすぐ終わります．
中身を表示したい「winmail.dat」ファイルを受け取ったとします．Winmail Openerを起ち上げると，最初の画面が表示されます：
ここで，ファイルを閲覧する方法が数通りあります．
コマンドラインでWinmail Openerにファイルのパスを渡す方法もあります．
winmail.datを開いたら，中身を閲覧することができます．メインペーンにはテキストが，アタッチメントペーンには添付ファイルが表示されます．添付ファイル上では，ディスク内の普通のファイルのように，コマンド（開く，印刷など）を実行することができます．
このwinmail.datから何かを保存するには，いくつか方法があります：
「winmail.dat」ファイルをよく受け取るようなら，拡張子が「.dat」のファイルをWinmail Openerに関連付けておくと便利でしょう．（「オプション」−「.datに関連付け」）
訳注：拡張子が.datはwinmail.datでなくても，よく使われている気がするので，関連付けしないほうがいいのではないかと個人的には思う．winmail.datを受け取る頻度と他のアプリケーションとの兼ね合いでどうぞ．
原文はhttp://www.eolsoft.com/freeware/winmail_opener/faq.htm
A: Winmail Openerは完全無料で，スパイウェアもアドウェアもバンドルされていません．Softpedia（訳注：海外のソフト紹介サイト）からも"100% clean" awardをもらっています．このアプリケーションを使えば，不便なwinmail.datファイルを便利に開くことができるようになると思っていますし，いつでも無料で提供しようと思っています．
（ホスティングやサイトのメンテナンスに掛かる）費用は，このサイトに設置したGoogle Adsenseの広告で賄っています．Google Adsenseプログラムに興味をお持ちなら，次のボタンをクリックしてください：
訳注：と書いてあるんだけど，ボタンが見えないのは私だけ？
A: Winmail Openerは商用利用でも個人利用でも無料です．
A:その質問は良く受けます．Mac OSのソフトウェアは開発しておりませんので，TNEF's Enoughというソフトをお勧めするぐらいしかできません．このソフトは，TNEFエンコード形式のファイルを読んだり展開したりするMas OS用フリーウェアです．（Mas OSユーザーからこのソフトがよいと聞いています）
A: インストールパッケージには，次のコマンドラインオプションと構文を使うことができます：
winmail_opener.exe [オプション]
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /S | メッセージウィンドウが出ない（サイレント）インストール (ソフトウェアはデフォルトの"%ProgramFiles%/Winmail Opener"フォルダにインストールされます) |
| /D=c:\WinmailOpener | デフォルトのインストールフォルダを指定する． |