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2008年6月

2008年6月 1日

5/31 フォームへのお返事

どうもありがとうございます.

ソフィアさんの話は少ないですが,楽しんでもらえて幸いです.

ネット上でもソフィアさんの話は少なくて残念な限りです.きっと,登場や台詞が少ないからでしょうねえ.自分も書いてて,「こんな人だっけ?」と疑問を持ちながら書いています.

今後,OGのシリーズででも出番が増えてくれるといいなあと思っています.

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| フォームお返事 |

2008年6月 9日

テキスト→TeXのスクリプト

SRWで現在書いている『己の傷の下に恢復せよ』の分量が増えてきたので,TeXで組んでみるかなあと考えた.

最初,齋藤修三郎さんの「青空文庫を読もう!」コンテンツ内にあるスクリプトを流用できないかと思ったのだが,自分のテキストファイルが青空文庫に完全準拠していないのと,使用スタイルファイルが違うのと,段落の扱いが違う等々でうまくできなかったので,Rubyで簡単なのを作ってみることにした.

基本の構造は,入力ファイルを開き,出力ファイルを新しく作って開き,1行ずつ処理して最後はファイルを閉じておけばいいんだよね.

#!/usr/bin/ruby -Ks
ここでKsオプション付けておくか,コマンドラインでRuby呼び出すときにオプション付けるかしないと,日本語処理ができない.

(このへんにメソッドなどの定義や,変数の初期化など)

# ファイルの定義
inputtext_name = ARGV.shift #入力テキストファイル名
outputtex_name = inputtext_name.sub(/\.txt$/, ".tex") #出力TeXファイル名

inputfile = open(inputtext_name) #入力ファイル開く
outputfile = open(outputtex_name, "w") #出力ファイルを開く

while line = inputfile.gets#入力ファイルの行末まで繰り返し
  line.chop!#行末の改行は取り除いておく.

(このへんに処理を書く)

  outputfile.print line + "\n\n"#基本,1行1段落なので,最後は改行2回で書き出す
end

inputfile.close #入力ファイル閉じる
outputfile.close #出力ファイルを閉じる

「処理」のところに何をさせるか.

TeXだと,段落冒頭は自動でインデントなので,まずは,段落冒頭の全角空白を除去します.

  if line =~ /^ / #行頭の全角空白を除去
    line.sub!(/^ /, "")
  end

これだけでもTeXソースとしてはそこそこいける(物語文はラクだ)はずなので,コンパイルして様子を見てみる.

ありゃ.括弧が下がりすぎだ.そうか,会話文としての括弧はインデントして欲しくないけど,TeX側じゃそんな加減わからないから,他の段落冒頭と同じように下がっちゃうんだなあ.

そこで,冒頭の括弧の前に\noindentと書いて,下がらないようにしてみると……

ありゃ.今度は上がりすぎか.括弧の次の文字が1字インデントした文字と同じ高さになるといいんだけどなあ.それに,同じ指定のはずなのになぜかガタガタになっている.

調べてみたところ,見た目で隙間が同じぐらいになるように,TeXではグルーとかカーンとか呼ばれる仕組みがあって,この場合,それが悪さをするようです.

それで,TeXソースのプリアンブルの方で,

\def\「{\noindent\kern.5zw\inhibitglue「}

などとして,新しいコマンド「\「 」などを作り,冒頭の括弧ではそのコマンドの括弧を使うことにします.

というわけで,テキスト→TeXのスクリプト側の処理では,

  if line =~ /^[「(〈]/ #行頭の括弧の処理
    line.sub!(/(^[「(〈])/){"\\"+$1} #\「等はTeX側で定義.
  end

です.

うまくいったみたい.

2008.7.6訂正:二重カギ括弧も見つけたので,正規表現のところを/^[「(〈]/と追加.見つけるたびに追加していくことになるんだろうなあ.

おつぎは,!や?が続いたときの処理.基本的に3つ以上つなげて書くことは無いので,2つ並んでいたときに半角にして縦に並べることにする.

  if line =~ /[?!][?!]/ #?!のつながりは,半角にして並べる
    line.gsub!(/([?!])([?!])/){"\\rensuji{" +to_single($1)+to_single($2)+"}"}
  end

to_singleのところは全角→半角処理で,コレより前に def to_single(s)
  if s == "!"
    s = "!"
  end
  if s == "?"
    s = "?"
  end
  return s
end
と定義しています.本当はtrでいけるんじゃないかと思ったんだけど,何故かうまくいかなかった.ちなみに,コンパイルしてみたら,文中の「!」や「?」の後は自動で空白が入るんだけど,\rensujiの後は入らないので,揃えるよう努力するかどうか思案中.

冒頭の――や……の処理.なぜかwundenで多用するようになったんですが,冒頭の――は,インデントして欲しくないので,\noindentをかます.

  if line =~ /^[―…]/ #冒頭の――や……がインデントしないようにする.
    line.sub!(/(^[―…])/){"\\noindent"+$1}
  end

倍角ダッシュ(――:全角の「―」が2つ)の処理は,最初,エムダッシュに変換するつもりだったので,「\---(半角の「-」3つ)」にしようと思っていたのですが,『LaTeX2ε美文書作成入門』に詳解されていたのを見つけたので,プリアンブルで \def\――{―\kern-.5zw―\kern-.5zw―} と定義することとし,変換は,\――(全角の「―」2つ)にしています.

  if line =~ /――/ #倍角ダッシュの処理
    line.gsub!(/――/, "\\――") #\――はTeX側で定義.
  end

冒頭処理と順序を逆にするとおかしくなるので,注意注意.

さて,難関のルビ処理ですが,漢字にカタカナルビのみならず,漢字に漢字ふってたり,カタカナに漢字ふってたり,果ては記号にカタカナふってたりと盛りだくさんなことをしているので,訳が分からなくなり,結局,上述の「青空文庫を読もう!」からもらってきたaozora.rbからルビ処理の定義の部分をもらってぺたぺたと貼りました.

ただし,私は藤田眞作氏のfurikana.sty(入手場所 http://homepage3.nifty.com/xymtex/fujitas2/texlatex/を使用し,オプションは,「0 親文字とルビの長いほうにあわせて均等割」を指定することにしているので,\\kana[0]{\1}{\2}に変更しています.

傍点の処理もぺたぺたしてもよかったのですが,別に難しいことはしていないし,難しい文字も使っていない(はず)ので,   if line =~ /[#「(.+?)」に傍点]/ #傍点の処理
    line.gsub!(/(.+?)[#「(\1)」に傍点]/, '\\bou{\1}')
  end
にしておきました.

ここからはあんまり汎用性のない話で.

引用のドイツ語に出てくるアクセント記号類を,私はHTMLの実態参照で書いています.それの変換.

  if line =~ /&.uml;/ #ウムラウト
    line.gsub!(/&(.)uml;/){'\\"{'+$1+'}'}
  end
  if line =~ /ß/ #エスツェット
    line.gsub!(/ß/, "\\ss ")
  end
  if line =~ /&.circ;/ #^
    line.gsub!(/&(.)circ;/){'\\^{'+$1+'}'}
  end
  if line =~ /&.ring;/ #リング
    line.gsub!(/&(.)ring;/){'\\r{'+$1+'}'}
  end

高地ドイツ語で書かれているものからも引っ張ったら,現代ドイツ語ではまず使わないような記号も必要になってしまった.最初,エスツェットの後に空白を入れるのを忘れて,エラーが出ました.そらそーやわなあ.他のは括弧くくりがあるけど,コレはないからどこまでがコマンドか分からんもんなあ.

それから,私は空行3つで場面展開というか「節」を作っているので,それの変換をば.まずは,空行数えるためのカウンターを作って,それが3まで行ったら\section*{}を挿入してカウンターを戻しています.

#カウンターやフラグ
section_c = 0

  if line =~ /^$/ #空行だったら
    section_c += 1#カウンターに+1
    if section_c == 3#カウンターが3になったら処理する.
      outputfile.print "\\section*{}\n"
      section_c = 0#カウンター戻す
    end
    next#次の行の処理に飛ぶ
  end

この後は,wunden用の特殊処理で,まったく汎用性がない.

まず,字下げですが,1字下げしか使っておらず,1字下げは引用のところでしか使っていないので,\quote環境に変更.

  if line == "[#ここから1字下げ]"
    line = "\\begin{quote}"
  end
  if line == "[#ここで字下げ終わり]"
    line = "\\end{quote}"
  end

最初quotation環境にしていたんだけど,詩の引用が多いので冒頭に字下げが起きない方がいいかと思って変えました.

字下げのところ,引用元は右揃えにしたかったので,これまた変更.

  if line=~ /^Aus \".+/ #引用元の右揃え(独文)
    line.sub!(/^Aus \"(.+)/){'\\begin{flushright}'+"\n"+'Aus "'+$1+"\n"+'\\end{flushright}'}
  end
  if line=~ /.+』より$/ #引用元の右揃え(和文)
    line.sub!(/(.+)』より$/){'\\begin{flushright}'+"\n"+$1+"』より\n"+'\\end{flushright}'}
  end

後は,冒頭の「第●章」の処理です.

  if line=~ /^第.章/
    line.sub!(/^(第.章)/){"\\chapter{"+$1+"}"}
  end

デフォルトのままだとこうすると,「第一章 第一章」になってしまうのですが,使うスタイルの方で章番号が出ない指定にします.

2008.7.5 訂正:正規表現を「第.章」とすると,章が2桁に行ったときに該当しなくなるので,「第.*章」にそれぞれ変更.

さて,これでテキスト→TeXは終わりで,今度はTeXファイルの方の用意です.

プリアンブルとここまでで作った章ごとのTeXソース(wunden00.tex,wunden01.tex...)を読み込むwunden.texを準備します.

\documentclass[b6paper]{tbook}
\usepackage{furikana}%藤田眞作さんのfurikana.styを利用

\usepackage[B6]{bunko} %トニイさんのbunko.styを利用
\bookname{己の傷の下に恢復せよ}%bunko.styで使う必須の指定.これが奇数頁のヘッダに出る.
\章番号無%bunko.styで使うオプション.章番号が自動で出なくなる.
%倍角ダッシュの定義(フォントに関係なく繋がるようになる)
\def\――{―\kern-.5zw―\kern-.5zw―}
%冒頭の括弧の定義.そのままにしておくとガタガタになるので,
%カーン指定・グルー禁止で,ちょうど括弧の次の文字が1字下がりになるように調整
\def\「{\noindent\kern.5zw\inhibitglue「}
\def\({\noindent\kern.5zw\inhibitglue(}
\def\〈{\noindent\kern.5zw\inhibitglue〈}
%dvipdfmxでPDF化する際に右綴じにする指定.dvi化で止める場合はコメントアウト
\AtBeginDvi{\special{pdf:docview <</ViewerPreferences <</Direction /R2L>> >>}}
\title{己の傷の\kana{下}{もと}に恢復せよ\\Ersteh unter deinen Wunden}
\author{淙穂鶫箜}
\date{}

\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents

\input{wunden00}
\input{wunden01}
以下,ファイル読み込み.

\end{document}

tbookには本来b6paperという指定は無いと思うのですが,bunko.styでb6で組むように指定したときに,tbookのオプションにサイズを書いておかないと,余白いっぱいのDVIファイル(これはdviout側で変えられるけど)とPDFファイル(これはAcrobat Readerだと変えられない)ができあがるので,書いておきました.

トニイさんのbunko.styは,昔々niftyのftexフォーラムからもらってきた物なんだけど,「フォーラム@nifty」さえ無くなった現在,どこにも無いようなので,ここに置いておきます.

→トニイさん作「B6判・文庫本(A6判)スタイル」bunko10.lzh[11KB]

こうやって試作してみたPDFファイル.プロローグのみ[28KB]

以下,そのうち手を付けたいこと.

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2008年6月12日

ソース→HTMLの秀丸マクロ(簡易)

テキスト→TeXのスクリプト」記事の副産物なんだけど,ソースをHTMLにするのが面倒だったので,ある程度自動化しようと思って,「新規にファイルを作り」→「<,>,&,をそれぞれ&lt;などに全置換」→「タブは半角空白2つになるよう置換」→「コメントは緑色にしたかったので何らかのclassを付けておく」という秀丸スクリプトを書いた.

//  ソース HTML化

//  コメントの記号を選ぶ
  menu "コメント記号は#","コメント記号は%","コメント記号は//";
  if(result == 0)endmacro;
  else if(result == 1){
    $comment_s = "#"; //Ruby
  }else if(result == 2){
    $comment_s = "%"; //TeX
  }else if(result == 3){
    $comment_s = "//"; //秀丸マクロ
  }

//  初期処理
//  クリップボードに移して,新規ファイル作成,ペースト
if (selecting) escape;
selectall;

copy;
newfile;
disabledraw;
disableinvert;
paste

replaceallfast "&lt;", "&lt;", noregular;
replaceallfast "&gt;", "&gt;", noregular;
replaceallfast "&", "&amp;", noregular;
replaceallfast "\\t", "&nbsp; ", regular;
replaceallfast $comment_s + ".+\\f$", "&lt;span class=\"comment\"&gt;\\0&lt;/span&gt;", regular;
//"; //コメントはspanのクラスでcommentを指定して,CSSで外観を変える.適宜,自分用に変更のこと.
replaceallfast "\\n", "&lt;br /&gt;\\n", regular

endmacro;

難しいことはしていないので,複雑なことはできない.ちょっと考えると分かるのだが,先に「<,>,&」を変換しないと悲しいことになる.

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2008年6月14日

企画展『冒険王・横尾忠則』

用賀に行った.というのは,なんとなく世田谷美術館でやっていた企画展『冒険王・横尾忠則』を見たくなったからである.別にファンでも何でもないし,何してる人かも実は知らないのだが,名前だけは知っていたのと,たまたま会期が終わりに近いときに東京に出るのでこれも何かの縁かと思ったのである.

用賀に行ったのは初めてなのだが,駅前からなんだか味のある商店街(?)が続いていた.

途中で目を引いたのは,革製の鞄屋さんである.ここで作っているそうで,気のいいあんちゃんが革をいじっていた.こういう店が家の近くにあったら,店員さんと仲良くなって「こんな商品あったらいいなあ」と言ってみることができるだろうなあと羨ましくなった.……仲良くなるほど通うかが疑問だな.

この通りは,美術館通りと書いてあったから方向は合ってるんだろうと歩き続けたが(先にどこにあるか調べろよ),店はなくなり,閑散としてきたので,前から歩いてきたご婦人に訊いてみた.

「ここからだと,そうねえ……ここ,ずっとまっすぐ行ったら公園があるから,そこを左に曲がってカンパチ越えたらすぐ.けっこうあるよ」

さすがに東京暮らしはしていたので,カンパチが魚のことでないのは分かったよ.

ありがとうとお礼を言って歩き出す.人ってなんで道を訊かれると答えちゃうんだろうなあと思ったらなんだか可笑しくなった.

さて,企画展.

展示の最初は,アンリ・ルソー作品のパロディの油絵でした.なんだか,絵の向こうで横尾氏がニヤニヤ笑ってそうだなあと思いました.

それから,『冒険王』だけあって,それっぽい絵も.「南洋一郎」という名前にワクワクしました.うん,うちにもあるんだ.ポプラ社のルパンシリーズ.子供の頃,たまたま10冊ぐらい廃品回収に出されていたのを,兄と一緒にもらって帰り,何回も読んだっけ.

見ていて思い出したのだが,どうも横尾氏の名前に見覚えがあったのは,日経新聞連載の瀬戸内寂聴氏の『奇縁まんだら』のせいであったらしい.著名人との交流録なんだけど,これがすごく面白い.その挿絵を描いているのが横尾氏なんですわ.

こんな絵も描く一方で,なんだかテキトーに描いたように見えるものとか,油絵とか何でもあって,絵を描く人はすごいなあと思いながら眺めていました.きっと,今回はこんな手つきで描いてみようと画材の上で遊んでいるんだろうなあ.遊ぶはこの場合,子供の遊びという意味ではなく,なんてんだろう,イメージにたゆたうというような意味で.

それと,雑誌などの表紙や挿絵の原画と色指定があって,うわ~,職人なんだなあと思った.特に,色指定.

作品数が結構多くて,見応えのある企画展でした.

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2008年6月15日

土屋鞄製造所本店(工房併設) に行ってきた

前から一度行って見たいと思っていたのだが,土屋鞄製造所のお店に行った.

モノレールが開通したそうで,行きやすくなった,とのこと.私,足立区がこっちにあるの分かってなかったよ.日暮里・舎人線は,無人運転で,先っぽに乗ると電車でGo!状態.子供はともかくとして,おじちゃんたちが群がって写真を撮るのは何故なのか.(笑)

さて,お店は西新井大師西駅より徒歩約1分とのことだったが,本当に駅のすぐ裏だった.

店内はそうだなあ,20畳ぐらいなのかなあ,空間をゆったりつかった展示で,全ての商品が表に出ているわけではなかった.

店員さんは4人ほどだろうか,感じの良い応対だった.

併設の工房も見学できるようになっていたのだけれど,残念ながら作業をしている方はいなくて(日曜だからか?),作っている様子を見ることはできなかった.物を作っているの見るのが好きなんだけどなあ.

土屋鞄さんに作って欲しいものが3つあって,ひとつは旅行鞄に付けるネームタグ.

2つめはペンケース.ロールペンケースは結局容量がたらんのと,出先で転がして広げないとならないのがどうも.ごくオーソドックスな筆箱でいい.ただ,中は2つに割っておいて欲しい.さしと消しゴムは鉛筆と別にしておきたいから.

3つめは,畳める鞄.いやね,出張先で持ち歩きに使える物がほしいんよ.一時期,エコバッグみたいなもんでうろついてたんだが,小物入れが無くってごちゃごちゃになるし,やっぱ仕事に使うようなデザインじゃあ無いんだよなあ.

作ってくれないかなあ.

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au NEW COLLECTION 2008 SUMMER

リスモグッズ,増えたね......

ということで,auの新機種が発表されましたので,KDDI DESIGNING STUDIOに行って参りました.

1階と2階にほとんど実機展示してありましたが,なぜか簡単携帯はどっちもモックだった.

私の目を引いたのは,Sportio.オレンジとかグリーンとかの楽しげな色も揃った筐体で,「心と身体を美しくするパーソナルトレーナー」だそうですが,ただ,手に取ってみて思った.ボタン小さすぎない?GPSを利用したルート表示や、平均速度・消費カロリーなどの確認ができるそうです.携帯で万歩計とか健康に焦点を合わせた機能を盛り込むアイディアが出てきているのは知っていましたが,実機になってるんですなあ.

でも,まあ,Sportioは私にとってはおまけなんであって,お目当てはW62CA!もちろんCASIOのG'z Oneですよ.

正直言って,今回のG'z ONEは,Type-Rと比べてデザインは劣ると思う.というか,Type-Rが素敵すぎたんだよなあ.携帯らしくなくってさ.それに比べてその後のはけっこう携帯携帯してるでしょう?

でもねえ,実機見たら,かっこいいなあと思うんだ.ほんと,すごく薄いんだよね.Type-Rが厚み2cmもあるところがアレなんだけど.Webで見てたときは「やっぱり黒かな」と思ったけど,実機を見たら,白いのもノーブルな白で,なかなかいいなあ,と.ただ,私はC409CA以来,腰に携帯を吊っている人間なのですが,それが心配なくできそうな形ではないんだよなあ.普通のストラップ付けるところは弱そうで心配.C409CAはもともと3ウェイバックルが付いてたし,Type-Rはプロテクターががっちりしてたから,そこに通せば良かったんだけど.希望としてはバックルを復活して欲しい.

カロリーカウンター(万歩計)はデフォルトオンです.この機能は別に通信はしないそうです.

そいでね,SportioにもあったRun&Walkなどもあってね.Wireless Music対応(多分わたしは使わない).

それから,G'z ONEお得意の方位磁針などを含んだG'zGEAR.方位磁針はなぜか山を表示できる.あとは,高度と緯度を表示できたり,温度を表示できたり,潮位を表示できたり,日の出日の入りを表示できたり.そうそう,月齢も表示できてね,コレはアウトドアはじゃなくても可愛くていいような気がする.これらG'zGEAR内のメニューは携帯を振ることで変更できます.手袋をした状態で使うことを想定しているんだそうな.いかにもアウトドアで使え!ってな仕様ですなあ.でも,多分,本当に手袋をした状態で使いたいのは,普通に携帯機能だと思う.

実はそそったのは,これらの機能じゃなくて,サブ画面が電子ペーパーだという点だったりします.こういった新しい技術ってのに弱いんだよなあ.

う~ん,これでクレードルでのデータ取り込み対応だったら買っちまうかもしれんなあ.

というわけで,説明書の公開待ちです.

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| PC/Web > PDA/携帯 |

2008年6月16日

エイリアン展に行ってきた

miraikan-1.jpg

お台場の日本科学未来館に行ったのですよ.

miraikan-2.jpg

ちゅうのは,エイリアン展を見に行くためですよ.

う~む,今回の東京行きは,なんか,会期終了日の展示を落ち穂拾いしてる感じだな.

それで,エイリアン展ですが,最初は「人類はいろいろなエイリアンを創造してきた」ちゅう感じで,怪物とかモンスターとかの紹介なんかがあり,次に,地球上の生物から類推してみる,ちゅう感じの展示があり.やっぱり,地球外生物が実際には見つかっていないだけにすっきりしない展示だなあと思った.

ただ,その中でも面白かったのは,星の環境を設定し,そこに棲む生物を予想した展示.太陽の10分の1以下の光を発する赤色矮星の周りを回る地球サイズ惑星という設定の『惑星オーレリア』と,連星をまわる巨大なガス状の惑星を回る衛星(ややこしいな)という設定の『衛星ブルームーン』の展示がありました.コレ,以前NHKでもやっていたそうで,『E.T.の住む星』という名前でDVDが発売されてるようで.

実は,この展示よりも2階にあった常設展の方が私には惹かれるものがあった.ナノテクの話とかインターネット物理モデルとか.も~,意味無くカタカタ模型動かしたかったんだけど,体力無くて全部は見られなかった.あ~,この常設展のとこの系統的な本ってないもんかなあ.あったら買うのに,ショップにはそれらしき物がなかった.

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2008年6月17日

カフェボンフィーノ

YKKのコーヒーをもらいまして.

いや,ほんとに,発売してるんです,コーヒー.ファスナー屋(なんとなく私はアルミ屋というイメージがあるけど)が.

なんでも創業者の吉田忠雄氏が衣食住にかかわる仕事をしたいと思っていて,「衣」→ファスナー,「住」→アルミサッシで夢を果たして,最後の夢である「食」をコーヒー事業起ち上げでやり遂げたんだそうな.

このコーヒーなんですが,秋葉原の喫茶店で飲めます.「なぜアキバ?」と友達に突っ込まれたんですが,YKK本社ビルにあるからです.カフェボンフィーノというお店です.場所は,JR秋葉原駅側から見るとヨドバシカメラの裏,というのかな.首都高1号沿いで,りそな銀行の隣です.信号を渡って近づいて行くと,コーヒーの香りが漂ってきます.

ビルに併設の入り口はちょっと奥まった感じ.赤い装飾が目印.

一応,車いす用なのかスロープがあったけど,アレはちょっと上りにくくないか?と思った.

オーダーと支払いは先にする方式です.

内装はカントリー調で,こじんまりしていて席数はそんなにありません.窓側カウンター席4隻,カウンター席3席大テーブル10席,中テーブル4席で,ゆったりめに席を取った印象です.

ブレンドを頼んだら大きめなカップに出てきました.ティラミスの下のところはしっとりというよりタプタプヒタヒタ湿っていました.(なんかおいしそうに聞こえない)

場所柄,会社務め風の人が多い客層でした.ぼーっと文庫本読んだり,待ち合わせ時間まで暇をつぶしたりするのに良さそうです.客層から言って,PC開いてても違和感は無さそうです.

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2008年6月19日

サンディエゴ

サンディエゴに行った.アメリカである.アメリカに行くのは初めてである.どうもアメリカは「あげな恐ろしげなとこさ行きたくねーだ~」という気がして,あまり食指が向かないのだが,出張なのだから仕方がない.

旅行会社の手配が強行軍な上にホテルも用務地から離れているので,がっかり感漂っていたのだが,これも出張なのだから仕方がない,と悲しく思っていたら,落ち合った世話役のHさんも「旅行会社に任せてたらこんなことになっちゃって」と不満たらたらだった.何ですと~!!Hさんの指定だからと涙を飲んだと言うのに!!やっぱり自分で手配するんだった!!

私はもっぱらANAなのだが,おかげでユナイテッド航空である.ユナイテッド,安いみたいね.ただ,成田-サンフランシスコ便がサンフランシスコ-サンディエゴ便より狭いような気がするのはどういうわけか.そうそう,成田-サンフランシスコ便で隣の人がアイスティを頼んでいたのだが,氷をガッと入れたカップ(日本の紙コップみたいに高くなくて背が低くて開口部が広かった)に暖かい紅茶を注がれ,「Maybe, ice tea」と渡されていたのには笑った.maybeだぜ.おおざっぱな.

入国で靴を脱がされるのにはびっくりした.

んで,ホテル.

ちょっと~,ホテルっちゅうよりモーテルやん.というか,モーテルだと思った途端,『サイコ』を思い出している辺り,私のアメリカ感はひどく歪んでいる.

ロビーで「予約あるんすけど~」と言った途端,「違う人が来た~」とか言われて調べたり何だりされて,初っぱなからガックリ来たんだが,コレは最初「Mr」で手配していた旅行会社のせいだと私は信じて疑っていない.電話だけでやりとりするとコレだからもう.

タクシー待たせてんだけどな~.

まあ,なんかどうにかなったみたいで,用務地に行き,用務をすます.

サンディエゴはメキシコ国境や,もう夏や,乾燥しとるぞ,暑いぞ,と脅されていた.確かに,空は抜けるほど青く,日本の,と言うより富山の気候とはまったく違う.生えてる物が違うよ,だいたい.ただ,そんなに暑くはなく,乾燥もひどいものではなかった.それだけはありがたかった.すごい勢いで肌が荒れるので.私はジメジメしたところでしか生きられないのである(カビかお前は).ただ,洗濯物が乾かないのは参った.

帰ってホテルの部屋に行ってみて,またガックシ来たのは,バスタブが無かったことである.ホテルは朝晩風呂に浸かりっぱなしになるのが常だというのに.バーデンバーデン行ったときもバスタブがないのはよろしくないなあと思ったところだったのに.

ただ,ベッドだけは広かった.横の方がでかかった.……てか,これはダブルベッドではないのか?

近くにセブンイレブンがあったのだが,ガソリンを売っていたことにびっくりした.

1日目はさすがにメシを食いに行く元気がなく,いつも海外旅行に行くときの必殺非常食カロリーメイトを摂取して速やかに寝た.

2日目,Hさんに「おごってやるよ,何食いたい?」と言われ,「野菜」と答えたら絶句された.え,だって,朝から野菜食ってないんだよ.安宿ホテルの朝食はパンと飲み物だけでおかずという物がないし,昼に行ったスタバは遠目にサンドイッチだとばかり思っていた物が近くまで行ったら菓子パンでがっくりしてたし.それで,結局行ったのは,5th Ave.のSTRIP CLUBとかいう焼き肉屋……と言うと語弊があるな,ステーキ屋だったのだが,生肉をごろんと渡されて鉄板のところに行って焼くのである.連れがぼーぼー盛大に火を出してあぶってたので,どう考えても中 生だろと思っていたら,本当に生で,焼き直していた.ステーキの他に頼んだサラダは,でっかいグラスの中に細切れの野菜にドレッシング絡ませた物の上に刺身の角切り(としか表現しようがない)が乗っかっていて,なかなかおいしかった.そっか~,ここ港だものなあ.

3日目は,Sevillaというスペイン料理屋に行った.コレは,Hさんが仕事中にヤケに話しかけていた現地の女の子(スタイル抜群の別嬪さんである)が教えてくれた所で,これも5th Ave.にあったんだと思うのだが,道がふさがっていて迂回したためよく分からなくなってしまった.給仕の人が最初にやってきて,「私はリサ.ここのテーブルの担当よ」と言ったのだが,なんかおすすめを早口で述べ――というか押しつけ,オーダーをしているHさんと話がかみ合っていない.仕事で知り合ったNさんが,「リサさん,話聞いてくれよ」とボソッと言っていた.ただ,料理はとてもおいしかった.そして私はHさんに「野菜食ったか?」と確認された.食べました.シーザーサラダ,ひとりで食べたいくらいだったけど,もう,おなかいっぱいです.(でも,デザートは食う)

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2008年6月20日

USS Midway

ミッドウェイである.ミッドウェイ級航空母艦のネームシップである.第二次世界大戦後に就役しているので,かのミッドウェイ海戦とは直接は関係がない.

今は退役して(戦艦って往々にして人扱いなのが面白い),サンディエゴに係留され,博物館になっている.

入館料は17ドルでオーディオガイド料も込みである.オーディオガイドは日本語の物もあるらしいが,なぜか訊かれもせずに英語版を渡されてしまったので,日本語版の出来がどうだかは不明.面白かったのは,退役軍人料(10ドル)があったことと,現役軍人は無料であったことだ.

「見学に1.5時間から3時間を費やすことを推奨します」とのこと.17時で閉館なので早めに行こう.

最初に記念撮影をされるのだが,気づかずにスルーしてオーディオガイドの機械を受け取って順路通りに進む.狭いところをグルグル上行ったり下行ったりしたのだが,艦の中ってのは,いろんな施設が詰め込まれているもんだなあと感心した.この中で長期間すごさなけりゃいけないんだから当たり前なんだが.階級ごとに明確に待遇差があって,分かってはいたが,こう明示されると何とも言えんなあと思った.

ミッドウェーは長い間横須賀に居たそうで,外務大臣などから感謝状が贈られていたのだが,「アメリカ合衆国海軍 航空母艦ミッドウェー」宛だったのが面白かった.やっぱり,艦は人扱い.

航空母艦の博物館だけあって,いろんな戦闘機が展示してあった.私,知らなかったんだけど,戦闘機の翼って畳めるんだね.

日本にいたことを記念して来賓用の食堂は日本風です.という説明があったんだけど,そうかあ?彼らにとって日本風とはでっかい金色扇のことなのか?リエージュ行ったときも日本は扇だったよ.何故だ.私はなんとなくこういう扇を見ると中国な気がするんだけど,それもまた偏見なのだろう.

むしろ,床屋の隣にあった何だかよく分からない引き戸に日本を感じた.

深い穴がガラス越しに見える.

ミサイルのエレベーターである.こういうとこは戦艦だよなあ.

ミッドウェー海戦の戦績も展示してあったんだけど,説明書きに中島のE7K1がDaveって書いてあったけど,E7K1は川西の九四水偵で,米側のコードネームはAlfです.コードネームDaveは中島のE8N1 九五水偵.三菱のA6M2のコードネームZeroも書いてありました.(このコードネームからゼロ戦という呼称が一般化したのだと聞いた)

見ていて思ったのは,どうも第2次世界大戦というものはまだまだ遠くはないようだということだ.敵国日本の人間であるので,なんとなく微妙だった.いや,もちろん,気を使ってあるんだよ,展示は.ただ,アメリカと日本が戦ったというのは厳然たる事実だなあと思ったのだ.これねえ,現地で一緒に仕事してた人に「ミッドウェー見てきました」と言ったら,「どうでした?日本人いっぱい殺したって書いてありました?」と言われて,やっぱり微妙だなあと思った.

さて,もうひとつなんとなく心がシンとした物.

誰もいない食卓に一輪のバラ.

これにはThe POW/MIA TABLEという説明が付いていた.我が国のために戦い,もはや我らと共には在らぬ者のためのセッティングなのだそうだ.説明を引用する.

The table is small to symbolize the frailty of one prisoner against his oppressors.

The table cloth is white to symbolizie the purity of intentions to heed their country's call to arms.

The single rose in the vase reminds us of the families and loved ones of our comrades-in-arms' return.

The red ribbon attests to the unyielding determination of thousands who demand a proper accounting of our missing

The lemon slice upon the bread plate reminds us of their bitter fate.

The salt upon the bread plate is symbolic of their families' tears as they wait.

The glass inverted as they cannot toast with us tonight.

The seat is empty for those who are not here.

Remember.

んで,これ,ふと外見たときに飛び込んできたもんなのだが,分かるだろうか.水兵とたぶんその恋人が抱き合っている巨大な像(周りの木とサイズを比べられたい).これ見た途端,「このメリケン人!!」と思ったのは私だけだろうか.(笑)

甲板へ.

広かった.当たり前だが.

ここには大戦機からの歴代の戦闘機が並んでいた.いっこいっこ説明書きがあったのだが,もはや閉館時刻が迫っていて(14時半から行ったんだが),駆け抜けるしかなかった.疲れてたし.

本当は上司に「シーワールド見てこい」と言われていたんだが,とてもそんな元気はない.サンディエゴではこんな三輪車(輪タク?)が街をたくさん走っていたのだが,物凄く乗せてほしかった.

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Take Me Out To The Ball Game

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サンディエゴにはサンディエゴ・パドレスというチームがあるらしい.

調べてみたら,ちょうどいいことに20日にホームで試合である.せっかくだから大リーグ見ていくか(ずっと座ってられるし)と思い,現地で知り合ったNさん(注・日本人である)と見に行った.

Nさんはスポーツ観戦大好き人間であるのだが,パドレス日本人いないしなーと言ったそばから,買ったパンフレット表紙に井口の写真があるという,大いなるヌケっぷりを披露していた.

席を探している途中で(全席指定だった)みんなが起立したので,うわ,やべぇ,と立ち止まる.

「まだ上ですよ?」

とNさん.

「国歌始まる,たぶん」

途端にNさんも立ち止まり,直立不動.

どうもアメリカで国歌とか星条旗を侮辱したら袋叩きに遭いそうと思っているのだが,この思い込みは正しいか?

聴いてて思ったんだが,あの『星条旗』ってのは思い入れたっぷり・情感たっぷりに歌い上げるのがよく似合うじゃん.こればかりは羨ましい.こうやって国家に対する忠誠というのを築き上げるのだろうなあ.これね,決して「政府」に対する忠誠じゃないと思う.もっと根源のレベルでの国への忠誠なのだろう.

さて,国歌も終わったし,と再び歩き出し,席をみつけて落ち着く.

Nさんが,

「やった,今日,先発マダクスだ」

誰ですかそりゃ.

「精密機械って呼ばれるほどコントロールのいいピッチャーで」

ほう.

「俺,高校の頃大リーグ見だして,そんときのアトランタブレーブスっていうチームが好きだったんだけど,その4本柱のうちのひとり」

ほう.

「マダクスの試合,見られるなんてツイとるわ~」

そりゃあ良かった.

試合始まった後も,N氏が勝手に「マダクス,淡々と投げるからプロフェッサーとも呼ばれてる」とか「あの人,あれで42才なんだ」とか,「敬遠!マダクスらしい.普通大リーグって言うと三振取ってなんぼって人が多いんだけど,ああやって平気で敬遠できる人なんですよ」と解説してくれるので,なんだか自分もマダクス頑張れという気になってくる.

攻撃の時はだいたいクリーンナップが出てくると拍手が沸くんだが,打率が低い選手の時はそんなに盛り上がらない.でも,なぜか投手で9番のマダクスの時には拍手が起きる.

「投手なのになんでですかねえ」

「マダクスは別格ですよ.歴史に残る名選手なんですから!!」

え,そなの?私,実は凄い人を今見てるんですか?

ホームチームとアウェイチームで全然扱い違うのも笑ったなあ.応援団なんて物は無いんだが,みんなしてパドレスばっか応援していて,自分も大リーグ興味ない癖ににわかパドレスファンに成り果て,しまいにゃ「Let's Go Padres!」と一緒になって叫んでいる始末だ.

しかし,一つだけ言わせてくれ.

「あの~……パドレスのマスコット,可愛くないんですけど」

Nさん,それを聞いた途端,大いにウケた後,

「しょうがないですよ,“神父さん”なんてチーム名なんだから」

と同意してくれた.

試合の方は,試合開始後2球目でいきなりマダクスがホームラン打たれてビックリしたけど,その後は淡々と進み,7回までで2対1でパドレスリード.球速がレフト背後の客席前電光掲示板に出てるんだけど,そんなに速度はないのね.なのに,ちゃんとアウト取るもんなあ.ちなみに,三振を取ると『BITE THE DUST』が掛かっていた.

さて,7回表終わるとみんなで立ち上がりだす.ピンと来た.

試合前,私は大リーグ見たことがあるという人に「大リーグっていうとみんなで歌うたうイメージがあるんですけどねぇ」と言って,その人に「そう?あんまり覚えない」と言われてがっかりしてたんだけど,やっぱり在るじゃないか,『Take Me Out the Ball Game』!

Nさんが歌詞調べなきゃと試合前に言ってたんだけど,何のことはない,電光掲示板に出てました.

そして,なぜ大リーグ見ない癖に私がこの歌を知っているかと言えば,映画のせいである.ジーン・ケリーとフランク・シナトラの出ていた.(お前の歳はいくつなんだ)

ここでマダクスは交替したんだが,代わりに出てきた人がNさん曰く「あれ,ピッチャーじゃないだろう.どう考えてもファーストとかだろー」という,ずいぶんでっかい人で,よりによって1点取られたせいでマダクスは勝利投手じゃなくなってしまった.挙げ句に8回裏に大量得点したのが,また何とも言えない.

これで試合は決し,パドレスが勝って終わりました.

攻守交代なんかでも掲示板見ていると観客を飽きさせない趣向があって,一種の躁状態になってるので,みんなノリが異様にいいのも笑った.カップにボールを入れて何度か動かして,最後に何番に入っているでしょう?というたわいのないアニメが流れたときも,「2番です」って出た途端,「Oh!」とかいうどよめきが起きていて,Nさんが「こんなんでこんなに盛り上がれるってすげえなあ」と感想を漏らしていた.あはは,確かに.あと,観客二人をいきなり引っ張ってきて,「ではこの二人に踊ってもらいましょう.勝者は景品を勝ち取ります.では音楽スタート!」とかアナウンサー?が言って,踊り出した男の人のノリノリなこと.全然音楽と合ってないけどな.しかし,あまりのノリノリっぷりに観客みんなが男の人を支持して,景品を勝ち取っていた.

かくのごとくの次第でたいへん楽しかった.これ,子供が来て観たら,やっぱ繰り返し繰り返し来たくなるよなあ.こうやって野球好きが増えるのか.

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2008年6月21日

サンフランシスコ空港にて

帰りは何でか知らんがよりによって朝の6時の飛行機で,おかげで4時起きである.

サンディエゴ-サンフランシスコのフライト中は大丈夫だったが,着陸した後,ターミナルに行くまで(英語だとtaxiと言う.豆知識)でいきなり酔い,吐いていた.

と言ったら,友人に「ほんと,もう,どうしようもねえなあ」と言われた.いや,ほんともうどうしようもないんです.乗り物にはたいていの場合酔うように出来てるんです.海外旅行なんつったら気分は命懸けよ?

そいでサンフランシスコ空港でザーッと血の気が引いた顔で椅子に座って居るんだが,連れのHさんはつれなくも「クラムチャウダー有名なんだよ.僕,クラムチャウダー食べてくる」と行ってしまった.素晴らしい人だ.

しばらく座っていたら復帰したような気がしたので,「ええい,俺だってクラムチャウダー食べたいわ!!」と近くのお店に入って頼んでみる.カップとボウルとどっちにする?と言われたが,さすがに量は食べられそうになかったのでカップを頼んだ.写真小さく見えるけど,けっこう大きい.このスプーン,カレー食べるようなスプーンだったからね.それで,クラッカーと書いた袋が添えられていたので一袋ぶち込んでみたら,量が多くてもはやクラムチャウダーなんだか何なんだかよく分からない物になってしまったが,クラムチャウダーです.

しょっぱかったけど,おいしかったよ.

あと,Hさんがチョコレートがおいしいんだと言い張るので,おみやげに買って帰った.

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2008年6月29日

「SRW」更新

SRW」『己の傷の下に恢復せよ』第一〇章つづき.せめて1ヶ月に1回は更新しようかと思って.

しかし,決め台詞をこんなアホな場面で使っていいのか.

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