ジプシー・キングス(ジプシー・キングス)

「ジプシーキングス」の名を聞いたのは友人NKの口からである.当時中学生だったのだが,鬼平犯科帳のEDテーマに惹かれた彼女はCDを買い,私にも聞かせたのであった.

しばらくは忘れ去っていたのであったが,先ごろ,院試前のナーバスな時期にO氏としゃべっていて突如,鬼平犯科帳の話になり,無性に聴きたくてしょうがなくなった.次の日衝動買いしたのがこれである.

衝動買いの割には他の曲もよく,お気に入りの1枚である.ラテンの曲は聴くたびに「ああ,夏だなあ」と思うのだが,このCDはときおり「冬」を思い起こさせることもある.

一番好きなのはやっぱり,『INSPERATION』.アコギの哀愁漂うメロディがなんともいえない,インストゥルメンタルである.これを『鬼平犯科帳』のEDに使おうと思った人が偉いよなあと聴くたびに思う.そして,聴くたびに思い浮かべるのは,隅田川(なのか?)をそっとすべりゆく小船である.

そんなわけで,ジプシーキングス=インストゥルメンタルというイメージが出来上がっていたのだが,あるんだね,ボーカル.『BAMBOLEO』はこないだカラオケに入っているのを見つけ,思わずがなりたててきてしまった.

『BEM, BEM, MARIA』や『DJOBI DJOBA』も耳に残る.これは,こう,シャカシャカいってるベースラインやらパーカッションやらと歯切れのいい歌詞のせいだろう.そんななか,比較的静かに聴かせる曲の『UN AMOR』も気に入っている.

ジプシー・キングス

日時: 1998年5月13日 | 感想 > 音楽 |

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