前々から「紅茶とかお茶とかコーヒーのカンカンはスチールが多いなぁ」とは思っていたのだ.ところが,最近,烏龍茶がアルミのカンカンに入っていた.
私はてっきり,「アルミだとお茶の成分が侵食するのかなぁ」などと思っていたので,これで分からなくなってしまった.よくよく考えてみれば,アルミニウムというのは作り方を考え出すのに賞金が懸かったほど分離が大変な金属で,お茶ごときに侵食されるわけがない.(たぶん)
なら,なぜお茶系統の飲み物はスチール缶に入っているんだろう?
学祭の喧燥も建物の奥の奥,われらがN研究室まで来るとまったく届かない.まったくもって静かなもんである.
この時期に学祭と言うと「はやいねぇ」と言われるんだが,ここ北海道で秋に学祭をするのはあまり現実的でない.誰が寒い中,出店などしたいものか.この時期でさえ寒いというのに.
さて,毎年のごとく,学祭は天気が良くない.この時期に雨が降るということ=寒いということである.実際,札幌の最高気温は11.9度.夜になると研究室ではストーブをつけていた.外で出店をしてる連中においてはなにをかいわん,である.
学祭は我々の生活にはほとんど影響を及ぼさないが,便利なこともある.この時期だけ午後10時という門限がなくなることと,学外に出なくても食事を調達できることである.
まあ,たこ焼・お好み焼き等に食べ飽きず少々高いことに文句を言わなければだが.
唐突だが,ドラクエやっている.SFCに焼き直したやつ.操作性のよさと,数々の悲劇を生んだ「復活の呪文」が「冒険の書」になっていることに感慨を覚える.
だってなぁ,メニュー開いて「かいだん」だの「とびら」だのしないといけないし,キャラクターが横向かないから「はなす」→「きた」とかしなきゃ話せなかったんだぜ? この進歩は感動もんである.
初代ドラクエは実は最初にさわったコンピューターRPGなのだが,クリアしたのはずいぶんと後になってからだ.有り体に言えば大学に入ってから.だから,実は数年前だ.ゆえに,けっこう記憶は鮮明なのだ.
いや,それは正しくない.ドラクエというとやっぱり,もっとずっと以前の初めてやったときを思い出す.よく晴れた日だった.私はもう,サルのようにこのゲームをやっていたものだ.友人の家で.
だから,ドラクエにはある種のノスタルジィがあるんだなぁ.今やってると,「ああ,世界は狭かった」と思うんだけど.
で,ファンタジーといわれる世界のモンスターで一番好きなのはドラゴンなのだが,ドラクエのドラゴンは好きだ.地べた這ってるノーマルな奴ね.
で,そいつに出会って,「いやぁ懐かしいなぁ」などとしげしげと眺めてたのだが,ふと,餃子に似てると気付いた.あの体つきといい,背中といい,なんておいしそうなんだろう.生協に緑色の餃子があったし.
さて,このドラクエ,若干,調整されているような気がする.LV上げにあまり苦労しなかったし,金にもあまり困らなかった.ただ,必ず一度は死霊の騎士に殺されるんだよなぁ.
疑問がいくつか.「戦士の指輪」と「龍の鱗」にはなんか効果があるのか.(たぶん,なかったと思うが)それから,「呪いの腕輪」がなぜか見つかりません.むぅ.
さてと,竜王の城に突入するか.
ドラゴンクエスト1・2
食堂にいったらタコス屋がいた.
タコス屋のあんちゃんはマスクをしていた.
価格表のところに「スマイル0円」とあった.
あんちゃんに「スマイル」くださいと言ったらどうやって笑ってくれただろう?
事の発端は「NIKE JAPAN CM事件」として知られている.(嘘です)
要は「ロナウド初めとするサッカー選手が怒られながら空港でサッカーボールを蹴りまくり,最後のシュートを外す」というNIKE JAPANのCMに使われているBGMは何かというものである.
いやに聞き覚えのあるこのBGMが気になって気になってしかたがなくなった筆者は友達に訊きまくり,インターネット上をさまよい,ある有力情報を得る.
この曲はSERIGIO MENDES(セルジオ・メンデス)の「MAIS QUE NADA(マシ・ケ・ナダ)」というボサ・ノヴァのスタンダード・ナンバーである,と.けれど,たくさんアレンジがあるうちのどれかは分からない,と.
そういえばその曲名に聞き覚えがある.
レンタルCD店にてCDを借りて訊いたところ,インストゥルメンタルのものしか見つからなかったものの,まず,その曲に間違いない.
これが5月のことである.
さて,6月に生協でCDの割引があることを知った筆者はその期間が来るのをじっと待ち,セールが始まった日にノコノコと店舗に向かった.店頭を探してみたが品揃えがそんなにない店舗ゆえ,案の定,取り寄せになった.
取り寄せには当然,そのCDがなんだか分かってなければならない.CD総覧があったので,そこでSERGIO MENDESを調べようとしたところ,ふとCM曲の情報が載っている物を見つけた.
そこで,それを使って,あっちをひっくり返しこっちをひっくり返しして見つけた曲名のところにはMAIS QUE NADAはMAIS QUE NADAなんだが,アーティストには「タンバ・トリオ」という文字がある.なんすか,それ?
でも,なんかCDの品番あるしなぁ・・・
さて,その表にはアルバム名が書いてなかったので,それを調べようと違うページを見るのだが,これが見つからない.店のっさん(=店の人のこと.富山弁である)に訊いても分からない.にゃんにゃんにゃにゃん,と泣いてばかりいるわけにもいかないので,ともかく品番だけ書いて取り寄せを頼む.不安だったが.
1週間後,CDがやってくる.たしかに「MAIS QUE NADA」とTAMBA TRIOの文字がある.しかし,これがNIKEのCMのものとは分からない.
研究室に持って返ったものの早く確かめたくて仕方がなく,まわりの目もはばからず,パソコンのCDドライブに放り込む.
流れ出したリズムのテンポが心なしか速いような気がして恐ろしくなる.
だが,歌が流れ出したとたん,間違いなかったのが分かった.
かくして一つの探索が終わった.
ノヴァボサ:レッド・ホット・オン・ヴァーヴ