NIKEのCMの『MAIS QUE NADA』はSERIGIO MENDESじゃなかったんだーーーーー!!

事の発端は「NIKE JAPAN CM事件」として知られている.(嘘です)

要は「ロナウド初めとするサッカー選手が怒られながら空港でサッカーボールを蹴りまくり,最後のシュートを外す」というNIKE JAPANのCMに使われているBGMは何かというものである.

いやに聞き覚えのあるこのBGMが気になって気になってしかたがなくなった筆者は友達に訊きまくり,インターネット上をさまよい,ある有力情報を得る.

この曲はSERIGIO MENDES(セルジオ・メンデス)の「MAIS QUE NADA(マシ・ケ・ナダ)」というボサ・ノヴァのスタンダード・ナンバーである,と.けれど,たくさんアレンジがあるうちのどれかは分からない,と.

そういえばその曲名に聞き覚えがある.

レンタルCD店にてCDを借りて訊いたところ,インストゥルメンタルのものしか見つからなかったものの,まず,その曲に間違いない.

これが5月のことである.

さて,6月に生協でCDの割引があることを知った筆者はその期間が来るのをじっと待ち,セールが始まった日にノコノコと店舗に向かった.店頭を探してみたが品揃えがそんなにない店舗ゆえ,案の定,取り寄せになった.

取り寄せには当然,そのCDがなんだか分かってなければならない.CD総覧があったので,そこでSERGIO MENDESを調べようとしたところ,ふとCM曲の情報が載っている物を見つけた.

そこで,それを使って,あっちをひっくり返しこっちをひっくり返しして見つけた曲名のところにはMAIS QUE NADAはMAIS QUE NADAなんだが,アーティストには「タンバ・トリオ」という文字がある.なんすか,それ?

でも,なんかCDの品番あるしなぁ・・・

さて,その表にはアルバム名が書いてなかったので,それを調べようと違うページを見るのだが,これが見つからない.店のっさん(=店の人のこと.富山弁である)に訊いても分からない.にゃんにゃんにゃにゃん,と泣いてばかりいるわけにもいかないので,ともかく品番だけ書いて取り寄せを頼む.不安だったが.

1週間後,CDがやってくる.たしかに「MAIS QUE NADA」とTAMBA TRIOの文字がある.しかし,これがNIKEのCMのものとは分からない.

研究室に持って返ったものの早く確かめたくて仕方がなく,まわりの目もはばからず,パソコンのCDドライブに放り込む.

流れ出したリズムのテンポが心なしか速いような気がして恐ろしくなる.

だが,歌が流れ出したとたん,間違いなかったのが分かった.

かくして一つの探索が終わった.

ノヴァボサ:レッド・ホット・オン・ヴァーヴ

日時: 1998年6月29日 | 感想 > 音楽 |

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