2週間ぐらい前だったろうか.朝,ピンポンピンポンとうるさく音が鳴ったが,眠かったので無視した.そうしたら,ガス屋の点検だったらしい.新聞受けに気づかない間に「それより前に来て,次回いつくる」という紙も入っていた.その日時,いないまま放っておいて,3回目の訪問だったらしい.しかし,今度は次にいつ来るか分からない.
しばらく経って,帰ってみたらガス屋が来ていたらしい.また紙が入っていた.次回3/1にくる,と書いてある.やべー,もう来ないかと思っていたんだが.いや,台所と風呂場はどうにかなる(頑張れば).しか~し! 一番奥にあるガスストーブを点検すると言い出したらどうすればいいんだ!!そもそも,ガスストーブのあたりはダンボール置き場と化している(私はストーブを使っていない).まずい.非常にまずい.
私は部屋を片づけ出した.リアバのポスターに描かれたギースがガス屋を威圧すると困る.これもはずした.いろいろやったが,完全に片付かないうちに私は力尽きた.
「もういいや……」
さて,2/28.私はいろいろ作業をしていて,夜中をまわってしまった.次の日.「ん~,なんか音が鳴ってるな~.いいや,眠いし」
ガス屋だった.
ガス屋はまたお知らせの紙を残して去っていった.以来,何の音沙汰も無い.私はどうなるんだろう?(笑)
2月~3月にかけて私は極貧状態にあった.その私に朗報! 入試バイトがあるというのだ.曰く,「この辺から女の子2人ぐらい欲しいんだけど」とのこと.「この辺」というのは旧教養の建物に部屋がある物理学科研究室のことである.で,だ.女が2人しかいないんだな,これが.必然的に職にありつけたことになる.
それはいいんだが,バイト内容,それが問題.「接待」だというんだ.
まじかよ~.なんで入試に接待がいるんだよ~.どんな偉い先生がくるんだよ~.とうめく私に向かって同僚K氏が一言.
「いつもやってるとおり,『おら,自分で入れろ』って言えばいいんじゃない?」
おい,いつも,んなこと言ってねぇじゃねぇか.それどころか紅茶入れてやってるだろうが!
しかし,だ.内容は本当にその通りだったのだ.当日,我が研究室から総勢7名がバイトに出る.学生と分からないような服装をと言われ,みなスーツ姿である.もちろん私も.
で,やったことはと言えば,試験官の控え室にお湯の入ったポットを配置し,お菓子の載ったお盆を適度に置き,紙コップ・ティーパック等を用意するだけ.はっきり言って,お湯の入ったポットを持ち歩くだけの力仕事である.しかも,試験官の控え室なのだから当然,試験中は誰もいなくなる.
結局,私自身が一番飲み食いしていた上,あんまり暇なもんだから本を読み出す始末.
これで1万5000円だもんなぁ.おいしすぎる.ごちそうさまでした.
懺悔:試験中だというのに,廊下を口笛吹ながら通りすぎたのは私です.でかい声で笑い転げていたのも私です.ゴメンナサイ.