モース警部布教失敗

兄にモースに親しんでもらうべく『ウッドストック行最終バス』を薦めてみた.

――最初で挫折したそうな.

どうも「いかにも訳文」って文章が辛かったらしい.

うーん,分かるんだよね.僕も最初読んだ『オックスフォード運河の殺人』はちょい鼻についたから.

考えてみるとなんでモースを気に入ったんだか分からない.だって,ドラマはどちらかと言うと地味目だしね.TVの第1作はよく考えたら犯人を捕まえたのって偶然だし,第2作を見たときなんて,白状しちゃうと「こいつはダメ警部なんじゃねーのかー!?」と思ったもん.

それでも見つづけた私は辛抱強いのかもしれない.

……いや,たぶん,ルイスがいなかったら見てない(笑).

何がいいって,モースはケチでわがままでひどい奴なんだけど,ルイスがそれを上回るボケにしか見えなかったので,どっちもどっちだなぁと思ってたから好きだったわけだ.

だから,後のほうのシリーズになっちゃうとルイスがボケてなくてかなり残念だ.(たぶん,見方間違ってる)

まぁ,小説とは雰囲気違うんだけどね.私は小説のほうが好きだな.

日時: 2001年7月22日 | 感想 > 本 |

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