イランとジャポン(モアゼニ・アリ)

昼休みは図書館ですごすことにしている.

今日,私の目をひいた本は『イランとジャポン』という題名だった.

ちょっと手にとってパラパラとめくってみているうちに著者の姓が「モアゼニ」だということに気づいた.「おや?イランじゃ多い姓なんだろうか?」と思いながらもう一度本の表紙を確かめてみると著者として「モアゼニ・アリ」「モアゼニ純子」という名前が書いてある.

ま,待てよ,おい.モアゼニっていう姓が多かったとしても,日本人女性と結婚したモアゼニさんがそんなに多いとは思えない.

慌てて,家族の写真を,正確には娘さんの写真を探した.

見覚えがある.

名前はいったい…?

みつけた.思ったとおりだった.

私がびっくりしたわけは,この本を書いた人の娘さん(長女のほう)が小学校時代の同級生だったからだ.人の名前を忘れるのは得意な私だったが,「モアゼニ」という名前は変わっていたのでしっかりと憶えていた.それに,ずっと疑問だったのだ,この子の名前,どうしてこの漢字でこう読むのかなぁ,と.この名前の疑問もこの本で解けた.

どこにでもありそーな名前を持っている私としては,ちょっと羨ましい.

モアゼニさんの家には1度だけ遊びに行ったことがあるから,本を書いた御両親にも1度だけ会っている.実はもう一度遊びに行ったことがあるのだが,そのときは「塾に行っていていない」と言われ,それに懲りて以降はいかなかった.田舎者の私としては小学校から塾に行く東京の子供たちがどうもピンと来なかった.それに,気弱でおっとりとしたモアゼニさんと学習塾との繋がりがどうしてもピンと来なかった.

彼女,いま,どうしてるかなぁ.

日時: 2001年11月28日 | 感想 > 本 |

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