コウノトリになった王さま(ヴィルヘルム・ハウフ)

数年前ですが,母が「ムタボール」という呪文が出てくる本があったと言い出して以来,ずっと探していました.

概要は以下の通り.

「ムタボール!」という呪文を唱えると何にでもなることができる.戻るときもムタボールと唱えなければならない.その呪文を使って王子様がペリカンになったのだが,呪文を忘れてしまって人間に戻れなくなる.

「小さいときに読んだんだけど,あれはなんていう話だったかなぁ」と母があんまり言うので,ネットで検索をしてみたのだが,さっぱりみつからず,以来,いろんな人に「ムタボールっていう呪文が出てくる話知らない?」と訊いてみたが,知っている人は居なかった.

それで,私は「本じゃなくて紙芝居かなんかだったんじゃないか」と結論付けていた.

さて,2001年末のことその話題がまたひょいっと出て,母が父も巻き込んだ.「お父さん,ムタボールって知らない?」「うーん,聞いたことあるような気がするなぁ...なんかの呪文だろ?」

この瞬間,紙芝居説がぐらぐらしてきた.紙芝居のおじさんって全国を回るものなのか?(父は富山出身,母は函館出身である)

もしかして,この年代には有名な話なのか?(父と母は同じ歳)

今日,この話を思い出してはたと検索をかけてみた.

あったよ.

『コウノトリになった王さま』という題名らしい.

ペリカンじゃないじゃん.

しかも,この話,何回か新たな版が出ているようで,富山の図書館にも1980年に出た本があるようだ.そのうち覗いてみよう.

こうのとりになった王さま

日時: 2002年1月15日 | 感想 > 本 |

コメント (6)

うちの母も今全く同じ質問を....ムタボールマジックだ(笑)
検索がヒットしてよかったです??
ありがとうござぃました?

ああ,やっぱり,有名なんですかね,ムタボール.
ちなみに,私の場合は,図書館で借りてきて母に見せたところ,「こんな絵じゃなくて,お姫様が窓から外を眺めている奇麗な絵だったのに」とのたまわれました.
いや,そんな,同じ本まで探せない.

同じ本でも絵書く人変わってたりしますからねぇ...(^-^;

てかそりゃ捜せない(笑)まぢお母さんってむちゃぶり多いですょね?ホ

「懐かしい」と言って喜ぶかなあと思ったのに,トホホでした.

結局その本って自分の部屋にあったりしませんか??(笑)
あたしこなぃだも母にドラエモンの劇場版マンガが良さそうなのo(≧∀≦)oって言うむちゃぶりに答えて本屋めっちゃ捜したのに、購入して見せたら予想外?ホ?ホ
お母さん泣けなかった(*_*)とか言われて今私の部屋の片隅にあります????

自分の部屋ってのはまずありえないんですよ.
母の子供の頃の話だし,母は自分の部屋は持ってないし,それはもう何回も引っ越ししているので.

ドラえもん劇場漫画が読みたいっていうお母さんがそもそも素晴らしいと思います.(結果はともかく)

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