鳥の死骸が落ちている,という知らせを受け,現場に急行.
哀れなもので,何かに食べられてしまったのか,頭はなくなってしまっていた.脚輪をしていて,連絡先とおぼしき電話番号が記してある.レース鳩らしい.(ところで,レース鳩という単語を知らない人ばかりだったよ,私の周り)
鳥が好きな私はひとかたならぬ同情を抱き,濡れそぼる遺骸を新聞紙に載せて身柄を確保,ほんとうに電話番号なのかと半信半疑ながら留守電にメッセージを入れた.
19時ごろ,電話がかかってきた.
どうやら,新潟から2週間前に飛ばした鳩らしい.秋田に帰るはずが,どうしたことか逆方向の富山に来たのだと言う.
急に寒くなったうえに,この悪天候.傷ましい.
生きているならともかく,死んでいるのでは,とこちらで処理することになった.思わず「こちらで埋葬してよろしいですか」と訊いていた.
明日はお葬式.