レース鳩

鳥の死骸が落ちている,という知らせを受け,現場に急行.

哀れなもので,何かに食べられてしまったのか,頭はなくなってしまっていた.脚輪をしていて,連絡先とおぼしき電話番号が記してある.レース鳩らしい.(ところで,レース鳩という単語を知らない人ばかりだったよ,私の周り)

鳥が好きな私はひとかたならぬ同情を抱き,濡れそぼる遺骸を新聞紙に載せて身柄を確保,ほんとうに電話番号なのかと半信半疑ながら留守電にメッセージを入れた.

19時ごろ,電話がかかってきた.

どうやら,新潟から2週間前に飛ばした鳩らしい.秋田に帰るはずが,どうしたことか逆方向の富山に来たのだと言う.

急に寒くなったうえに,この悪天候.傷ましい.

生きているならともかく,死んでいるのでは,とこちらで処理することになった.思わず「こちらで埋葬してよろしいですか」と訊いていた.

明日はお葬式.

日時: 2002年10月28日 | 雑記 |

コメントを投稿

(空欄でもかまいません)

(メールアドレスは管理人に通知されますが,Web上には表示されません)

Powered by Movable Type