careさんにもらったメールが面白かったので,以下に転載する.
一般に,一歩外に出れば七人の敵,などと言うが,私の場合,住処の中だからと言って油断はできない.
先日ものんびりトイレで思索にふけり,用がすんでドアを開けたら,黒ずくめの男女(年の頃半年ばかりの若ねこ)に待ち伏せされていた.
やつらは巧みにカーテンの陰などに潜んでいるつもりらしいが,あいにくこちらからははみ出た尻尾で丸わかりだ.
近寄りざまにカーテンをはねのけ硬直している相手にニヤリと笑いかけると,そいつは「なんですか,私はただの通行人ですよ」としらばくれ毛づくろいしながら誤魔化してきた.
平静を装っているが肉球にはひや汗をかいていることだろう.
これは大したこともないやつとふんでほうっておいて歩き出す.
が,これが命とりだった.
いきなり背中に衝撃を食らう.
こちらの油断をみすましてかけより,背後から撃ってきたのだ.
小粒ながら数発の弾丸(爪)が肉にくいこんだ.
「いてーーー!」
悶え苦しむ私の肩にのしかかって
「うにゃーん」
と勝ち誇りやがった.
幸いやつの獲物が空気銃程度だったので命に別状無かったが,頻繁に撃たれてはたまったもんじゃない.
これからは夏場も防弾チョッキはかかせない生活になりそうだ.
「(猫用)防弾チョッキ」ってなんだろうなー.と素朴な疑問.