銀河鉄道物語(松本零士:原作)

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銀河鉄道物語と私

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数年ぐらい前から,松本零士氏原作のアニメが新しく制作されるようになったようで,私も幼い頃『999』だの『ヤマト』だのを見て育った世代だから,レンタルビデオ店に行くたびに増えていく作品群に興味を引かれていた.

それで,ある時手を出したのが『クイーンエメラルダス』.しかし,どうも首をひねってしまって,見るのをやめてしまった.と言うのは,「夢をあきらめない!」と叫んで気合い入れたらどうにかなってしまうという展開について行けなかったからだ.

関係ないが,以前ジャンプで連載していた『遊戯王』でも似たような感想を抱いたものだ.つまり,友情を信じてカード引いたら来て欲しいカードが来る,という展開がだ.思えば,純粋でなくなったものよのう.

それで,この『銀河鉄道物語』が並ぶようになったときも,すぐには手を出さなかったのだ.ただ,やはり,最近のアニメって絵が綺麗でしょう.やっぱり,見てみたいわけですね.で,行くたびにパッケージの紹介文を見て,「見てみたいな~,見てみたいな~」と眺めていた.特に,『記憶の回廊』の紹介文が気になってて,「あー,ブルースってこの金髪の人かな~,悪人面だな~,何か気になるな~」と.

それで,2005年のゴールデンウィークに帰省したときに,「やることがなくて暇」だったのと,「富山にはアニメビデオのレンタルがこれでもかというぐらい安い店がある」という条件が揃ったので,1巻だけ借りてきてみた.

そうしたら,良かったんですよ,コレが.人生時に手厳しいんだけど,真っ直ぐ前を向いてある行こうとするという感じがあってね.それで,もう,次が見たくて見たくて仕方がなくて,次にレンタルするときは4本一度に借りて,それも一気に見て,さらにさらに続きが見たいのに,夜中だったから借りにいけなくて,次に言ったら続きが借りられてて呻いた,呻いた.

主人公は,SDFという職に憧れる少年――いや,20歳だから青年か.父も兄も殉職している.その意志を継いで自分も入隊,と紹介してあったわけなんですが,ここで,私はえらい勘違いをしたんです.ちゅうのはですね,第1巻のパッケージがこのお父さんの「有紀渉」という人の全身なんですが,これを見て,私は「車掌さんだ」と思ったんです.だって,『999』の車掌さんの制服にしか見えなかったんだもん(ちなみに,私は『999』では車掌さんが一番好きだ).それで,「車掌さんて花形の職業なのね~.死亡率高いのか,危険だなあ.まあ,宇宙なんぞ走るんだから,乗客守るのが大変なんだろう」と.だから,私は,SDFってのは車掌さん集団だと思ったんですよ.何人か紹介されている仲間ってのも,同じ路線でローテ組んでる人なんだと思ってたんです.交代の駅で敬礼して交代する,ちゅうのを想像していたわけです.そうしたら――(以下,↓の第1話感想に続く)

各話感想

第1話 旅立ち

(上記からの続き)

「汽車から砲台が~!」「汽車から戦闘機が~!!」

いや,もう,びっくりしました.SDFってのは Space Defense Forces の略だったんですね.そりゃ殉職するわ.

ちなみに,Defense Forcesってのは,自衛隊の英語名です.というか,日本の自衛隊の英語名は「Self-Defense Forces」で略称がSDFです.

この回は有紀渉氏に尽きると思います.一番好きな台詞は最後に息子たちに向ける台詞です.ああ,人が繋がっていくんだなあ,と.

それからね,護兄さんがね,最後の最後で泣くでしょう.それまで,弟がいたから泣かなかったんだろうなあ.

オープニングもエンディングも使って話が進むので,描きたいことが山ほどあるんだろうなあと思えて,それにも好感を持ちました.

第2話 時の結び目

学って,ものすごく運が悪いよなあ.ひどい話だ.それとも,彼は見届けなければ行けないのか?

護が「こんなはずじゃ......」と言うのがなあ.お話は大団円ばかりじゃない.頑張っても,どうしようもないときはやっぱりある.

第3話 運命の動輪

この回のベガ小隊をあしらうルイが大好きです.さくっと無視して,悔しそうにはしないでしょう.そこが.

ビッグワン出動の手続きがものすごく好き.バルジ隊長が「システムチェック!」で始まる,アレです.ヤマトを思い出しました.メイン回路接続,でガシャコーンと軸が合体するとこ何かや,そんなに見てられんだろがというほどたくさんある円い松本メーターなんか見ると,いかにも松本零士さんの世界だなあと,嬉しくなってしまった.ちなみに,ブルースの「システム,オールグリーン!!」という台詞が妙に力はいっていて,どうしても笑ってしまう.

学君ですが,ブルースに怒られても仕方がないと思います.だって,勝手なことするし,邪魔になるし.

ところで,突入時に車外からか車内からか閃光が出るんですが,これがなんだか分かりません.犯人の撃った銃が外れたという描写なんですか?

最後のブルースに渡される銃はやっぱり,後でキーになるんだろうな.

第4話 永遠という名の......

何か,作画が妙な回.

女の子のうわさ話に聞き耳を立てている学が可笑しい.意外だったなあ.この人,硬派じゃないんだね.

この回からデヴィッドの賭け好きが出てきますね.それに,ブルースもけっこう普通のあんちゃんだよなあ.ブリーフィング終わって出て行くときとか,現場へ向かう列車でルイと学のやりとり聞いて笑うところとか.

バルジ隊長がレイラ総司令に通信しているけど,レイラってどういうときに出てくる人なんだろう?どういうときに隊員は連絡するんだろう?藤堂局長はいいの?あ,こういうわけわからん現象/路線のときは総司令に訊け!ってことになってるのかな.バルジ「局長,こんなんなってますねん,どないしまひょ?」局長「分からん,分からん.わし,まともな現実しか対処できんねん.わけ分からんことは全部総司令行きや」てな感じで.

「こんな冷たい手で兄さんを抱くの?」って,すっごく,グサッと来る台詞だよなあ.これ聞いたとき,うわ,ひどいこと言うヤツだって思ったもん.

カレンさん,列車に乗って行っちゃうけど,どこ行っちゃったんだろう?だって,あの駅で降りるつもりだったんでしょ?幸せよ,と言いながら,やっぱり未練が残っちゃったのだろうか.

第5話 ビッグワン強奪

名前が分からないけど,スピカ小隊の戦闘機乗りが学に賛成してくれるじゃないですか.あれが意外であると同時に何か嬉しかったです.

デヴィッドが手錠(?)を無理矢理外すとこ見て,「え,これ,外せるの?ダメじゃん」と思ったのは私だけですか?

ブルースが命令通り橋を破壊するけど,このとき,胸中に流れた物はなんだったんだろう.デヴィッドを見捨てるってことじゃないですか.付き合いは長そうだったし,胸中穏やかじゃなかったと思うんだよね.

それでね,命令違反した学は結果的にお手柄だったわけなんだけど,それで万歳,で終わらないのがいいなあと思ったわけですよ.仕事で動きたい,人を助けたい,SDFの任務は立派な物だ,で突き進んできたつもりだったのに,私怨を突きつけられたとき,私的に動こうとしてしまう自分がいることに初めて気づいたんだろうなあ.そして,それじゃダメなんだということも.

第6話 闇の慟哭
第7話 闇の慟哭(後編)

前後編です.

心情は分かるんだけど,どうも唸ってしまう.

いや,以前,病院に関わっていたことがあるんだけどね.やっぱり,金のない人には高額の治療はできないわけよ.だってさ,高額なだけの理由はあるわけで,いくら医者は金持ちなんだと言われても,高い最新設備や高い治療薬をまかなう事ってできないわけで.1人のお医者さんに対して貧しい患者は何人もいるわけで.

「金持ちだけを治すのか!!」って憤って叫ぶ方はいいけれど,叫ばれた方だって遺憾ともしがたい.

どこかで何かをあきらめなければいけない事ってあるんじゃないだろうか.それは財力だったり,体力だったり,運だったりするけれど.

まあ,そんなことを思い出しました.

第8話 残照

実は,学にすごく好感を持ったのはこの話です.

さんざんぶーたれていて,決して模範的じゃないんだけどね,素直に謝るところがあるでしょう.そこが.とても.

第9話 記憶の回廊

上述の通り,『銀河鉄道物語』に興味を持ったのはこの回で,早く見たいなあと思っていて,実際,とても面白かったです.いや,ブルースって思ったよりずっと普通の人だなあ.ずっと傭兵稼業やってたんならもっとすれててもいいのに,実際のところ,普通のあんちゃんだよね.もしかすると,デヴィッドの方がよっぽど本音隠すのうまいかもよ.

「ヘイ,ムッシュー」に「マドモワゼル」で返すところで吹き出してしまった.

この回に出てくるオーウェンもいい味の人だなあ.

不思議で仕方がないのは,ただ1人の記憶を抜かれただけで,こんなに性格変るもんなのかなあってこと.だって,その前から既に愛想悪かったじゃん,ブルース.それとも,失った記憶は全てごっそり抜かれているのかな.それとも,「もしかしたらこいつなら大丈夫かも」と思ったところでどん底にたたき落とされたという意味で,一番重要な意味を持っていたのかな.

もひとつ.デヴィッドって相棒じゃないの?(笑) 一番の悪友っぽいけどなあ.きっと100万エーブル持ち逃げされたときもなんだかんだと世話を焼かされたに違いないと思ってるんだけど.

第10話 分岐点

ユキのプロ魂が見られますよ.ええ,ありゃプロ魂だろう.

話の最後,ブルースに「後悔したか?」と問いかけられて,学が「いいえ」と答えるところがとても良いです.

あの「いいえ」は,決して「必要とあれば銃爪を引くことを躊躇わない」という意味ではないと思うんですよ.そうやって,命を奪うことに正当性があると主張している(その主張を認める)ということではないと思うんですよ.

アレは,「己の決断で行ったことを他人のせいにしない」という決意を込めた「いいえ」だと思うのです.

それを受けて,ブルースが撃てない方の銃を渡してやるのも大好きですね.それは,「分かればいい」という目下に見た意味も多少はあったかもしれないけど,どちらかといえば,学の意志・決意を尊重したからだと思います.

第11話 慕情

第1話の裏でこんな話が!こういう話,好きだなあ.私のランキングの中で1,2を争っているエピソード.

何が好きかって,カタリナさんが待たなかったところ.だからといって他の誰かと,というわけでもなさそうなところ.そして,隊長が結局のところ会わなかったところ(会ってないよね?).

誰かに寄りかからずに生きていけないわけではないけれど,大事に大事に想っている事ってあるんだろうなあ.

第12話 黄昏

なんだか優しい話.この話も大好きです.恒星に飲み込まれようとしている惑星でなんでこんな豊穣な景色が?と思いながら見ていたんですが,最後に納得しました.

"執事"さんにギロリと睨まれて怯えている学が良いです.ちゅうか,いいなあ,"執事"さん.

待って待って待ち続けて,誰かに意志なり記憶なり想いなりを継いでほしかったのかなあ.

第13話 運命列車

絶望的でも,最後まで足掻いて足掻いて足掻きぬいて,という所がすごく松本零士氏的だと思う.

でも,私,諦めちゃいそうだなあ.

達観したふりをして醒めた台詞を口にすることは簡単で,「諦めない」ということはものすごく難しいことなのだ.だから,一生懸命な人は好きだけれど,見るのが辛いときもある.

第14話 絆

ルイの父上が出てくる話.

ルイがあんな様子だがら,もっとひどい人なのかと思ったけど,特にそんなことはなかった.単に,仕事を優先せざるを得ない職なだけだな.

だから,最後にルイが「申し訳ありません,大統領」(だったな?)と,本当に切実に言った場面はとても好きなんです.心情が通じたと思うのです.

もっと家に帰ってあげな.あなたの両親は立派な人だよ.

第15話 共同戦線

ジュリア率いるスピカ小隊と村瀬率いるべガ小隊の共同戦線.

あ~,もう,この人たち,強情なだけだ.互いが互いを強情に想いあってるだけだ.

話の終わりにサラッと飲みに誘う村瀬と,気負いもなく誘いを受けるジュリアに大人を感じました.こんな関係,素敵だね.

第16話 セクサロイド

おお,おなじみ,大山一族が!

ブルースが乗客に怒らないのが意外だったんですけど,この人,自分の職業というものがよく分かってる人なんですね.最初の印象に反して,普通な人だよなあ.

代わりにぶん殴ってくれる大山さんに拍手喝采でした.

第17話 鎧の女神

突然,ゴシックロマンな様相を呈する,デイビットの話です.

私,シリウス小隊で一番大人なの,デイビットのような気がしてきた.だって,クールでしょ.アイリーンを説得(?)したときも,最後の台詞も.

この二人の軌跡がまた交わることがあるのかな,と思いました.追いつ逃げつしながら二人にしか分からない縁でずっと繋がっていそうだよね.

第18話 死活

ブルースが自分の「死神」のふたつなに怯える話だと思います.

変なジンクス背負っちゃって,この人本当は,仲間と認めた人の死が恐くて恐くてたまらないんだと思うんですよ.そんなこと考えると,真面目で優しい人ですね.

最後に「ありがとう」と言うところなんかを見ると,本当に素直ないいあんちゃんですね.

第19話 静謐の刻

この話,もう,むっちゃくちゃ面白いんですけど,この話だけ観ても面白くないですよね.ここまでずっと観てきて,誰がどんな人か分かっていないと.

だいたい,最初の藤堂局長からして可笑しいでしょう?どこでどんな事件が起きようと,いつもと変わらず,かっこよく「○○小隊,出動!」って言ってるんだもん.

そして,その間に羽目を外しまくるシリウス・スピカ・べガ小隊の面々.

普段が普段だけに,壊れっぷりが可笑しいのは隊長とブルースだな.ルイとデイビットは普段からこんな感じだもんね.「混浴をしよう」が大ヒット.

こんな事ばかりやってたら,SDF,変な人集団だと誤解されますね.

第20話 選択

SPGに移籍の話が出るわけですが.

学の選択ってどうなんだんだろう.と言うか,SPGは精鋭ということにはなっているけど,SPGとSDFは役割が違うと思うんですよね.エリートコースを棒に振って仲間を取った,と観ることもできるんだけど,自分の仕事としてどちらの性質の職を選ぶのか,という選択だったように思います.

第21話 背反

この話に出てくるイワノフさんがどうも私にはよく分からない.ちっとも情報収集しているように見えない.特務情報部管理官がこんなことでいいんだろうか?

もう1つ,どうも納得いかなかったのは,コスモマトリックスがハードの改造もせずに使えたことです.いや,変だろ,ソフト的な処理だけで武装の威力がああも変わるのは.

第22話 無常の凬(かぜ)

上述の通り,紹介文を読みながら観ようか観るまいか逡巡していたもので,この話で何が起きるかってのは,知っていました.

それでも,覚悟が決まらなくて,避けて通りたい気もしたけれど,避けて通るのは申し訳ないような気がして,ちゃんと観ようと思いました.でも,観る前から想像で哀しくなり,観てからも哀しくて哀しくて仕方がなかったです.

決して一番好きな話ではないですが,一番重苦しく心にわだかまった話です.この後,最終回へ向けて怒濤の展開になるわけなんですが,何か,心がこの話に残ったままでした.

全話を通して,この話の中の「死にたくない」という台詞は最重要台詞だと思っています.というのは,私の頭の中では松本零士さんの作品の死生観がここにあると思っているからです.決して,奇麗に死んでいくことや自己犠牲なんてものは真髄じゃないと思っているんです.泥を啜ってでも,地を這ってでも生きて生きて生き抜いていくことこそが真髄だと思っているんです(その意味で,『ヤマト』は好きだけど,松本零士さんから離れているんじゃないかと思う).足掻いて足掻いて,それでも死んでしまう運命が横たわっているのなら,出てくる言葉はこの言葉だと思うのです.

ところで,この話に出てくる元気の良い看護師さん(ティナと言うらしい)にブルースが頭をなぜなぜする場面があるんだけど,「こういう関係の人ってそういや出てないなあ,これはこれでいいなあ」と思いました.

この話,第18話と比べて観るとブルースの心境の変化がよく現れている.

あ,そうそう,一言.急いでんのにイチゴ・オレなんて買ってんじゃねぇよ,ブルース!!(ちなみに,この場面のブルースはやけに優しそうな顔をしていると思う)

私は漢字フェチなので,この話の題名の「凬」という字が気に入ってます.何か,不安げな字面でね.(機種依存文字で見られない方もいらっしゃるかもしれませんが,几の中に「一」を書いて「日」です)

第23話 非情なる裁定

この話,22話から引っ張った悲しさが尾を引いていて,やっぱり哀しかった.何が哀しかったって,掛けられた隊旗からこぼれる髪です.この人,どうやって発見されたのかな.そのとき,隊長以下,どんな反応したのかな.

ルイちゃんが「私のせいで」って言うんだけど,イワノフさんのせいって思わないのがすごいなあ.(いや,私も後で気づいたんだけど)

バルジさんの回想により第3話の真実が観られます.いい"家族"だなあ.

隊長の紹介にある「実直な詐欺師」ぶりがこっそり発動してきてますよ.査問委員会から出てきて,村瀬さんに「よっ!」と声を掛けるあたりから現れてますねえ.素敵.

ところで,やっぱり,イワノフさんが分かりません.この人,コスモマトリックスの威力をこの目で見てるわけでしょう.私なら「自軍の物にしよう」とは思う.捨てちゃうってのは意味不明な反応だなあ.自軍の物にして,その手柄を自分の物にする,てんならもっと納得いったなあ.

ベガ小隊の学は壊れすぎです.でも,分かんなくなっちゃうのも解るよな.

セクサロイドであるユキちゃんがはっきりと涙を零すのがまた哀しくってさ.

「じゃ,またな」と言うディビッドもね.悲しんでいること自体よりも,,そのうちにこういう行為をしなくなるだろうなあということが.いや,いつまでも悼んでいちゃやっていけないからしょうがないんだけど.

ところで,やっと,レイラさんとシュラさんが違う人だと気づきました.

第24話 燃える銀河

かわいそうなSPG.......この話でSPGの人が「SDFとの連携ぐらい」と言ったときに,好感を持ちました.エリート意識バリバリなのかと思っていたから.

イワノフさんと藤堂さんの関係がよく分かりません.いや,だって,藤堂さんが総司令のすぐ下のNo.2だと思ってたから,なんでイワノフさんが偉そうなのかさっぱり.

アイアンベルガー到着時の歓声は一緒になって上げたかった瞬間.いいぞ,ベガ小隊!!

この話でのルイちゃんのことを考えるに,ブルースとの違いはなんなんだ,と思いました.ええ.

ビッグワンの汽笛を聞いて学が走り出す場面で,SDFの車両で汽車型なのはビッグワンだけなのかと気づきました.何か,汽車であることに違和感が無いじゃないですか,この世界.と言うより,私の中ではそれが標準.

藤堂局長がこっそりかっこよくなってきましたよ!(私,すごく好きなんだ,この人).

バルジさんがさ,決して自分勝手に出場したわけではないというところがいいな,と思ったのです.正式ではなかったかもしれないけど,ちゃんと局長の了解を得ている,というのはこういう軍事力を持つ組織には重要なことだと思うのです.

あのう,バルジさんが「お借り」した有紀隊長の制服ってどこにあったんですか?形見分けでもらってずっと自分のロッカーに入れてたんですか?

第25話 命の谺(こだま)

あの~,見終わってしばらく経ってからやっと気づいたんですが,ブルースのこともベガ小隊のこともイワノフさんのせい?

学がこの話で戦闘パート席に座ったとき,このために22話があったのかと思い,思うと同時にやっぱり哀しくなりました.

藤堂局長が「●●小隊,出場!」以外の台詞をたくさん言っていてかっこいいです.(笑)

グスタフとアイアンベルガー主砲が敵艦に効いているのが不思議でした.

第26話 遥かなる想い

アルフォート軍は謎だらけでしたね~.倒せるならさっさと倒しゃいいのに,なんて思ってしまったけど,よく考えたらフォレシスは一将軍でしかないわけで,この後こそ大変なんですよね,トゥリルは.皆と共に行っちゃって良かったんでしょうか,彼女.

それから,ブルース!お前は何者だ!!(笑)最強のハーモニカだな,アレ.

「あなたのいない未来なんていらない」というのはちょっと評価の分かれる台詞.なんとなく,「若いな~」と縁側で緑茶をすすりたくなりました.まあ,ありゃあ,単なる告白のための台詞だと思おう.

こっそり一番おいしい場面を持っていったのはディビッドだと思う.

日時: 2005年10月28日 | 感想 > 漫画/アニメ |

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