つい先日,Windowsの起動が遅くなって困っているという話を書きましたが,ダメもとでいろいろといじってみたら,治りました.
具体的な症状は,
- 起動時の「Windows」の画面が出てから「ようこそ」画面が出るまでがやたら遅くなった.
- 管理ツールのイベントビューアを見ると,イベントID 11のエラーがたくさん出ている.
- ヘルプを見ると,
- 原因
- たいていケーブルがおかしいため起きます.
- 解決策
- ケーブルを取り替えましょう.
- が,ケーブルは前から使っていた物で,起動した後はなんら問題が起きていない.
いろいろと調べてみましたところ,「Windowsでは,DMA転送でタイムアウトエラーが6回発生すると,エラーが起こったデバイスの転送モードを自動的にPIOモードに変更して戻せなくなる」という話がMicrosftのサポートにあったのですが,デバイスマネージャで調べてみても,プライマリがウルトラ DMA モード3,セカンダリが ウルトラDMA モード4で動いています.
おかしいなあと思いつつもいちどプライマリIDEチャンネルを削除するという思い切った事をしてみたけれどもダメ.
そこで,最後に素直にケーブルを取り替えてみることにしました.
余っていたケーブルと差し替えてみましたが,やはり変わらず.
がっかりしたところで,「そういえば刺しにくくて面倒くさくなってATA133対応のケーブルをセカンダリに使っちゃってるけど,いっつも使っているのはプライマリなんだし,ケース開けちゃったついでに差し替えておくか」と差し直して起動したら,あっさり直りました.そして,今,プライマリがウルトラ DMA モード6,セカンダリがウルトラ DMA モード4で動いています.
どうやら,起動時に「モード6を試す→だめだったのでモード5を試す→だめだったのでモード4を試す→だめだったのでモード3を試す→動いた」という作業を繰り返していた(簡単に言えば,転送速度が落ちていくという現象.PIOとかDMAとかはこの辺に詳しい)らしいのですわ.そうか,「タイムアウト6回でPIO」ってのは,モード6から順番に試していくから6回目でPIOになるって事なのか.なんてこったい.
ATA133はちゃんと80芯のケーブル使えってことですね.お粗末.......