大岡越前の「御前」を演じていたのは誰だか調べていて(私信:智恵蔵さんだったよ!),別な時代劇のことまで分かりました.
私の小学校時代(特に高学年)というのは,時代劇に染まっており,毎日毎日時代劇を見ていました.夕方は再放送枠,夜は新作,真夜中にまた再放送枠というていたらく,あげくに野村胡堂の『銭形平次全集』だの柴練さんの『眠狂四郎』をはじめとした小説を読みさくっているという有様です.(今日知ったのですが,「~さくる」と言う表現は富山弁らしい.若い衆の言葉だと思っとった)
東京はなんていいところだろうと思いましたね,あんときゃ(当時,東京に住んでいた).なんせ,富山には民放が2つしかなかったもの.
さて,その真夜中枠でやっていたのが,『大江戸捜査網』『眠狂四郎』『右門捕物帖』です.(CMで演歌のプロモーションやってたり銀座ジュエリーマキの宣伝をやってたりした)
この『右門捕物帖』,なんだか松平健に似たような感じの人が演じていたのですが,それが誰だか分からなかった.中村吉右衛門もある,と教えてもらって,そうかなあと首をかしげていたのですが,吉右衛門右門は1969年なんですね.それならあり得るかな,と.雁金の紋ばかり覚えています.(たしか)
大変気に入って,佐々木味津三の原作も読みましたとも.
後になって,有名な杉良太郎版を見たのですが,私はアレを右門と認めん.あれだけしゃべりさくってどこがむっつり右門だ!2010.5.5追記:ごめん.右門読み直したら原作もしゃべりさくってた.
最近, 青空文庫で読めることに気づき,懐かしくダウンロードしてみたら,ですます調でびっくりしました.うわ~,すっかり忘れとるもんやなあ.
ちなみに,佐々木味津三氏はとても気に入って,『旗本退屈男』も読んだものです.