大覚寺,大覚寺

今日と明日は京都観光予定.本日は嵐山方面.勇んで,「京都観光二日乗車券」を買ったのだが,よくよく考えてみると,今日はともかくとして,富山へ帰る明日はそんなにバスや地下鉄に乗るとも思えない.しかし,もう買ってしまったのだから,しょうがない.

バスに乗る距離は極力短くしたかったので(酔いやすい),二条まで地下鉄で移動.そこから京都バス61番大覚寺行きに乗る.さすがに柳生と違って本数はある.

大覚寺に行きたかったのは,よく時代劇の最後に「撮影協力 大覚寺」と出てくるので,どんな場所なんだろうと思っていたからである.

太秦(どうしてこれで「うずまさ」と呼ぶのだろう?)の映画村も興味が無くはなかったが,とりあえず通り過ぎて大覚寺へ.拝観料500円なり.

どこをどう切っても時代劇撮影できそうで,嬉しくて仕方がない.建物も広い,平日だからか知らないが,人も少なく,写経の場でもあるからか,静かである.

襖に鳥が描いてある部屋があって,嬉しくなった.この鳥がきちんと種類が分かるんです.つばめ,すずめ,かいつぶり,おしどり,じょうびたき……

御影堂というところは,仏像の前が70畳の広さがあって,そこにチンと座ってぼんやりと外を眺めたりしていた.

外の庭園がこれまた広い.それだけで公園のようで,大きな池がある.その昔はここに舟を浮かべて遊んだのだそうな.

写経の場所では2,3人ほどが筆を動かしていた.やってみたいような気もしたが,全部書くと45分かかると書いてあったので,断念した.ちなみに写経の紙は般若心経全文のお手本がうっすらと書かれたもの(字をなぞればいいわけである)と,「羯諦羯諦」の部分から後だけのもの(これは10分ほどで書ける),それと白紙があった.

この部屋の側にお守りなどを売っているところがあった.奮発して,伽羅を買ったところ,

「お華かお茶やってはるの?」

と訊かれた.まごついて,

「いいえ」

と言ったところ,

「若いのに伽羅なんて買うていかはるから……」

いや,でも,伽羅って有名だろう.

いつもたきこめているわけではないんですが,お香は好きで,たまに買います.その際,つくづく思ったのは,そこそこ金はかけたほうがいいということです.以前,100円ショップのお香を買ったら,ずいぶんでっかいコーンで,火をつけたら焚き火の匂いがしました.というより,焚き火だったと思うよ,アレは.

このお香は,帰ってから試しましたが,なかなか良かったと思う.上品で,香りすぎない.

大覚寺と庭だけで2時間あまり費やしてしまいました.ボーッとしすぎだろうか.でも,ぼんやりするのにちょうど良かったですよ.

日時: 2006年9月27日 | 旅行記 |

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