相模大野に大野雄二氏を見た

タイトルは,ルパンのタイトル風にお読みください.(どうやって?)

まあ,なんです,タイトルまんまなんですがね.

きっかけは,数週間前にNKに車に乗せてもらった時に,ひさびさにLupin the 3rd JAZZのシリーズのCDが掛かっていたことで.

Sousui
これ,何?
NK
新作.大野さん,JAZZに戻ってきてくれて私はとても嬉しい.

それで,「そーいや,いっつもライブに行ってみたいと思いつつ,時機を逃してたっけ」と思い,調べてみたら,ちょうど東京に行く日にやってます.場所は,相模大野の「ラシエット」.

非常に迷ったんだ.ライブなんて行ったことないし,ホテル神田だから,相模大野はちょっと遠いような気がするし.

でも,ずっと,踏ん切りつかなかったり時機を逃したりしているうちに今日に至っているので,これ逃したらダメだろう,と新宿から小田急に飛び乗ったのである.

が,電車の中で「お店に入れなかったらどうしよう」と心配になり,相模大野に着いたら着いたで,出口がどっちだったか分からなくなった.最初,思いっきり反対の出口に向かっていたのだが,駅から見える光景からしてお店がありそうな感じではなかったので,引き返した.

お店が見つかるか心配だったんだけど,チラシが出ているのを発見,中へ……って,前の人,予約を確認されています.予約入れるもんなんか!!

断られたらとぼとぼ帰るしかないよと思いながら,「予約無くてもいいですか?」と訊いてみたら,店員さんに「本気か」「困ったな」というような微妙な顔をされたが,「カウンターの所なら」と言われて,おとなしく小さく片づいていたところ,ママさんがやってきて,「今日,満席じゃないので,いいですよ,テーブルのところで.1番前でいいですか?

いいですかって,それ,一番いい席なんじゃないんですか?!あ~り~が~と~う~!

結局,1番前はすでに人が座っていたので,2番目の席でしたが,ピアノまで2m!大野さんまで2m!

とか思っていたら,ご本人が横を通っていきました.ひゃ~!!

そらそうだな,満席でも40人ぐらいか?というこぢんまりとした店なんだもん.イヤ,なんだ,私,自分で思ってるよりミーハーだったんだな.知らんかった.

1ドリンク付きだったんで,カウンターにいた時にソルティドッグを頼んで緊張しながら飲んでいたんですが,考えてみたら空きっ腹にソルティドッグ.しかし,なかなかお店の人を呼び止められず,食事が頼めない.なんだか初めてのことばかりで思うに任せない.

が,なんとかシチューセットを頼み(1050円なり.肉が柔らかくてうまい.サラダのドレッシングも好み),マイクの具合や弦の具合を見て準備をしている俵山さん(b)を眺めながら,がつがつ食べていたら,20時頃,いよいよ始まりました.

オープニングは『Our Delight』.演奏後に大野さんが言うには,若かりし頃にバンドテーマにしていた曲なんだそうです.「秋になるとやりたくなる」と言いながら始まったのは次の曲は,スタンダード中のスタンダード,『Autumn Leaves』.続けて『Girl Talk』.「こんなに転調があってどうしてこんなに素敵な曲が書けるんだろう」と紹介されたのは『Old Sweet Thing』(曲名,よく聞き取れなかった).

ここで「忘れちゃうところだった」とメンバーの紹介をされました.

ドラムが村田憲一郎さん.この方,昼は歯医者をやっているんだそうで,「歯医者なだけにブラッシングに定評がある」と大野さんが紹介して笑いを取っていました.今回のライブでも,さんざんブラッシングしてました.

「趣味はオーガニックとか有機栽培とかで,朝起きたら青汁,健康のためなら死んでもいいと思っている」と紹介されたのはベースの俵山昌之さん.表情とかあまり出さない感じの方に見えたので,ギャップが何とも言えません.

そして,ピアノが大野さんです.

「予定では……ま,いっか」との台詞の後に,演奏再開.次の曲は,「これまた秋になるとやりたくなる.なんとなく馬鹿にされているような気もするんですが,とてもいい曲です」という紹介の下,『Blue Moon』.続いて来ました,『Love Squall』.ここでしっとりとしたところに続けて『ZENIGATA MARCH』.この曲,原曲は涙無しには歌えないんですが(笑),こんなにかっこよくなちゃっていいんでしょうか!!

時刻は21時を回りました.ここでいったん休息です.

CDの販売もやっていたので,向かいのセブンイレブンに駆け込んで,お金をおろし(ありがとう,コンビニATM),どれを買おうかなあと眺めていたら,プロモーション(?)のお姉さんが,「その新作,サントラですけど,大野雄二&Lupintic Fiveのアルバムでもあるんです」とおっしゃるんで,それにすることに.イヤ,サントラなだけだったら,番組見てないしどうしようかと思ったんだけどね.

お金払った途端,お姉さん,べりべりフィルムをめくり,大野さんに渡し,大野さんがCDにサインしてくれました.良かった.自分で言うのはかなりの思い切りが必要だったんで.

大野さんは,CDにサインと日付と豚の落書きをしてくれました.

大野さん,ブタさんが分かりません,ブタさんが!!

21時45分,休憩終わりで再開です.

1曲目が『Exactly Like You』,続けて『Autumn in New York』.「これもまた秋になるとやりたくなりますね.たぶん今月いっぱいだけです」と紹介されてました.これは,大野さんの公式サイトの日記でも書いてあるので,本当に好きなんでしょうね.(ちなみに,公式サイトの日記やCDのライナーノーツのようなはじけたしゃべり方ではなかったです.念のため)

次が『How High the Moon』,次の曲はすいません,分かりませんでした.聴いたことはあったんだけど.そして,『ルパン三世 愛のテーマ』,最後は『Theme From Lupin III』で派手に締めです.

最初はじっとしてたんですが,楽しくって途中からずーっと拍子を取ったり揺れたりしていました.

ちょっと気の毒だったのが,ソロを回していく時,ピアノ→ベース→ドラムとやっていくんですが,ピアノとベースの時は終わると拍手が起きるのに,ドラムの時は起きなかったこと.演奏が悪いんじゃなくて,ソロパートの終わりが分かりにくいのが原因です.

ベースの音がちょっと小さめで,大野さんが時々ドラムに向かって音を押さえるように指示をしていました.

俵山さんは,ソロパートになると何やら歌っているようでした.

で,大野さん.あんなに伸び上がったり,叩きつけたり,たいへんなもんです.体力いるなあ.ああ,あんなにピアの弾けたら楽しいんだろうなあ.

ちょっぴりJAZZライブを味わったので,今度は富山の近くにあるお店に挑戦してみたいと思います.……勇気が出たら.

日時: 2006年11月 3日 | 感想 > 音楽 |

コメント (2)

……よかったね入れて……。
デビュー前の名無しの新人さんならまだしも、たぶん大抵の「ライブ」は事前にチケット販売or予約になるんじゃないかと思うよ……。じゃないと会場が大変なことになるじゃないか。
「誰でもご興味ある方はご遠慮なくお越し下さい♪入場料だけは払ってね♪」なんて言っちゃったらスゴイことになるぞ。←先日ボスが似たようなことをやってくれて大変なことになった

 ライブは,入れて嬉しかったけど,不思議でもあるんです.

 大野さんのライブなのにこんな人数でいいのかと.場所が場所だったからというのもあるのかもしれないけど……

 それとも,ジャズトリオのライブって敷居が高いのかしらん.年齢層も高めだったしなあ.

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