4月に移動してからフラフラしてることが多くなりました.が,いつも持ち歩いている手提げ袋がちと小さくて,A4が入らないのが悩みの種.今時は書類がほぼ全てA4だからねえ.それでなくても我がMURAMASA君が入らないのは不便だとは思っていたんだ.いまんとこ,牛革ケースに入れてMURAMASA君は別に手で持ってるわけですな.
が,さすがにビジネスバッグが欲しくてねえ.
いやね,買い物袋でしのいでたりするんですが,スペンとしてて小分けがないから,いざって時に中がぶちまけ状態で探してる物が見つからないのがどうにも不便でねえ.
私は,服はどうでもいいくせに,時計とか鞄とか靴とかは買うとなると,いいのが欲しいなあと思う人間です.
で,土屋鞄製造所の鞄が欲しくなった.
最初,欲しかったのは,ワーカーズです.A4が入ること,多少の小分けポケットがあること,肩に掛けられること(たくさん入れると手持ちは辛いからね),かぶせで中が見えないことが大事.ワーカーズ ヌメ革ツールトートと,ワーカーズ ヌメ革プレストート.どっちにしようかなあと思いつつ,受付終了だったので,販売お知らせメールに登録して待っていたのです.
ところで,販売お知らせメールはTsuchiya clubというのに会員登録しなければならなくて,登録してしまうと,メールマガジンが配信されるようになります.ここのメールマガジンは毎回雑誌を見ているような洒落た作りで思わず魅入ってしまうのですが,今回の最初の方にあった,オイルヌメ・ショルダーを見て,お,角っこ丸こくて可愛いなあ,A4入るらしいし買おっかなあとかなりグラグラしたんですが,結局,容量と重さでオイルヌメ・トートを頼んでしまった.
外ポケットは何入れりゃいいか分かんないので微妙なんだけど(いっそ無くてもいい).
納期は9月上旬だそうなので,本当に気に入るかどうか恐いような気もしながら待ってます.
「SRW」内『帰還の日』追加.ゼンガーとソフィアの話.
wundenは,水曜までには7章の最後アップします.
Movable Type 4にアップデートしようと思ってたけど,追加になったタグだの,使えなくなったプラグインだのがあるみたいなんで,ドキュメントが揃うまで保留にすることに.
他,車ぶつけたり,献血行って吐いたり,先週は色々ありました.夏だからなあ.(関係ない)
「SRW」内『己の傷の下に恢復せよ』第七章終了.本当に短い.
しばらく更新はない予定.進捗状況は今第九章下書き中と言えば下書き中だけど,実を言うと,書きたいとこ(このままダラダラ行くと16か17章ぐらいになる)を先に書いてしまって,そこばかり手を入れているというのが実情.それはいいから間を書けと自分でも思う.
そういえば,「悲惨だ」というコメントをいただきましたが,うーん,そっかなあ…….
大丈夫だよ,ゼンガーだし.こう,叩いても大丈夫という安心感がない?無いか.すんません.
暑かったせいというよりも,知恵熱のせいのような気がするが,盆休みに入る前の週に車を摺った.しかも,停まっていた人の車にである.アホと言うしかない.
その週の土曜日に車を病院送りにして,13日~15日が盆休み,そして,本日が東京以来の電車出勤である.
電車通勤というのは,乗ってるとか黙々と歩いている間は頭が空っぽになるわけで,空っぽになった頭には妙な想像が沸いて出る.
本日の朝の妄想.
ソフィアさんがツボ振ってました.
ソフィアさん,けっこう勝ち気な姐さんだった.もちろん用心棒もついてた.イーグレット・フェフもいて,この人,偽悪的なだけで,本当の悪人じゃなくて,一家の参謀でした.んで,出入りになると用心棒を筆頭に,3人のイーグレットが喜々として喧嘩してました.あ,喜々としてるのは子供らだけね.用心棒はひたすら無口で,ある意味,いつも通り淡々としてました.
いったい,どっから降って沸いたんだか分かりません.
ちなみに,帰りはイルイとゼンガーの話だったんだけど,これはちょっと話ってほどのもんじゃなかった.単に一緒に夜道を歩いてるだけ.
うーん.明日の僕がちょっと心配.
東京に行く特急の中暇なので,「漱石でも読むか」と,青空文庫を見に行ったら,「長岡半太郎」の文字が目に入った.
あ,確か土星モデルの人じゃないか,と思い出して,思わずダウンロード.今のところ,『大阪といふところ』『物理学革新の一つの尖端』『プランク先生の憶い出』の3作品があります.いずれも随筆で短いものです.
『大阪といふところ』は,大阪讃歌という感じがします.てっきり大阪生まれなのかと思うほど.そんな人知らないよ~とか,そんなこと知らないよ~なんてことも書いてあって,大阪愛して調べたんだろうなあと感じます.この人,初代大阪帝国大学総長だったのね.だからか~.
『物理学革新の一つの尖端』は,量子力学の黎明がザッと書かれています.記述が昭和7年ということで,今ではもっと先まで進んでますが,物理学の発展の歴史を当時の先端を行く学者が書いた記述であり,なんだか感慨深いです.
『プランク先生の憶い出』は,プランク定数で有名なマックス・プランク氏の業績についての記述です.この文章を読むに,プランクは気取らない静かな人だったみたいだなあと思います.「誰か h の有難味感ぜざるものあらん」というところに畏敬の念を感じました.
青空文庫 作家別作品リスト:No.1153「長岡 半太郎」
お台場にある「ソニー・エクスプローラーサイエンス」に行ったのは,「小さいけどなかなか面白い」と聞いたからである.
ゆりかもめで「台場」に着く.改札を出て歩いていくと,いやに人がたくさん群がっている建物がある.一瞬,何なのか分からなかったが,建物の上にある謎の丸い構造体を見て,「ははあ,アレがフジテレビか」
それを横目に,アクアシティお台場の中を抜けて端っこに行くと,そこがSonyの一角で,その5階が「ソニー・エクスプローラーサイエンス」という小さな科学博物館である.入場料は大人500円.
入った途端,しまったー,と思った.
ほとんどが体験式の展示物で,どれもこれも面白そうだったのだが,いかんせん,夏休み最後の日曜日である.人が多くてどれにもほとんど触れなかった.イヤ,並べばできそうだったけど,子供と一緒に並んだり,それどころか子供を押しのけて遊んでるのはさすがにマズいだろうと思ったのである.
ソニーだけあって,ソニーの技術を使った展示がたくさんあった.
「マーブル マーケット」という4人でやるゲームがあったのだが,互いに面識がないだろうに,にわかに家族対抗ゲーム大会状態になっていたのが微笑ましかった.
うーん,やっぱり空いてる時に来たかったなあ.
そもそも,なんで夏目漱石を読みたくなったかというと,文鳥を飼いたくて飼いたくて仕方なくなったからである.そう,『文鳥』が読みたくなったのである.昔々に子供向けの活字のでかい本で読んだことがあるはずだと思いだし,なぜかうちに並んでいた漱石全集を引っ張り出した.
そもそも漱石が文鳥を飼ったのは,(鈴木)三重吉氏が勧めたからで,冒頭はずいぶんやる気がなさそうである.
しかしねえ,さすが文豪と呼ばれた男は違ったよ.よう見とるわ.
私は次の下りが一番好き.(全集は,全部カナが振ってあったが,HTMLだと煩わしいのでかなり割愛)
文鳥の眼は真黒である。瞼の周囲(まわり)に細い淡紅色(ときいろ)の絹糸を縫いつけたような筋が入っている。眼をぱちつかせるたびに絹糸が急に寄って一本になる。と思うとまた丸くなる。籠を箱から出すや否や、文鳥は白い首をちょっと傾(かたぶ)けながらこの黒い眼を移して始めて自分の顔を見た。そうしてちちと鳴いた。
くぅ~.吹くべや~,なまら鼻血吹くべや~!!
他にも,遠くから自分の顔を覗(のぞ)き込んだ
とか,嘴の色を見ると紫を薄く混ぜた紅(べに)のようである。その紅がしだいに流れて、粟(あわ)をつつく口尖(くちさき)の辺(あたり)は白い
とか,もうたまんない.
それで,最後まで読んでいきますと――漱石,絞め殺したくなります.ほんとに.
ということを,勤務先で切々と語り,同意を求めようと思って「漱石に殺意を抱きました」と訴えたところ,何故か吹き出されました.
青空文庫:「文鳥」(夏目漱石)
文鳥・夢十夜 (文庫)
久しぶりのTAXi4ですよ~!知らなかった!東京着いて,ポスター見つけて,しかも,見つけた日が封切りの日だったので,何か感動めいた物を感じてしまいました.その日は見に行きませんでしたが,水曜日が安かったので,有楽町にて観てきました.
私はエミリアンと署長が大好きなんですよ.
前回から時間が経っており,子どもたちが大きくなってます.ほとんど世話させられているのはダニエルみたいにみえるのですが,気のせい?1作目はけっこう嫌々エミリアンに付き合わされてたんですが,もう諦めたのかすっかり「親友」同士になってて,子供を預かったりもしているようです.
あ,そうそう,いいように使われちゃってる軍人お祖父ちゃんも大好きです.まあ,このお祖父ちゃん,使われていると言うには激しいですが.(この人も好き)
そして,署長!前回も結構目立ってるなあと思ってましたが,もう,大暴れですよ.近くにいて欲しい人じゃないけど(笑)大好きだ,署長!
あ,でも,今回,TAXiの癖にあまり爆走してなかったような気がする.もっと車も観たかったかな.(1作目はホントにクレバーかつ車ならではの捕獲方法だったと思う)
最後にほんのちょっと出てきた犯人をもらい受けに来た将軍(?)がかっこよかったです.
「男鹿和雄展」という単語を同時期に別々の人から聞き,それはいったい何者なんだと検索かけたら,ジブリ作品の背景を手掛けた人なんですと.
平日昼間に動けることはめったにないので,前に混雑で諦めたという群青君を誘って,行って参りました,東京都現代美術館.
『侍ジャイアンツ』なんかもやってたんですね~.そういう古い作品からジブリ作品,そしてフリーになってからの作品まで展示してありました.
さほど混んでいなかったので,みんななめるように観ていました.ただ,額のガラスに写り込みが入って,見にくい部分もありました.何か作っているのを見るのが好きなので,画集の表紙の製作映像(22分)が楽しかったです.
男鹿さんって自然が好きなんだろうなあ.自然が作り出す造形が.スケッチブックを持ち歩いているそうですが,きっと,不思議だなあ,おもしろいなあと思いながら,カリカリペタペタ描いてるんだろうなあ.