Windows Meパソコンを使っていた御仁がとうとう根を上げて，新しいのを所望していたので，別なPCをあてがった．

残ったPC-MJ760は廃棄するのだが，データ流出は怖いのでHDDを抜くことにした．ついでに，いろいろ開けてみる．

バッテリーはロックを外してラッチをずらしながら引き抜く．というと当たり前の作業なのだが，ラッチの場所が引き抜く場所から少し離れていたので，最初バッテリーの場所を勘違いしていた．

コンボドライブは，ネジ1本で止まっている．ネジは，筐体角の1つ下で，ドライブ側から見るとイジェクトボタンの近く．このネジを外してから，下に向けるとそれだけで出てくる．ハードは松下のUJDA710．ネット見るとあんまり良い評判を聞かない．今回いじっていたPC使っていた人は別に不満は述べていなかったけど．

CPUは，バッテリーのラッチの側のふたのところ．ネジ2本外してフタを外すと，ファンがある．ファンを止めている4本のネジを外し，ファンのケーブルを切らないようにそっと外すとCPUがお目見えする．モバイルペンティアムではなく，Intel Pentium III 0.18u (Coppermine) 850MHz．換装は簡単そうだ．

CPUカバーの横，筐体の角の小さいカバーは何かというと，モデムだった．フタを止める箱はずいぶん長いので，ちゃんと抜いてからじゃないとフタが外れない．ちなみに，PC筐体の裏蓋全体を外すときは，モデムの真ん中のネジで止まっているケーブルも外した上で，モデムを内側に引っ込めておかないと，引っかかって外れない．

なんでPCの裏蓋を外してみたかというと，デフォルトで付いているメモリを引き抜けないかと思ったからなのだが，キーボード側・裏側の見えるネジを片っ端から外してもCPUの両サイド辺りが外れてくれなかった．きっともっと手順踏まないと駄目なのだろう．MJ760Cと同型と思われるMJ750Rなどの情報を集めるに，デフォルトの内蔵メモリはマザー直づけらしかったので，ここでやめた．（ハンダは苦手）

増設メモリの方は説明書に書いてあるとおり，キーボードを外すと付ける場所がある．（SHARPのPC-MJ760Cサポートページに説明書のPDF有り）

では気を取り直してFDDをば．FDDも止めているネジは1本だけで，WindowsのCertificate of Authenticityラベルの上です．FDDは今では珍しくなった3モード．

取り外したFDDをひっくり返すと，そこにHDDがマウントされている．HDDマウンターをFDDに止めている2本のネジを外した後，ピンを折らないようにそっと斜め上に引き抜く（向きを変えられるような機構は無いので，そーっとそっーと）．HDDは，日立のDK23CA-20だった．

すこぶる換装のしやすい筐体だ．

ドライバ入手先：

SiS

ネットワーク アダプタ： SiS 900 PCI Fast Ethernet Adapter
ディスプレイ アダプタ： SiS 630/730
サウンドのコントローラ： SiS 7018 Audio Driver

SHARPのPC-MJ760Cサポートページ

モデム：HSP56 MR