昔っからやってて,「なんなんやろなー」と思っていたポスタートリエンナーレを覧てきた.
ポスターであるからしてメッセージ性が高い作品が多いわけだが,眺めていて突然に怖くなってしまった.メッセージが怖かったのではなく,このデザインをこれで良しと断ずる決断力がとても畏ろしくなったのだ.なんと力強く凄いことか.
作者の出身国を感じさせる展示もいくつかあって面白い.
国を感じさせると言えば,そういう効果のあるひとつの大きな要素が文字だ.であるならば,文字とはなんと偉大な記号(シンボル)であることか.
坪内祝義氏の「平仮名を視る」シリーズのうちから「む」と「る」だけがあったけど,全部見てみたい.(全文字あるのか?)
出品者は日本人が多いのは当然として,ポーランド人作品も多い.ポーランドはデザインが盛んなのだろうか?
作品数も多くて見応えのある展示だった.