今年は黒澤監督の生誕100周年だそうで,近隣のPalo Alto市にあるStanford Theatreで黒澤映画特集やるよーと聞き,これ逃したらいつ銀幕で見られるか分からんと思って馳せ参じました.
Stanford Theatreはその名の通りスタンフォード大学の近く,University Avenueという感じのいい商店街にあります.
黒澤特集最初の1週間はずっと『七人の侍』です.
火曜日に仕事が引けてから行ったのですが,何の因果か土砂降りの雨.しかも,映画館は上映が始まる30分前じゃないと開かないときた.冷たい雨の中を向かいのケバブ屋に走り込んでなんかのラップを買ってむしゃむしゃやって時間をつぶし,中に入りますると,まあ,ずいぶんと雰囲気のある劇場ですよ.映画始まるまでの間,舞台真ん中でオルガンの生演奏してるんですよ.すげえ.
1曲終わるたびに拍手が起きるやら,入ってきた老夫婦が通路で踊ってるやら,アメリカ人愉快だね.映画上映直前の曲が『荒野の七人』のテーマで,にやりとしました.『荒野の七人』は『七人の侍』のアメリカリメイクだからね.
ご機嫌で見ていたら,オルガンが,なんと,沈んだー!!
舞台にオルガンが沈むと同時に映写が始まりました.
『七人の侍』は長いので休息があるのですが,そこでの曲に『上を向いて歩こう』を演奏していたので思わず小声で歌ってしまった.ははは.なかなか選曲考えてるね.
コメント (2)
わーいいなーいいなー歴史のある映画館でそれも黒沢だなんて!
投稿者:さはら (2010年3月21日 23:22)
思うにここはもともと舞台用の劇場だったんじゃないかと思うんですよ.
それを買い上げてスクリーン付けて名画座に仕立てたんじゃないかなあと勝手に思っています.
黒澤映画は堪能しましたし,アメリカ人の反応も面白かったんですが,映画字幕が邪魔でした.(がまんしろ)
投稿者:Sousui (2010年3月24日 16:11)