縦書きTeXとイレギュラーな濁点とコロン

10月末から喉が微妙に痛いだの頭が微妙に痛いだので(「微妙」というのが曲者),土日も紅葉も見に行かず自重していたのですが(すごくいい天気だったのに!),本日午前4時,喉の痛さで目が覚めるに至ってとうとう撃沈.

んで,今日は休みを取りましたので,TeXで組版していました.(なぜ)

ここんところもっぱら縦書組版していたのですが,いくつかメモ書き.

まず,「あ゛」とか「え゛」とかいう,イレギュラーなな濁点について.自分ではまず使わないんですがね.これ,二文字で表現しているので縦書きにするときっぱり上下に分かれてくれる.当たり前だけど.

これについては,てふてふ君の症例検討会(その 1)に解決法が載っていた.まねして\dakutenコマンドをプリアンブルにコピペして,無事解決.

お次.欧文の約物.コロンとかセミコロンとかいったものは,縦書きにしても自動で回転されない.これは,graphicxパッケージを読み込んだ上で\rotateboxで回転させる.

何カ所も出てくる時は,プリアンブルで\def\:{\rotatebox[origin=c]{90}{:}}などと定義して,本文で\:と書く.

フォントによってはフォントの中心と文字の中心が合ってなくて,ずれているように見えるのが難点ではある.

日時: 2010年11月 9日 | PC/Web |

コメント (3)

こちらのTeXでの縦書きでのイレギュラーな濁点(半濁点)の情報を求めてやってきました。
残念ながらリンク先が既に閉鎖してしまっているようです。十年前のことなのでもう失われてしまっているかもしれませんが、ちょうど困っているので実際のコマンドを教えていただけると助かります。

こんばんは.
濁点の件,見つからなくて焦ったのですが,どうにか見つけました.(良かった)

定義の所は以下の通りです。
\newcommand{\dakuten}[1]{%
\leavevmode\rensuji{\hbox to 1zw{#1\hspace*{-0.25zw}゛}}}

文章中では
\dakuten{あ}
のように使います.

TeXは組版が綺麗なんですけど,ちょくちょく躓きますよね.うまく出力できますように.

ありがとうございます。やっぱり、むりやり場所を制御するような感じになるんですね。とても助かりました。
実はちょうど、縦書きコロンの問題に引っかかって、また検索からここにたどり着きました。本当にありがとうございます。

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