テンペスト(ウィリアム・シェイクスピア)

『テンペスト』って喜劇だったんだね!知らなかったよ!

シェークスピアって『オセロ』しか読んだことなかったもんだから,暗い陰鬱とした印象が強かったののと,『嵐』なんて題名だからてっきり暗い話かと.

特に第2幕第1場が好きで,読みながらニヤニヤしてしまった.ここの部分,原文どうなってるんだろうなあ.逆に言うと洒落の部分はすごく訳すの難しいのだろうなあと思う.必ずや気候は温和なに?貴公は女?とか.

原文はIt must needs be of subtle, tender and delicate temperance.Temperance was a delicate wench.だった.

プロスペローが大公を追われる下りは,正直言って,半分は自業自得だと思った.仕事しろよ!

お気に入りはエアリアルです.有能だし,(強制されている事情もあるけど)素直だしね.プロスペロー自身,お前を手放すと寂しいだろうな.と言っているしね.自由になれて良かった.

なんだかんだいって,何もかも誰もかも許す話だったなあ.プロスペローも自由を許されるといい.

2012/1/15 読了

テンペスト シェイクスピア全集 〔36〕 白水Uブックス [新書]
訳文はこれを読みました.
THE TEMPEST (THE KENKYUSHA SHAKESPEARE 18) [単行本]
原文はこれを当たりました.シェイクスピアは著作権がもちろん切れているので,webを当たっても分かりますが,詳解があるので,おすすめ.

日時: 2012年1月21日 | 感想 > 本 |

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