『テンペスト』って喜劇だったんだね!知らなかったよ!
シェークスピアって『オセロ』しか読んだことなかったもんだから,暗い陰鬱とした印象が強かったののと,『嵐』なんて題名だからてっきり暗い話かと.
特に第2幕第1場が好きで,読みながらニヤニヤしてしまった.ここの部分,原文どうなってるんだろうなあ.逆に言うと洒落の部分はすごく訳すの難しいのだろうなあと思う.必ずや気候は温和
なに?貴公は女?
とか.
原文はIt must needs be of subtle, tender and delicate temperance.
Temperance was a delicate wench.
だった.
プロスペローが大公を追われる下りは,正直言って,半分は自業自得だと思った.仕事しろよ!
お気に入りはエアリアルです.有能だし,(強制されている事情もあるけど)素直だしね.プロスペロー自身,お前を手放すと寂しいだろうな.
と言っているしね.自由になれて良かった.
なんだかんだいって,何もかも誰もかも許す話だったなあ.プロスペローも自由を許されるといい.
2012/1/15 読了
- テンペスト シェイクスピア全集 〔36〕 白水Uブックス [新書]
- 訳文はこれを読みました.
- THE TEMPEST (THE KENKYUSHA SHAKESPEARE 18) [単行本]
- 原文はこれを当たりました.シェイクスピアは著作権がもちろん切れているので,webを当たっても分かりますが,詳解があるので,おすすめ.