発明者が変わってる、技術が変わってるなどの特許を「特殊特許」と呼び習わして紹介する本。
特許庁に出す書類の文章自体が面白くて、恋愛ゲームの特許でいままでの恋愛ゲーム(ときメモらしい)と比べている文章のところ「本命」以外の異性との恋愛成就に至った時のバッドエンディングの感じ、例えば「うれしいけどちょっと残念」といった(中略)ほろ苦さを体感しにくかった。
とか「振る」行為は、良心の呵責を感じる恋愛のほろ苦さの重要な要素であり
とか、読んでて吹き出してしまった。あと、植物の予知能力による地震警報器の文章も面白かったなあ。
著者によるツッコミを面白いと思うかどうかは好みがあるけど、特許の基本も解説があるので、入門には楽しく読めると思う。