Twitterで「面白い」と回ってきたので興味を惹いてネットで調べたら,これ,ナポレオン・ソロなんですね.ナポレオン・ソロは観たことないし,どういう内容かも知らないんだけど,題名は聞いたことあったのでさらに興味が沸いて,映画館に足を運びました.
舞台は冷戦時代の東ベルリンから始まって,やがてイタリアへ.
徹底的に'60年テイストで,ファッションもそうなんだけど,黄色いテキストなんかもその頃のアメリカドラマによくあるのでニヤリとしてしまった.
でもって,真面目で貧乏くじ引いちゃうキャラって凄く好きなんで,イリヤが当然のようにお気に入り.とはいえ,癇癪ひどいから現実には絶対そばに居てほしくないけど.
イリヤにしてもソロにしてもけっこう屈折した思いを持ちながらスパイしてて,だから燃やしちゃうんだろうなあ.
終盤に突然出てきた英国人の司令官も飄々としてていい性格やわ.とか思ってたら,エンドロールでプロフィール出てきたら,「貴族だけど爵位継承権返上」とか「元アル中・薬中」とかこの人美味しすぎるわ.続編観たい(笑).演じてるのがヒュー・グラントだったんだけど,自分のこの俳優に対する印象が若い頃で止まっていたため,全然分からなかった.
見終わった後につらつら考えたんだけど,ソ連のスパイとアメリカのスパイが協力して犯罪組織と戦うなんてドラマが冷戦まっただ中に作られてたなんて,アメリカって懐の深い国だなあ.