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サブタイトルの元ネタは『Sleeping Beauty(眠れる森の美女)』であろう。この回以降のサブタイにも元ネタがありそうな予感。
まず、OPの感想から。はじめにシャイアンが ARMS を撃つけど、分不相応な武器という感じが否めなくてかっこよくはない。さすがお子様。演出が派手じゃないから ARMS ってそんなに威力さそうに感じる。実際は翼竜を一撃だから、威力がないわけじゃないだろうけど。それから、狼(らしき生物)と同速度で(もしくはそれ以上の速度で)走るキール。あんた、何者だ?!そこに刺さる2枚のクレストカード。ロレッタさん、かっこいいです。クレストカードは2枚1組で使うもののようだ。さらに巨大ロボットみたいのを相手にリフレクト。このとき、空中に魔方陣が浮かぶ。ひたすらかっこいい。そして、出ました、キール、背中からロケット弾。ちょいとのどかな風景が流れて、次はシャイアンのアップ。シャイアンの元の姿とおぼしき人物のシルエットと重なる。で、でっかい ARMS を構えるシャイアン。なんだー、でっかいのがあるのかー。しかも、ちっちゃいのと合体式。いいなぁ。こういうガチャ、ガチャとはめこんで組む機械って好きだー。
はい、お話のほう。舞台はアルカ・トラス刑務所。そういえば『アルカトラスからの脱出』っていう映画がなかったっけ。
いきなり、キールが拷問受けてる場面から始まるが、謎が満載。なぜ、キールはアルカ・トラスに捕らわれたのか。キールは何を協力するよう強要されているのか。
キール | : | ARMS。 |
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キハーノ | : | ええ? |
キール | : | 例の ARMS はここにあるんだな? |
この会話から分かること。おそらく、キールは ARMS 関連の研究をしていた。「例の」というからにはキールはその ARMS を探していた。じゃあ、「例の」ARMSとはどういう代物なのか。
さて、楽しく拷問中のキハーノに侵入者在りとの報告。報告を受けてからおもむろに「待たせて悪かったね」と振り返ったらキールがいない。そりゃあんた、拘束もなく目を離したら普通逃げます。
逃げるキールに会ったミラベルの第一声「おっきいなぁ」(京都なまりでどうぞ)。これが可愛いんだ。となりで「バーン」と言ってウィンクしてみせるロレッタさんも可愛い。
「もう、脱走途中の囚人さんなら最初から言ってよ!」とロレッタは言うのだが。そりゃーさー、キールも挑発するようなこと言ったけどさ、鞭の痕をつけて上半身裸でうろついている男を獄吏だとでも思ったのか。鞭打たれるのが趣味の露出狂の獄吏か?――考えたら怖くなってしまった。やめよう。
地下金庫の場所についてしまう3人と1匹。ここでキールが金庫をあけるべくコンピューターを操作。おー、科学者らしい・・・かも?たぶん、キールは「例のARMS」があると思っている。でもって、それは「500億ギャラもしくはそれ以上」。ところが、開けてびっくり、中には Sleeping Dirty・シャイアンがいた。開けたとき、コンピューターの画面に login:rootとあるから、管理者として login してしまうという荒業を成し遂げている。立派なクラッカー。方法は不明。さらに、「living body freeze system disable lockou....open code:**************」とまで出てるのに、開けてみてからびっくりしている。あんたは画面を見ずにクラックしたのか。
シャイアンを起こそうとしているキール、起きないシャイアンを叩く前に「許せ」と言うあたり、律儀な人っぽい。
シャイアン、起きるなりボケまくりだけど、このときのロレッタさんの対応が好きだ。お姉さんが優しく合わせてあげているって感じで。
キール、シャイアンにも「でけぇ」と絶句されている。シャイアン、自分が子供になっていると気づいてないからよけいだろうけど。しかし、自分の視点が低いのにすぐ気づかないもんかな。
キールが「お前がシャイアン・レインストームだと?!」と言っているから、キールは以前のシャイアンを知っている。シャイアン、有名だったのかな。悪名なら高そうだ。(笑)
で、ARMSの引き金を引いてみたときのキールの発言「これが ARMS か」
ARMS を見たことはなかったらしい。
シャイアンの「ガキ扱いしやがって、どういうことだよ!」という台詞に対して「は?」と言っているキールの表情がかわいいっす。まぬけづらっす。ついでに、ロレッタ「にじゅう」ミラベル「ご」キール「ご」と言っているときもいい表情っす。
さて、シャイアンは25歳の「あのとき」何者かに撃たれて以降、記憶がない。つーか、そのまま意識を失って、その間に義体に脳を移されてしまったらしい。
子供の体で反動に耐えられないシャイアンをキールが後ろから支えている。いい相棒ぶり。相棒で思い出した。シャイアンの相棒である ARMS だが、シャイアンはこれに名前をつけている小さいのがバドゥール。大きいのがブドゥール。
空中にぶらさがっていても余裕のあるロレッタさんが素敵。しかもシャイアンをつかみつづけているのに。もっとも、そのロレッタさんごと全員の体重を腕一本で支えているキールは苦しそうだったが。ロープを上ってみて「あ…ちゃぁ」とガックリするキールがかわいいっす。
ファルケンヴァインを相手に逃げまくるキールとロレッタ。素手で相手するほど馬鹿じゃなかったらしい。いや、なんか、キール、ガタイいいから素手でぶん殴っていきそうでこわかったんだよね。そして、この期に及んでクレストカードをケチるロレッタ。素敵だ〜。ファルケンヴァインを倒すのは大きいARMS。これ、小さいのと組み合わせて使うのだけど、このカシン、カシンと組み合わせる武器って好きだー。小さい ARMS のほうは「普通の人には扱えないただの銃」という感じだったけど、でかいのの威力はすごい。ファルケンヴァイン、蒸発・消滅していた。
キハーノの「女神ライラの微笑みにかけて」という台詞から、この世界ではライラという女神が広く信仰されていそうな感じ。たぶん、「女神ライラの微笑みにかけて」というのも決り文句なのだろう。対して、シャイアンが「俺は魔族の生まれ変わりだぜ!」と言うが?
キハーノを落としちゃった後のシャイアンがおちゃめ。どうやってここを出る?というロレッタに対して「1年待てばいい」とシャイアンが言うのが意外だった。いや、こらえ性なさそうだから。
EDテーマはシャウト系。私は苦手。
キハーノって『2』のイルズベイル監獄島の所長じゃなかったっけ。うろ覚え。敵モンスター・ファルケンヴァインは『1』のゲートジェネレイターをうろついている。
侵入がばれたときに使ったのはブラスト?キールにフレイム。目くらましに使ったのはセイント?ファルケンヴァインのブレスをリフレクト。シャイアンを助けたのはヴォルテック。
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うーん、これ、サブタイの元ネタが分からない。なぜか「Girls Crazy」という言葉が思いついたんだけど、そんな映画は無いし。『Girl Crazy』というのはあるけどね。いわゆる、ミッキー・ルーニー&ジュディ・ガーランドのシリーズ。
と、全然関係ない話をしたけど、戻して、本編について。いきなり、みなさん、自由に行動しているんだが、どうやって監獄から出たんだ?1年待った?まさかな。ミラベルがロープ持って飛んだ?飛ぶの得意じゃないから大変そうだ。でも、そう長距離じゃなさそうだし、島はゆっくり動いているからできるかな?
ロレッタさんって男好きだったんだー。こんだけ美しい人ならモテそうだけどなぁ。
シャイアンについていくつか分かる。まず、シャイアンが撃たれたのは3年前。場所はパスキアーカ。その後、パスキアーカは災害により水で沈んだ。災害の名前は“トワイライト・ヴェノム”。やっとトワイライト・ヴェノムが何かわかった。トワイライト・ヴェノムについてシャイアンは「B級特撮ムービーのネタにもなりゃしねぇ」と評するが、あるんか、B級特撮ムービー。ゲームのほうが特撮ネタだらけなだけにニヤッとしてしまう台詞ではある。
シャイアン | : | (前略)信じねぇぞ、いくらお偉い科学者さんのお話でもな、ドクター・アロナクス。 |
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キール | : | キールだ。――キールと呼んでくれ。 |
シャイアン | : | ええ? |
キール | : | 肩書きってやつが性にあわんのでな。 |
なんでもない風に言うけど、これは明らかに「ドクター・アロナクス」と呼ばれるのを嫌がっている。じゃあ、「ドクター」が嫌なのか、「アロナクス」が嫌なのか。人前で「ドクター・アロナクス」と言われるとまずいのか、別な理由なのか。前回、キールの素性を知ってそうなキハーノ獄吏長に対しても「キールと呼んでくれ」と言っているから、「素性が知れるとまずい」という理由ではなさそうだ。何かトラウマがあるんだろうか?
親子に間違われるシャイアンとキール(笑)。2人して「ぼうやぁ?!」「お父さん?!」と抗議の声をあげているが、無理もない。
回想シーン。シャイアンの本来の姿がおがめる。長髪を後ろでしばっている。背中のまんまんなかに円い痣。で、金髪女性が目を覚まして ARMS を持って出て行こうとするシャイアンを呼び止める。どうやらシャイアンはこれから決闘にでかけるところらしい。しかし、なぜ、上半身裸で出かける?酒場は悪意ある目ばかり。男の敵は多そうだな。外に出る。相手はたくさんの仲間をひきつれた男。その決闘にはなんなく勝つシャイアンだが、ARMS を収めた直後、撃たれる。これ、相手方の男の仲間に撃たれたのかと思ったんだけど、謎の塔みたいなのから狙撃されたようにも見える。もっとも、角度的には塔からではなく、同じ高さからの銃撃のようだが。ここで暗転してしまうので真相は不明。
ARMS に月の印がついていることが分かる。このシーン、キールが ARMS をあんまりじーっと見てるから奪って逃げるのかと思った。わたし、キールを疑い過ぎですか。
いい女を口説こうとしてぼうや扱いされるシャイアン。学習能力がないぞ。しかしだね、もし本体だったとしても、その本体がどんなにいい男だとしても、歯の浮くような台詞を真顔で言えるとは只者ではない。脱力のシャイアンを無言かつ問答無用で引きずって行くキールがよい(笑)。素敵だね、不言実行の人。
アイザック登場!「ご主人様〜」と店員エイブラハムが泣きついた瞬間、びっくりしてしまった。店のオーナーはアイザックのほうだったのか。籠に入っているからてっきり、偉そうな売り物だと思っていた。ここで、疑問がまた出てきた。キール、2万ギャラしっかり持ってるけど、前回囚人だった人物と、3年間氷付けだった人間がなぜ金を持っているんだ?んー、キールがカードかなんかを持っていてそれを引き出したのか?この世界にカードがあるかどうかは知らんけど、コンピューターがあるんだし、銀行の制度が整っていても不思議はないよな、うん。とすると、この旅の費用はキールもち?うわー、なんていい奴なんだ、キール。しかも、2万ギャラ無理矢理ふんだくられ、ふんだくった相手(=アイザック)を結局旅の道連れにしているし。受難者?
アイザックの言。「ARMSは自らの生命子を削って相手の生命子を消滅させる武器だ」このとき、キールは「どういうことだ?」とか「やけに詳しいじゃないか」とか言っている。うーん、てっきり、この人、ARMS 研究をしてるんだと思ってたんだけど、そんなに詳しくないのか?
アイザック: | キール、お前さんが科学者として興味を持っているのは ARMS とこの坊主と…いったいどっちなんだ。 |
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対する、キールの返答は無し。アイザック、けっこう鋭い。でもって、キールはやっぱ何か訳ありっぽい。
前回、シャイアンは「俺は魔族の生まれ変わりだぜ!」と言い放っていたが、これはどうやら ARMS 使いに対する一般的風評のようだ。シャイアンも何か裏の繋がりがあるのかと思っていたんだけど、そうではないみたい。
アイザックが「ファルガイア政府にもなんらかの意図があるのに違いないからな」と言ったので思い出したけど、たしかに、シャイアン自身に政府の関与もあるだろうが、そもそもキールが脱獄囚であるような気がするのは気のせいか?のわりに、普通に旅してるなぁ。
武器なしのキール、武器を購入しますが。「だんなぐらい体が大きけりゃ使いこなせるはずだ」と薦められたこの武器、どーゆー武器なんだろう。一瞬、マイトグローブかと思ったけど、そうではなさそう。左腕に装着してたけど、防具にしか見えん。
ロレッタさんの「カーモーーン」と言ってるときの顔が好きだ。こう、くるくる表情が変わるところがいいよなぁ。でもって、お酒を抱えてキールたちを強襲!異を唱えてるのがキールだけのところが笑える。真面目だね、キール。そういう奴は受難者になっちゃうぞ(笑)。
最後、ペトローニの壊れ具合がすごい。何回も出されるとびびってしまうよ、おい。そろって頬を掻いているキールとアイザックは良かった。
ところで、今回お初になるキールの服装だが(前回は脱走中で上半身裸で走り回ってたからなぁ)、私は嫌いだ。短いよ、シャツが。全体的にみんな軽装だから、この世界、暑いのかな。
ビデオ1巻はここでおまけとしてキャストインタビューがある。ここでびびったこと。キール、30歳。う、嘘やー!40ぐらいやと思っとったー!キング・オブ・フケ顔の称号を与えよう。身長2m以上というのにも驚いた。たしかにおっきー。声を当てている森田順平さんの言「とても科学者には見えない不思議な男」。確かに。やっぱり秘密がいっぱいあるみたいっす。
いちばん面白かったのはアイザック&ジルーシャ役の岩田光央さんと愛河里花子さん。このお二方のアドリブは面白いらしいけど、そういう雰囲気が確かに感じられる。
ノーブルレッド変身後の不細工コウモリが大人気だった。