林檎の午後
act.1
しゅんしゅんと湯が沸いている。
外は曇天、吹きすさぶ風に枯れはてた薔薇が揺れるのが窓から見える。
ゼンガーは窓際の椅子に座って書物に目を落としていた。
「動いちゃだめだよ、おとうさん」
居間のソファテーブルでクレヨンを動かしているイルイが言う。ポーズを変えずにゼンガーが答える。
「ああ」
画用紙に一杯のゼンガーの絵。たてにしたりよこにしたり、イルイはスモッグをクレヨンで染めながら一生懸命父親を書いている。
ページをめくる音が響いた。それほど静かな午後であり、話さない親子だった。かといって冷たいわけでなく、暖かいものがそこにはあった。
時計の針が三時を指した。廊下にあるビッグベンの音が鳴り響く。ぼーん、ぼーん、ぼーん。
ゼンガーは本を閉じた。
「あ、動いちゃだめっていったのに」
「そろそろ目が疲れるだろう?それに、おやつの時間だ」
「むー」
画用紙を手にしばらくイルイは悩む。
「ポーズは覚えている」
台所から声がした。冷蔵庫を開く音がする。「それに、お前の好きな苺クリームサンドだぞ?」
「すぐ行く!」
ぱん、と画用紙をおいて、イルイは駆け出した。父親にぶつかる。
「まず、クレヨンと画用紙を片付けて。それからスモッグを脱いで、手を洗ってからだ」
「あっ、はーい」
クレヨンは箱の中にしまう。虹の色にきちんとそろえるのがイルイは好きだ。画用紙は新聞紙の間にはさんで、クレヨンの箱をその上に置く。
汚れたスモッグを脱いで、きちんとたたむ。もっとも袖があっていないが、子供にしてはきちんとしたつもりだ。
洗面所は白系で統一されている。道具類はアイボリーがイルイ、薄灰色がゼンガー、白がソフィアと色分けされている。手を洗って、台所に駆け込む。
ゼンガーが紅茶を入れてくれていた。
「ほら、熱いぞ。気をつけてな」
「うん」
椅子に座って、渡されたマグカップをおいた。イチゴサンドの皿を受け取って、紅茶にぶつからないようにおく。
置こうと、した。
よくある話で、椅子の背もたれに服が引っかかった。つんのめったイルイは紅茶こそこぼさなかったものの、イチゴサンドは床にぶちまけられて、無惨な炭水化物の山と化していた。
「あ」
涙腺がゆるんだ。
「ああ」
視界がにじむ。
「ああああああああ」
悲しみがせり上がってきたとき、静かな声がそれを止めた。
「イルイ。雑巾を水で絞って持ってくるといい」
「は、はい」
「雑巾はどこにあるかわかるな?」
「はいっ」
あわててイルイは雑巾を探すと、水で堅くしぼって戻ってきた。
「あらかた片づけたから、残っているクリームを拭きなさい」
ゼンガーはゴミ箱にイチゴとクリームなどを捨てていた。フローリングの床には、クリームが飛び散った後がある。
それを全部拭いて、もう一回部屋中を見て確認して、イルイは雑巾を洗ってもどした。
「ごめんなさい」
「何がだ」
「こぼしちゃった」
「誰にでも間違いはある。悪気があったのか?」
「ううん、あるわけないよ!」
「だとしたら、自分にできることをして、後始末をしたらそれでいい。これからどうしたらいいと思う、イルイ?」
イルイは部屋を見回した。
「とりあえず、クリームは片づけたから……お皿を洗う!」
「うん」
「お母さんに、ごめんなさいってメモを書く。せっかく作ってくれたのに、食べられなくてごめんなさいって。自分でもいうけど、メモでもいう」
「うん」
ゼンガーはイルイの頭をなでた。「それでいい。落ち着いて、自分にできることをすればいい」
「はい、わかりました」
イルイはうなずいて行動に移った。
act.2
それにしても。
ゼンガーは腕を組んだ。
食が細いイルイになるべく食べさせるように、夫婦二人健闘しているのだが、その一つが台無しになってしまった。甘い物が苦手な自分は菓子作りは戦力外で、その分料理で貢献してはいる。
しかしこれでは自分がなんとかするしかあるまい。
友人の食通を思い出す。
小麦粉とバターと砂糖と卵。それだけで生み出される焼き菓子は多彩だ。
それにクリームとチョコレートが入れば、バリエーションは無限に広がる。
一方ゼンガーは粉ふるいと撹拌に専念させられていた。
何一つとして記憶から作り出せる自信がない。
食料庫にクッキーくらいないかと見てみた。なかった。
リンゴが転がっている。
いくつか拾い上げて、冷たいリンゴを放りあげ、手に受けた。
こんな冷たいリンゴを食べたらイルイはたぶんお腹をこわす。
台所に戻ると、イルイが書き終えたメモをマグネットで冷蔵庫に貼っていた。
「今日、おやつなしだね」
「いやある。リンゴだ」
流しでリンゴを洗いながらゼンガーはいった。
「なにかお手伝いできる?」
「そうだな。焼きリンゴの作り方を教えてやろうか?」
子供は目を輝かせた。
act.3
新聞紙の上にのせた林檎を前にゼンガーとエプロンをしたイルイが座っている。手にするのは同じフォーク。
「まず、林檎のへたの周りを、こうやってフォークで刺していく」
ゼンガーはやってみせた。イルイは真剣な顔で見ている。
「やってごらん。へたをくりぬきやすくするためだ」
「うん」
イルイはゆっくり、慎重にやっていった。
「できたよー」
「うん。そしたら、スプーンで、こうやってくりぬいて芯をとっていく」
フォークの穴を手がかりにスプーンを差し込んでくりぬく。「ゆっくり、確実にな。あわててもいいことはないから」
「わかった。ゆっくり、ゆっくりだね」
午後の静謐に林檎を削る音が響いた。ゼンガーはイルイに合わせてゆっくりやり、イルイは汁を新聞紙の上にとばしながら一生懸命やっている。時折汁まみれになった手を布巾でぬぐいながら、なんとかくりぬき終わった。
「そうしたら、バターを……」
取り出したバターはえらく堅い。ゼンガーなら気合いで押し込めるが、イルイだとそうはいかない。しばらくゼンガーはバターを手に止まっていたが、包丁を手にした。
バターを5ミリほどの角切りにする。
「このバターを林檎のなかに入れなさい」
イルイは慎重にバターの角切りを一個ずつ入れていく。一杯になった。
「できたよー」
「そうか。そしたら、グラタン皿の中にいれなさい」
「……ねえねえ」
「ん?」
「お母さんの分は?」
ゼンガーは1からもう一つ作った。
「お父さん、はやーい。どうして作れるの?」
「子供の頃、よく作った。つりに行くとき、これとパンだけ持って行ってたべる」
何しろ川端は寒い。泣くほど寒い。そんなところで冷たい林檎だけかじるというのは流石につらかった。子供心に思いついた策がこれだ。オーブンで焼いた林檎をアルミホイルに包んで、カイロ代わりに服の中に入れていく。ジャガイモは先を見越した母親がきっちりしまっていたから手をだせなかった。
最初はただ焼いてただけだったのだが、あきれた母親が中にバターを入れる方法を教えてくれたのだ。
弁当を作ってくれなかったわけではない。なにしろ、子供の頃のゼンガーは釣りばかりやっていたので、親があきれて週末以外釣り禁止令を出していたのだ。それでもやりたかったから、深夜三時にこっそり起きて、釣り竿もって飛び出して、朝ご飯の時間には知らん顔で戻ってきていた。つった魚は全部リリースしていたが、近所の釣り仲間のおじさんからばれるのには時間がかからなかった。こってり油をしぼられたのはいうまでもない。
そりゃお袋が怒るはずだ。親となったゼンガーは思った。10にもならないガキが夜中の三時に釣り竿もって夜の川辺で釣りなんて、危ないにもほどがある。しかもばれないように朝飯までにはもどってきていたのだからたちが悪い。
――おかあさんごめんなさい。
ゼンガーですら親に頭を下げるときはある。もっとも、現在でも心配かけてるという点に置いてはしゃれにならない。何しろ最前線の軍人稼業である。しかも結婚したはいいが、こぶつき。
親不孝という言葉が重くおもーくのしかかってきた。
――おとうさんおかあさんごめんなさい。そしてソフィアの父君母上申し訳ない。
大事に育てた娘がこともあろうにこんなのでしかもこぶつきの男に嫁いたなんて、ゼンガーでも怒る。どうなるか心配する。
「お、おとうさん?」
「ん?」
「なんか深刻な顔してるけど、どうしたの?」
「いいんだ。……オーブンに入れて20分まつ、と」
「20分も!」
子供にとって20分は長い。かくてイルイはガラス張りになったオーブンにひっついて、じーっと林檎を見ていた。
「危ないからよしなさい」
「でもでも、ちゃんとやきあがるか心配だよ」
「オーブンを信じるんだ」
「信じてるけど、見てたい」
「だめだ。危ない」
「オーブンを信じてあげてよ」
「オーブンは信じてるが、イルイはまだ小さい」
ゼンガーは華奢なイルイの腰を抱えて下ろした。「それとも、外で高い高いするか?」
「嫌」
めずらしくイルイは絶対の拒絶をした。「嫌だよゼンガー手加減しないんだもん。3メーターも私のこと放り投げて、こないだもお母さんと喧嘩になったじゃない」
「あれは喧嘩じゃない」
「喧嘩だよどうみても。お父さんは家でていって一週間帰ってこなかったし、お母さんはお父さんの荷物荷造りしてレーツェルさん家に送り付けてたし」
「夫婦げんかは喧嘩とはいわん」
「なんで」
「大人になったらわかる。夫婦げんかは犬もくわんから」
「おかしいよ。だって犬が喧嘩をたべちゃうなら、ダイゼンガーの代わりに犬を飼ったらいいのに」
「……」
子供というのは時折ひどくめんどうなものである。問答無用というわけにもいかない。「犬というのはなんでもたべる。つまり口をつける。転じて、夫婦げんかはほっといても収まるから口出ししてもしょうがない、だから犬も口をつけないというだじゃれだ」
「じゃああれ、夫婦げんかだったの」
「他人からみたらそうだ。俺からすればそうではない。ソフィアからしてもそうだ。
そしてこの話はこれで終わりだ」
「喧嘩じゃないのにどうして夫婦喧嘩っていうの?」
「……一見そう見えるからだ。比喩表現…いや、たとえだな」
「よかった。じゃあお父さんとお母さん、離婚しないんだね」
「当たり前だ!」
とうとう子供相手に大声を出した。「いいかイルイ、俺が離婚するということは天地神明に誓ってもいい、絶対にありえん。そもそも夫婦というものは別れること前提で結婚しないものだし、俺に限って心変わりなんぞ絶対にあり得ない。そんなことできるくらいならもっと器用な生き方をしている。故に俺は絶対に離婚しない。ソフィアの方は……いや女の気持ちはわからんけどもし離婚したいとか言い出したら……ええと……」
「あのお父さん」
「彼女の意思は尊重すべきだがそのなんだしかしお前がいるし、いや確かにお前をすてるような無責任なことはしない人だからといって愛情なしで責任だけの結婚は不幸だ。従って俺は……」
「今の話お母さんに話してもいい?」
「ああ、確かに……今なんて言ったイルイ」
「今の話お母さんにしていいかって」
一瞬ゼンガーは絶句した。
「……構わないぞ」
「ほんとに?」
ああ子供というのは、いや女というのはこんなに小さいうちから口がうまいものか。ゼンガーは頭が痛くなった。今更口にしたことを撤回するのは主義に合わないから潔く受け入れたが、気をつけようと心に刻んだ。
「林檎の調子はどうかな」
ゼンガーはオーブンをのぞき込んだ。
「林檎さん、元気?」
「……」
この場合生命活動を停止しつつあるというべきか。「元気ではないな」
「え」
「おそらく、オーブンの高熱によって細胞組織が破壊され、生命活動を停止しつつある」
「助けなきゃ!」
「は?」
「林檎が死にかけてるんだよ?助けてあげないと」
「……もうとっくに死んでるぞ」
「殺しちゃったの?」
「あー、いや、違う。そのなんだ、細胞レベルで生きてはいるが、生命ではない。なぜなら林檎は繁殖も成長もしない……いや成長っていうか熟しはするのか。とにかく生命じゃない」
「生命って何?」
ソフィアの言葉を脳みそしぼりだして思い出した。
「成長し、繁殖し、死亡する存在のことかな。定義はいろいろある。生きているということと、生命であるということは少し違う。
イルイにはまだ難しかったかな。
言い方がわるかった。林檎は大丈夫だ。元気にイルイの栄養となるため頑張っている」
たぶん生命の定義を説明するにはゼンガーにもソフィアにとってすら難しい。
「そうなの?」
「そうだ。イルイは小さいから、一杯栄養をとって大きくならないとな」
「お父さんみたいに大きくなれる?」
物事には限界というものがあるが、ゼンガーは苦笑した。
「さあ、俺程度はどうかしらんが、ソフィアくらいにはな」
イルイは胸のあたりに手をやっている。子供のくせにそんな心配してどうするんだ、と男であるゼンガーは思った。
「おっきくなるといいなあ」
「……そういう心配は、大人になってからしなさい」
「大人になったら手遅れだって、こないだアイビスが言ってたよ?」
「……夢と希望を持てばなんとかなることもある」
たとえば豊胸手術とか。
「そっか。じゃあ寝る前にお願いしよう」
「……いや、寝る前には生きていたことへの感謝と、明日幸せを感じられますようにと祈ったほうがいいと思うぞ」
娘が毎晩豊胸の祈りを捧げている姿なぞ考えたくもない。
「うん、そうする。
あと、どれくらいで出来るかなあ?」
「十分くらいかな。お絵かきの続きするか?」
「うん!」
イルイはほほえんで、居間へ駆けていった。
act.4
ゼンガーは脳内で単語を引きながら専門書の字面を眺めていた。読書に熱中してもイルイが困るし、かといって暇すぎるのも時間の無駄だ。というわけでソフィアが持っていてゼンガーにも関係する数学関係の書物を読んでいたのだが、専門用語が多すぎた。母国語ではないから、どうしても古い記憶をたたき起こして読んでいくことになる。この形容詞を動詞にもどして、と考えていると芳香が鼻孔をくすぐった。
「……あ、林檎」
「うん、林檎だな」
ゼンガーは本を閉じて立ち上がった。そろそろ時間である。
果たして林檎はオーブンの中で香ばしく焼き上がっていた。
チーンと音がして出来たことを知らせる。
「出来た、出来たっ!」
「熱いから、下がってなさい」
そこらにあったタオルでグラタン皿をつかみ、新聞の上にのせた。トングと包丁で林檎を切り分けると、ほわっとした湯気と甘い香りが立ちのぼる。
イルイが皿を持ってきた。ゼンガーは切り分けてやった林檎をのせてやる。
「熱いから気をつけてたべるんだぞ」
「うん、その前にコーヒー入れるね」
「ああ、頼む」
コーヒーメーカーのセットくらいならイルイでも出来る。自分の分も盛りつけて、残ったソフィアの分はラップをかけて冷蔵庫につっこんだ。
二つのカップをイルイが運んでくる頃にはセットは済んでいる。
「いただきます」
「いただきまーす」
イルイはにこにこした顔で切り分けた林檎をほおばった。その眉がきゅっ、と寄せられる。
「どうした?」
「な、なんでもないよ」
ゼンガーは自分でも食べてみた。普通の味だ。
自分にとって普通ということは。
――イルイには甘くなさすぎたか。
なるほど酸っぱそうな顔をするわけである。ゼンガーは立ち上がった。
「お父さん、どうしたの?」
「ん、砂糖をかけようかと思ってな」
子供はちょっとだけ首をかしげて、父親の服の裾をひっぱった。
「どうした?」
「あのね、あのね、ホットケーキの時にかけるのかけていい?」
「メープルシロップか?」
「うん、その蜜!」
「あったかな」
「冷蔵庫にあったよ!」
ゼンガーは探してみたがなかった。イルイが肩越しにのぞき込んで指さす。
「ほら、あそこ」
ちゃんとビンがあった。
「よく見つけたな」
「こないだしまったもの」
「そうか。えらいな」
にこにこしているイルイにメープルシロップを渡してやる。
「あんまりかけすぎないようにな」
「はーい」
とろとろのメープルシロップが林檎の上にかけられる。イルイは口にいれた。
幸せそうな顔をする。思わずなでてやりたくなった。
「おとうさんは?かけない?」
「ん、俺はいい」
ゼンガーは一口食べたが、そんなに幸せそうなら少しだけかけてみてもいいかと思った。
act.5
某月某日
きょうはおとうさんがお休みだったので、おとうさんの絵を描きました。
おやつをこぼしてしまったので、おかあさんにあやまりました。
でも、おとうさんといっしょにつくったやきりんごは、とってもおいしかったです。
あまーいメープルシロップをかけたら、天国みたいなあじでした。
おかあさんも
「これ、ほんとうにゼンガーがつくったの?」
と、びっくりしながら食べていました。美味しそうでした。おかあさんは半分わたしにわけてくれました。
act.6
「寝たか」
「ええ」
結い上げた髪をひらりとほどいて、ソフィアは笑った。「でも驚いたわね、あなたが甘いもの作れるなんて」
「砂糖を入れ忘れたらしい」
ネットでレシピを検索してみたら、全く砂糖を入れてないのが分かった。
「でもあの食べ方美味しかったわよ。むしろいいんじゃないかしら」
「そうかな」
「あの子、すっごく楽しそうに日記に書いてたもの」
「イルイの日記か」
「寝る前に見せてもらったの」
基本的に子供の日記は見ないことにしているが、本人が見せたがった場合は別というのがきまりになっている。特にどちらかが出かけている時は、必ずイルイは日記を見せてくれた。
「そろそろ新しい日記帳がいるわね」
「もうそんなになるんだな」
いくつもいくつも書かれたイルイの日記。そのうち読ませてくれなくなるだろう日記だ。その時までいったい何冊ノートがいることになるのだろう?
少なくとも、初めてお菓子を作った日として、イルイの記憶に今日という日は長く残っただろう。
act.7
イルイは日記帳をぱたん、と閉じて片づけた。ベッドで寝る前のお祈りをする。
――今日という日が幸せでありがとうございました。
明日もまた幸せを感じられますように。
子供は天窓から覗く星空を見上げた。
――そして、いつかそちらにいくまで、どうか私を少しだけ許してください。
ほんの、ほんの少しの、間だけ。
かつて神であった子供は祈るのだ。
一日の終わりだけ、罪を犯した神になる。
ほんの少しの間だけ。
満天に輝く星空はもはや半数が消え、その光は残光に過ぎない。宇宙を救った神の子は、人の子として生き死ぬ間にそれを見ることはないだろう。
補足説明
さはらさんにもらいました.元旦にチャットで
- Sousui
- そう言えば新年に読むものとして,1.ゼンガーとソフィアさんとが踊る話 と 2.ゼンガーがソフィアさんに膝枕されてる話 とどっちがいい?(どっちも短いけど)
- さはら
- 両方。
- Sousui
- 即答ー!
- うぃ
- 同じく、両方で。ていうか描いてみたいです>ダンス&膝枕
- さはら
- んじゃ新年祝いとして、イルイがゼンガーに料理教わる話をそうすいさんにプレゼント、ということで。
という会話をしてもらうことになったブツです.料理というのがお菓子(と言うには素朴すぎるか?)というのは意外でした.簡単そうなので作ってみたくなりました.ああ,でも,今,リンゴの季節じゃないね.冬になったらリベンジ.
最近,ドイツ人ってお菓子好きなんじゃないかと思っています.ゼンガーは甘いの苦手らしいけど.