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2001年3月10日

満足できるか!コンチネンタルブレックファスト

起きてボチボチ朝食をとりに行く.部屋は 7th floor の 720号室だが,ここはイギリス 7th floor と言えば8階のことだ.1階の Ground Floor がエレベーターでGと表示されるわけだが,6に見えてしょうがない.レストランは 1st floor.エレベーターホールを抜けると左右にレストランがあるのだが,貧乏人は左側のほうのレストランでコンチネンタルブレックファストだ.toschは1階ぐらい英国式を食べたいと言っていた.僕もそう思う.

コンチネンタルブレックファストはパンと飲み物だけだ.こんなのでたいりくのひとは満足できるんだろうか.だが,Tea of coffee とサーブしに来てくれるのは嬉しい.ブラジル系っぽい人だった.給仕だけでなく,いろんな人種の人が働いている.フロントの人はバイリンガルがほとんどのようで,日本語をしゃべることができる人もいる.(日本人か?)

そうそう,ホテルでは safe box を貸してくれるのだが,toschは借りて部屋に持っていくものだと思っていた.そんな,客が楽に持ち運べるようなもん,箱ごと持ってかれちゃうがオチじゃねーか.

腹ごしらえはすみ(もっとも,なんかおかずが欲しいねと2人とも行っていたのだが)アフタヌーンティに備えてそれなりの格好をした.

tosch「バック持ってきた?」
Sousui「いや.気づいちゃいたんだが(荷物に)そんな余裕無かった」
tosch「そっか.Sousuiさん持ってきてたら財布入れてもらおうと思ってたのに」
Sousui「財布入れてもらうって,そのまま私が逃げ去ったらどうする気だ?」
tosch「逃げ去るって,どこに?」

それは難しい問題だ.だが,冗談抜きで考えると,このバッグが盗まれた場合,2人そろって抜き差しならぬ事態になるのはまずいんじゃないか? そんなわけで ANA でもらったショルダーで我慢することにした.僕はデジカメを入れるためにウェストポーチを買ったのだが,これがかなり便利だった.

1 day travel card で go!

今日は1 day travel card を買うからと1番近い West Brompton へ行った.ここはゾーン2の駅だから,Carnet は使えないのだが 1 day travel card は zone 1と2 で使えるので,あえて Earl's Court に行く必要はないのだ.歩いて駅に着いたのが8:35.なんと,自販機でクレジットカードが使える.これは便利だ.£4 のカードを買っていざ出発.zone 1 は1回£1.5 なので,3回乗り降りすればおつりが来る.

ウェストブロンプトン駅1
ウェストブロンプトン駅2
1day_travel_card
West Brompton駅構内
木製手すりや地下鉄マークがかわいい.空が見えてるけど,あくまで地下鉄の駅.Earl's Court から地下に潜る.もっとも,東京でいうお茶の水あたりみたいにけっこう外を走ってることもある.
1day travel card(上)
下はクレジットカードを使って買ったときに一緒に出てくる領収書。

まずは Big Ben を見に行こうね,とDistrict線で Westminsterへ向かう.

相変わらず地下鉄はゴミが散らかっている.土曜の朝なので,人は少なかったが.

tosch「昨日は夜だから汚いんだと思ってたけど」
Sousui「酔っぱらいとかで?」
tosch「うん.でも,相変わらず汚いなあ」
Sousui「たしか,4時ぐらいから走ってるんじゃなかったかな」
tosch「じゃあ,そんなわずかの間に散らかしたのか」

う〜ん.

誰かさんが座席に置いていった TV番組表のついた『STAR TIME』という雑誌を発見,昨日不便に思っていたのでありがたく頂戴しておく.


地下鉄の掴まるところ
地下鉄の吊り手
(正確にはなんていうんだろう?)

昨日から気になっていた,地下鉄の吊り手(?)を写して驚かれた.フラッシュたいたからあたりまえなんだが,自分じゃたいてるつもりがかけらもなかった.全自動カメラの意外な盲点だ(ちょっと違う).toschが言うには,昨日,地下鉄が止まってみんなで待ってるとき,とあるおじさんがぴんぴんはじいて遊んでいたらしい.

Westminster駅ホームでtoschに訊く.
「今,日本何時?」
奴は時計を直さなかったので腕時計が日本時間のままなのだ.
「う〜ん,(夕方の)6時ごろ」
「じゃ,居るかな」
と,僕は家に TEL.公衆電話もクレジットカードが使える.便利だ.カードは「ゆっくり引け」と表示が出るのだが,あんまりゆっくり引くと読み込みがうまくいかないのでほどほどにどうぞ.これが3度目の正直だったんだが,やっと母を捉まえることができた.(うちの電話は黒電話で留守電なんて機能はない.したがって,誰かが出るまで何度も掛けていたのだ)
「もしもし」
「無事ついたけ」
「うん.今,ウェストミンスター駅のホーム.ホテルの部屋,720だから.それだけ伝えとく.じゃあね」(ガチャン)
――人は僕の電話を電報のようだ,と言う.

ビッグ・ベン
ビッグ・ベン
ビッグ・ベンは議事堂付属時計台.
はっきしいってむちゃくちゃでかい.

さて,Way Outの表示にしたがって外に出た.ヨーロッパ風(当たり前)建築物が目の前にある.
「Big Ben,どこだろうね〜」
目の前の建物の上部を見極めようと上がっていく目線.
「コレか〜!!」
そう,Big Ben は Westminster駅のまん前だったのだ.それにしてもデケェ.笑い転げている僕らの前で Big Ben は9時の鐘を鳴らしだした.キーンコーンカーンコーン,キンコンカンコーン,キンコンカンコーン,キンコンカンコーン.それからおもむろにリンゴーン,リンゴーン,……と9回鳴った.今回確かめたかったことの1つは「日本の学校の鐘は Big Ben を真似たものである」ということの真偽だったが,本当だった.毎正時のほかに15分後とに短い鐘がなる.


鳩とロンドン・アイ
鳩とロンドン・アイ
鳩もいちおう写ってるんだが分からん

tosch が早速土産物屋の絵葉書にひっかかっている.僕はテムズ川対岸に見えるロンドン・アイ(=大観覧車の名前)を撮った.本当は「鳩とロンドン・アイ」という題になるはずだったのだが,鳩はうまく写らなかった.ちなみに,日本のドバトみたいな鳩だった.鳩はどこに行っても鳩だなぁと思った.

お次は僕の強い希望で New Scotland Yard を探すべく歩き出した.

2001年3月10日[2]>>



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