キリスト者にとってさえも死とは甘美な物なのだろうか.
大学に入ってからずっと読書らしい読書をしてなかったのだが,ちかごろ,やっと読書を再開した.
本はてっとりばやく大学付属の図書館で調達するのだが,ぶらぶらと棚を見まわってて,「ナルニア」シリーズをみつけたのだ.あのC.S.ルイスの.
で,私は思い出したんだが.このシリーズの終わりについてである.
端折って言うと,「ナルニア」シリーズってのは子供たちが「ナルニア」という国がある世界へ行って冒険をするお話である.
で,そのシリーズの終わりで,「ナルニア」という国は無くなってしまう.と同時に,現実世界では「ナルニア」に行って冒険したことのある子供たち(大人になっている人もいるが)が汽車の事故で死んでいる.(あんまり正確でないが,そんな感じ)
それで私は思ったのだ.
確か,C.S.ルイスは神学者だったはず.にもかかわらず,「死」が喜ばしいことのようにとれる(私にはそう思われた),この終わり方はなぜだろうか?それとも,別に「死は喜ばしい」というわけではなく,単に「死は恐れるほどのことはない,死が訪れたとき,あるがままに受け入れよ」ということなのだろうか?
ナルニア側の終末はそういえば最後の審判を思わせたけど,ほんとのところはどうなのだろう.
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