Zaurus SL-C860を買った

今日は仕事始めでしたが,通勤の電車はガラガラで苦もなく座れてしまいました.ほくほくと座を決めて取り出したるはZaurus SL-C860!OSとしてLinuxを採用した,俗に言う「リナザウ」,新たなおもちゃです.

なんでザウルスを買ったかというと,手相を見られたからです.

発端は,通勤の片道40分弱を文字を書くのに使えたらというところから始まりました.

初めは携帯電話を使うことも考えましたが,携帯電話のメモ帳はそんなにたくさん書けないことが判明.内蔵メモリの容量自体はもっとあるとはずなのに.写真も音楽もどうでもいいから,もっとテキスト領域を!

次に考えたのは,CGIを設置しておいてアクセスする方法です.しかし,送信できるのはどうやら1KBぐらいのようですし,何よりの問題は,私が使っているのは地下鉄で,発着のわずかな時間しか繋げないことです.

それに,携帯での文字入力はいかにもまどろっこしい.ボタンを押している間に浮かんだ文章が逃げていきそうです.

それで,PDAを考えた訳なんですが,PDAの書き心地もあんまり良くなさそうで,すぐに触らなくなりそうな気がしてなりません.ちょっと試すだけにしては,あまりに高価……

数日,秋葉だの新宿だの池袋だのをうろついてさんざん考えていました.

ところで,去る御用納めの12月28日,私は一足早く休暇を取って,新宿に行きました.銀行に行くためです.(支店が少ないので,平日にはいけない.貴重な年休はたいてい銀行に行くことからスタートする)

それで,また,Sofmapの中古の所を覗いてみたら,C860が4万切っていました.

どうしよう,どうしようと考えながらぶらついていたら,女の人がよってきました.

「今,手相の勉強してるんですけど,お時間いただけませんか?」

特に急いでもいなかったので,つきあうことにしました.(ところで,東京って手相見たがる人多いね.池袋でもつきあわされたよ)

「ははあ,ふーん……芸術方面の才能がありますよ.芸大とか行ってませんでした?」

「いいえ」

「創造的なお仕事をしてらっしゃるとか」

「いえまったく」

「企画のお仕事とか」

「いえ,ただの事務です」(まあ,ヒンズースクワットまがいの力仕事がただの事務かはおいといて)

「もったいないですよ,絵とか描かれたりしないんですか?詩とか」

「いえ,散文的な人間なので」

「サンブンテキってなんですか?」

とたんに,日本語も分からんようなヤツが運勢語るなと急に腹が立ち,怒りに紛れて勢いで買ってしまいました.

という顛末を友人NKに知らせたところ,さっそくに「りなぞう」という名前を付けられてしまいました.

このりなぞうですが,入力は思ったより快適でした.プチプチと小さなキーを左右の親指で打っていくのですが,すぐに慣れてしまいました.このチマチマ感がいいなあなどと思い出しています.

あと,コートのポケットにジャストサイズです.本当はこれ用に革ケース欲しいんですがねえ.SharpのPro工房は品切れ中です.

予想外に困ったことは,これを打っていると,割と酔いやすいことです.これは,その日の体調によってかなり違い,夢中になっていて電車を乗り過ごしたこともあります.

予想外に良かったこと,それは,ねっころがって字が打てることです.姿勢を正して紙に手書きもいいけど,これもまた至福です.

日時: 2005年1月 4日 | PC/Web > PDA/携帯 |

コメント (2)

りなぞうちゃん、快調そうですね。

健康のためにも、使いすぎには十分ご注意を(笑)。

使いすぎてそうです.

文章浮かんだとたんに取り出して,一瞬で起動して書き出すことができる,てのは幸せです.電車でも酔わなくなりました.

コメントを投稿

(空欄でもかまいません)

(メールアドレスは管理人に通知されますが,Web上には表示されません)

Powered by Movable Type