体力勝負の今日この頃,隣の係から我が係の手伝いに駆り出されたI君は眠りが浅く,悪夢を見たそうで.
- I君
- まるでテレ朝の土曜サスペンスで.Mさん(=うちの係の係長)が殺されてました.
- Fさん
- Iさんが殺したんですか?
- I君
- いや,俺は目撃者.ロッカー開けたら入ってました.場所もいつものところじゃなくて,雑居ビルの6階で.
- Fさん
- 犯人は誰だったんですか?
- I君
- ちょっとはばかりがあるのでそれは言えない.
- Yさん
- このなかに(とその場のメンツをさして)犯人いるんですね?
- I君
- いや,言えない.……共犯がいて,それはKJさんでした.
- Sousui
- 共犯KJさんかい!(KJさんはガタイに反して気が弱い)
- I君
- 間に小ネタもあって.
- Sousui
- 小ネタってなんや.
- I君
- 俺も悪いヤツらしくって.保険金詐欺してました.それがTさん(=隣の係の係長.つまりI君の直接の上司)にばれそうになって,「身の振り方考えた方がいい」って.
- KHさん
- 妙に配役がリアルだなあ.(Tさんは不正経理担当)
- I君
- その保険金詐欺って言うのも,生命保険じゃなくて,携帯に掛ける保険金で.
- Sousui
- うわ,ちまい!お前なあ,保険金詐欺するんなら億単位でやれよ.
- I君
- だから小ネタなんです.そんな中で,Hさんだけが信じてくれて.「そんなことしてないよね」って.
- Fさん
- ずるいですね,Hさんだけいい人で.
- I君
- それだけが唯一ハートウォーミングでした.
- Yさん
- でも,信頼は裏切ってたんですね.
- I君
- 裏切ってましたね.犯人殺しちゃったし.
- Fさん
- え~!!Iさんがですか?
- I君
- ええ.「見たな,お前も殺す」って話になって,もみあってるうちに6階の窓から突き落としたんです.外,ベランダもなくて.それで,警察に電話するところで起きました.KJさんは主犯と仲間割れしてグルグル巻きにされてロッカーに入ってたんですけど.
- Sousui
- ロッカー好きやな.
- I君
- ロープがほどけかかってたから,ほどけてたら危なかったかもしれない.
自分以外でこういうストーリー性のある夢を見た話を身近に聞いたのは初めてだったので,書き記しておく.