私は何かの捜査をしているらしい.
といって,警察ではなかったので,素人探偵か?(そういえば,夢にしては珍しく私自身だった)
その一環で,ちょっとやくざっぽいおっちゃんに話を聞こうと,バーだかクラブだか(正確にはよく分からない)に行った.ヤクザといっても,手当たり次第に暴力をふるう類の人ではなく,昔気質のヤクザらしい.話を聞きたい旨を告げると,ニヤッと笑い,いいだろう,と言う.
そこで,場所を変えるべくマンション(多分,私が住んでいるところだ)へ.
階段を上っているところでおじさんとはぐれた.
おかしいと思い,きょろきょろと探していたら,別な中年男性に会った.パッとしない外見,一見大人しそうな感じの人物.
だが,なんとなく,何か気が触れているような感じを覚えて,「危ない」と直感した.
やや,足早に離れようとすると,ついてくる.
「まずい」
近くにヤクザのおっちゃんがいるはずだと思って,「助けて」と叫びながら走った.(今考えると,ヤクザに助け求めるってどうよ)
すると,相手も走ってくる.
何度も「助けて」と繰り返しながら,誰もいないひんやりとした廊下を走る.
足音が響く.
誰も来ない.
相手がいよいよ近づくと,恐怖のためか,「助けて」と言いたいのに声が出てこない.
振り返ると,男は紙袋からハンマーを取り出して,投げつけてきた.
それは辛うじて私を逸れていった.
というところで起きてしまったので,その後,どうなったか分からない.
恐すぎると声が出せないものだなあと思った.
しかし,まるで2時間ドラマである.