雨の降る公園だった.遊具のない芝生が広がっているたぐいの公園である.
家族でひとまわりして,一度出た.
出口の所に設けられた液晶の大画面に人々が見入っている.アメリカの元国防長官が亡くなったというニュースが流されていた.その人は立派な人だったらしく,人々は哀悼の表情を浮かべている.
それを横目に外に出た.
しばらく歩いたところで,忘れ物をしたと思いだし,一人戻った.
人々はいない.
子供が(私もそんな年代だった)数人,面白半分にお化けを呼ぶ儀式というのをやっている.
私も加わった.
それから,お化けが出るという凹面鏡を覗きに行った.
自分たち自身の幻影がさっきの儀式の通りに並んで鏡から出てくる.まるでホログラフィのような薄影だった.
そこへ,助けに来たらしき大人たちがやってきた.
部屋の中を手分けして探している大人たちからなぜか私は隠れた.なら,見つけてほしくなかったのかというと,そうでもなく,一生懸命,隠れ場所から紐を外に出して誰か見つけてくれないものかと頑張っていた.
という夢だった.
いつもながらにわけが分らない.
起きたら4時だった.寝起きが悪いわけでもなく,寝苦しいわけでもなく,眠りが浅い.