はじめに「Sousui氏→イルイ嬢」と指定されたのだが，「それは拷問だ」「そもそもお前はイルイを知らないだろう」と伝えたところ，群青はおそらく君と君とこのサイトを通してしかイルイを知らないと認めた上で，けどちっちゃくてふわふわしてて綿菓子みたいなお嬢さんの印象があると言っていた．

ちっちゃくてふわふわしてて綿菓子みたいか．

友よ，お前は天才だ．

結局，トロンベの人が鳥坂先輩なのとはえらい違いだ......じゃあ、鳥坂先輩の人でもいいよ？友よ、今が駆け抜けるときと言われ，私がいかにお前に無駄な知識を吹き込んだのかがよく分かった．

それから，半ば予想していたとおりの展開だったということは付け加えさせていただこう．

しかし，この選択は実につまらないことになるだろう．この文章の冒頭から私が口調を真似しているつもりだと言えば自ずと分かるだろう．

私はお前ほど芸達者ではないし，レーツェルはここぞという所でどうしようもなく変であることは確かなのだが口調に特徴がよく表れる人物でもない．そもそも私は口調を器用に真似できるほどレーツェルに注意を払ったことはない．

そうなると，まともに目が覚めている時の私とあまり変わらない口調になってしまう．使わないだろうという単語や言い回しを修正し，使いそうな言葉に置き換える程度だな．違いは声音と仕草・態度ぐらいのもので，それは口調だけをまねた文章で表すのは難しい．

態度と言えば，私が贔屓にしている紅茶専門店の店長が言っていたことがある．京都の公家の流れを汲む家にオリジナルブレンドを頼まれたことがあるそうだが，貴族というのは，優雅に我を通すとのことだ．レーツェルにはそういうところがあると思っている．

このバトンはアンカーを禁止されているそうだが，そのような強制をされる筋合いはない．あしからずご了承いただこう．

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