TSUTAYAがずーっと「DVD 1本80円キャンペーン」やってたので,このところ観てなかったルパンのTVスペシャルでも観ようかなーと行ってみたら,メイン通路の棚に『Fate/stay night』が並んでいた.
「そういや聞いたことある名前だなあ.なんかゲームじゃなかったっけ.アニメになってたんだ」と思い,ひとつ観てみるかと思って1巻借りてきた.普通に面白かったので,全部観てみることにした.
全8巻24話見終わって,
分からん.
と思ったので,そのままゲームに突入することに.
あ,いや,話自体はまとまっていたし,「夢の続きを見ているのですね......」と言うあの終わり方は単純ではないけど美しくてそれはもう好きなんだけど,なんか一人,伏線というか謎というかそんなものを弾幕の如く振り撒いて途中退場した人がいたもんだから.ええ,そりゃもう見事なまでの途中退場ッぷりでしたよ.大暴れした挙げ句EDまで違うという破格の扱いでしたよ.かっこいーなーとは思ったけど,観てる私はさっぱり分かんなかったですよ.最後の場面も,この宝石いっぱいあんのかなーと思ってたし.
ゲームはPC版かPS2版か迷ったけど,18禁別に要らないしエピソード加わってるというのでPS2版の方.
んで,プロローグやりだしてすぐに赤い人々がものすごく気に入りました.いやー,こんな面白い人々だったなんて,はやく教えてくださいよ,奥さん.だって,アニメだとプロローグに当たる部分は流しちゃってたから(いちおう,居間はめちゃくちゃになってたけど),この二人っていかにも「最初から息ぴったりで,なんでもそつなくこなせマース」って感じに見えたんだよ.もうね,あの「あったまきたー!」から「了解した.地獄に落ちろ,マスター」までの部分がもんのすごく好きだ.
それから,ものすごく飯がうまそうだ.飯ウマ人間が3人も!理屈で考えれば4人か!和洋中すべて揃っている!なんて恐ろしいゲームだ.
話はさすがにヴィジュアル「ノベル」らしく,駆け足だったアニメよりもゲームの方が細やかに語られていて深いなあと思った.そして,なぜこれに18禁が要るのかよく分からなかった.心意気だろうか.
ただ,ヴィジュアルノベルはやったことがなくて,最初,非常にイライラした.だって,何も考えたり戦略練ったりしなくていいじゃん.基本,コレクターのごとく全てのデッドエンド・バッドエンドを観ずにはいられないじゃん.タイガー道場観ずにはいられないじゃん(←結局観たい).それに,テンポが飲み込めなくてね.声切って飛ばし読みしたらまだマシだったのかもしれないんだけど,せっかく入っているのに切るのがもったいなくて(聞きたいのか聞きたくないのかお前はどっちなんだ).2周目入る頃にやっと慣れた.
そう,そうなんだよ,結局1周目ではTVアニメの疑問が解決されないままで(アニメが1周目をベースにしているからだ)絶望した!で,2周目(ルート分岐)あると分かって,気が遠くなった!でも,がんばったよ!
これ,すごいなーと思ったのは,セイバールート(Fate),凜ルート(Unlimited Blade Works),桜ルート(Heaven's Feel)の3つのルートが相互に補完していて,あるルートの伏線が別のルートじゃないと分からない.プレイヤーは全部観るから,後のルートに行くほど「あれはこういうことだったのか!」とか「この台詞はこの前提があるからか」とか分かるけど,登場人物からするとどのルート通っても謎のままの部分は謎のままなんだよなあ.それから,DEAD ENDすら伏線なもんだから侮れない.Fateルートの校舎から落ちたときのDEAD ENDなんて,「ライダーの能力なの?」と思ってたら,UBWルートでやっと分かった.ううむ.
バッドエンド・デッドエンドで観られるタイガー道場は小ネタ集っぽくてとても好き.師匠と弟子一号も好きなんだけど,たまに加わるポンチ絵な他のキャラクターたちも.とくにやさぐれ凜が好きだ.律儀にボイス切らずに全てのエンドを回収しまくってたら,全ルート終わるのに90時間ぐらいかかった.
各ルート感想
Fate
正当派セイバールート.エンディングは一番好きだな.綺麗で.ベディヴィエールが2回偽るのとかも伝説の通りで,セイバーも静かに去っていくのと,士郎も悔いなく歩んでいきそうなのも,いいと思う.ある意味,セイバーこそが聖杯の伝説に一番似つかわしいんだよな.
Unlimited Blade Works
えーと,これ,タイガー曰くの「遠坂さんルート」なんだよね?普通,そういう場合はカップルとしては主人公(=士郎)と凜だよね?......すまん,なんかアーチャーと凜のルートにしか見えんかった.いちおう,エンディングは士郎と凜なんだけど,最終戦後の対話なんか観ると,どう考えてもアーチャーと凜だ.
ちゅうか,EXTRAメニューに載るエンディングのカードみたいな絵(True Endの方)を見て「あんたヒロイン押しのけて何しとんじゃー!」と思った.
アインツベルン城での決闘→金ぴか乱入の辺りぐらいまでは,救われないなあと思った.思ってた.どうやったって英霊になってしまった身は救われないと思った.
でも,エンディングが見えてきた頃,突然に「いいから走れ」って声が聞こえてきたときに,どんな根性で現界しとったんやー!と突っ込むと同時に嬉しくなったのは事実でね.
この人さ,根本はどうやったって変わらなかったんだと思う.変わってたら自分ではなくなってたんだと思う.血を吐くがごとき独白も嘘ではないだろうし,願いも心からの物だったに違いない.でも,彼の無意識というのはそんな結末を指していなかったんだろう.本当は,手を汚して排除の限りを尽くした後に救われた人々を見ることすら叶わなくなってしまって,それで耐えられなくなってしまっただけで,たぶん救われた人々の姿を観ることが叶っていたのなら,こんな願いも持たなかったんだろうと思う.
そう思ってよく考えてみると,FateルートにしてもHeaven's Feelルートにしても,他者の安全を確保しきれないと思ったとき,彼はあっさりと自分の望みの方を捨てている.千載一遇どころか万に一つどころか分からないほどの確率の元に召還されているというのに,その機会を捨てている.さらに言うならば,摩耗の末の恨みすら世界ではなく自己に向かってるんだよね.
だから,あんな簡単な言葉が彼にとっては「答え」になってしまうんだと思う.
消え行く最後の表情を見たとき,思わず「あんた誰や!」と突っ込むのは忘れなかったけど,ものすごく嬉しかったのも確かで,本気で「頑張る」んだろうな,と思う.在り方は変わらないわけだから,他人から見たら哀しい在り方なんだろうけど,彼にとっては違うのだろうし,幸不幸を決めるのは他者じゃなく己なのだから,彼の考えこそが彼にとっては一番重いのだと思う.
Heaven's Feel
いろんなキャラクターの印象がFateルートやUBWルートとは変わるルート.他のルートではさほど出番の無かった人々やら,このルートでしか出てこない人々とか.
士郎の選択も他のルートとはまったく違ってたんだけど,案外アーチャー残ってたら「そういう選択をする士郎」という可能性を目の当たりにして,冷静に動向を眺めてたかもしれんな,とも思う.
これのNormal Endは他のエンディングとまったく違っていて,酸いも甘いも飲み込んだ静かなもので,こんなのも味があるなと思う.
桜がずいぶんなんだけど,何かがちょっとでも違っていたら,違う展開だったと思う.たとえば,凜が取り決めを破って一度でも桜に会いに行っていて,会えなかったとしてもそれを桜が知っていたら,とか.あるいは桜が慎二に掛けた言葉が「ごめんなさい」ではなくて「助けて」だったら,とか.変な方向にカチリカチリと歯車がはまっていって,それ故の展開なんだろうなと思う.
Réalta Nua
えーと,Réalta Nuaは,ゲール語で,réalta = star,nua = newです,たぶん.
この話,士郎のというよりもアーチャーの話なんじゃないかなあ.少なくとも在り方としては限りなくアーチャーに近いと思う.マーリンとおぼしき魔術師がいい味出している.魔術師が言うとおり,こういうHappy Ever Afterがご褒美としてもらえるぐらいのことはしていると思う.とてもささやかなでありながあら有り得ないところにある望みなんだよなあ.
登場人物
衛宮士郎
主人公.アニメ観たときはいかにも「未熟な熱血漢」という性格造形で最初あんまり好きじゃなかったけど,ゲームやったら心理描写のあるせいか好感度上がった.
慎二に対する態度にしても,アニメだと「お人好しだから」って感じに見えたんだけど,ゲームだと「ま,慎二の言うことぐらい目くじら立てることないし」という余裕に見える.未熟な熱血漢らしく,飛び出して偉い目に遭う,ちゅうのもアニメだとまたこいつは余計なことをしてって見えるんだけど,ゲームだと同じことしてんのに「とっさに体動いちゃって結果アレだったけど,もうちょっとマシなはずだったんですハイ」という感じに見えて許せてしまう.う......ゲームだと徹底的に自分の視点が士郎だからかもしれん.
それに,ある意味において壊れてる感じもゲームだと丁寧に語られるから,そう単純じゃ無いんだよね.
彼の一生懸命さというのは単純に一生懸命なんじゃなくて,ほとんど存在意義に関わる必死さだから,それができなくなったら崩壊してしまうんじゃなかろうか,と思う.周りには自分度外視して他人ばかり助けているように見えるけど,案外,彼はそうすることで子供の頃の自分を繰り返し繰り返し助けようとしているのかもしれない.
さんざん「歪だ」と言われるけど,そんなに歪かなあ.だって,しょうがないじゃないか.人が笑っているのがどうしようもなく好きなんだから.それこそが士郎たらしめているんだから.
ああ,あと,ツッコミの鬼.脳内言語速度は並じゃないと思う.「ラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげくオレ外道マーボー今後トモヨロシクみたいな料理」とか.落ち着け,な?
セイバー
sabreだったんすね.最初saverだと思い込んでた.真っ直ぐで清廉で誇り高い騎士王.正体知ったとき,ブリテン人に怒られないかしらんと思ったけど,私は好きだ.頭のぽよんと一房出てる毛が可愛らしい.
「雑でした」がすごく好き.実は,Fateやってみようと思った理由の一つにどっかで「大食いと言えばFateのセイバー」ってどっかで読んだせいもある.......自分,どこでそんな無駄知識を入手したんですか.
セイバーって士郎にあれこれ忠告するくせに,その生き様自体は士郎とそっくりなんだよなあ.
遠坂凜
赤主従の主の方.普段は優等生をネコかむるあかいあくま(ひらがな表記推奨).ポジション的に士郎に対する導き役なので,どのルート通ってもそれなりに目立つ.
気が強くて冷酷にもなれるんだけど,その実,最後の最後のところで冷酷になりきれないお人好し.Fateの主要登場人物たちは,どこかなにかしら似たところがあると思う.ときどきはっきりと分かるほど優しいお姉さん気質が好ましい.決定的に彼女の優しさが出る「だめだこりゃ」(コントではない)のとこがすごく好きだ.
優秀なんだけど,ここぞというところで大ポカやらかす.この大ポカは遠坂家に遺伝子レベルで刻まれているらしいので,歴代の大ポカっぷりをすごく観てみたい.
赤主従は凜が振り回しているイメージがあったんだけど,UBWルートの走れと言ったからには,そいつはもう走らないと間に合わないコトをしでかしたのだ を見て,結局,似たもの主従なのかも,とほんわかした.
そういえば,アーチャーの詠唱は英語に聞こえるが,凜の詠唱はさっぱりドイツ語に聞こえない.なんでかなー.
アーチャー
赤主従,従の方.どのルート通っても謎な人.はっきりと明かされるのはUBWルートだけなので,HFルートだとプレイヤーは分かってても登場人物たちにとっては謎のままなんだなあとなんだか不思議な気がした.
凜には絶対服従なはずなんだが,皮肉やらからかいやら小言やらを欠かさない.凜曰く「性格ねじまがっている」.ハタで見てる分には面白いんだけどねー.ランサー戦後の「手が空いたから休んでいる」とか,妙にウケる.でも,ひねたのは分かるんだが,その物腰と言葉遣いはどこで手に入れたと言いたい.
めちゃくちゃになった居間の片付けを命じたところ,文句を言ってたくせに一夜明けてみたら塵一つ残さず完璧に元に戻した上に,台所にチェック入れ,さらには見事な仕上がりの紅茶を持ってくる謎な人.家事的なことしたらしいのはこの場面だけなのに,執事スキルA+なぞと言われる所以.きっと散らかっている物を見たら片付けずにはいられないのだろう.
考えてみると,彼の宝具(もどき)はデタラメなんじゃなかろうか.魔力という枷がなければ,無尽蔵に真名解放し放題なんだよなあ.まともに金ぴかさんの天敵やってんの見てみたかった.
一言言いたい.弓使え .いや,まあ,使わせたらさすがに尋常じゃない射程と破壊力ではあるんだが,あまりに弓を使っている場面が少ない.
UBWルートで現界しつづけた彼は根性ありすぎだと正直思う.さすが根性だけで英霊になった男である.
公式にある用語集で,ラストに士郎の前に展開したロー・アイアスはアーチャーが展開したのだと知って,もうこの人完全にバカだと思った.あの時点では行動するたびに文字通り「身を削って」いたはずなのに,全部他人を守るために使って,再契約を拒んで笑う.ああ,本当に莫迦だ.実に愛しき馬鹿である.
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤのテーマはどっかで聴いたことあるなと思ったら『ローレライ』.あの曲もどうして伝説がああなのにどうしてあんな可愛らしい曲なんだろうなあ.
イリヤはHFルートのお姉さんな印象がチラチラ入るのが好きだ.バーサーカーとの交流が分かるのが出番が一瞬しかないUBWルートで,直後にバーサーカー敗退・消滅するのが残念.幻のイリヤルート見てみたかった.
タイガー道場弟子1号ロリブルマも大好きです.
ランサー
メガテンでは大変お世話に......って,ちゃうわ.でも,向こうの神話好きでメガテン抜きにしても名前知ってたから,日本では知名度がないという説明に「そうなんだ?!」と素で思った.
なんかこの人,テキ屋の兄ちゃんみたくね?
基本,戦闘大好き人間だけど,本来はこれでもかってぐらい真っ直ぐな人で頭だってキレるんだろうな.マスターが悪すぎる.さすが幸運度Eは伊達じゃない.
Fateルートでもいい人だったけど,手伝ってくれるUBWが一番だね.凜を助けてくれるのって完全に意地だね.言峰も慎二も気に食わねえ,というただその一点だけで助けてくれたんだろう.
言峰綺礼
マーボー!もうマーボーで全てが吹っ飛んだ!
これ逆順で見せられてたらこんなに気に入らなかっただろうなあ.さんざんいかにも悪人です企んでますってのをFate,UBWで見せつけられてからのマーボー.いやあ,落ちたわー.
だいたいHFルートだと,彼の歩んできた道が見えるから,その行動を行程はできなくても,一抹の悲哀,同情の念は起きる.彼は他人がそんなことを思うのを是としないだろうけど.なぜなら,他者が理解できるような在り方だったら,まったく苦しまずに済んだだろうから.
間桐慎二
学校でモテモテって人はアニメとか漫画とかでたまに見るけど,現実世界でそんな人っているんですか.
んでもって,この人こんな性格でどうしてもてるか分かりません.
でもねえ,どうにも私は嫌いになれきれないんだよなあ.だって,どのルートでもこの人の扱いってひどいから.相手にされてないというかゴミ扱いというか虫けら同然というか.それがどうにも可哀想で.
本来は,鼻持ちならない部分はあるにしても,一本彼なりに通ったところがあって,だからこそ士郎とも友人やってたに違いないんだから.割り当てられた役割的に無理だったんだろうけど,そういういいところも見てみたかった.
間桐桜
がーーーーっ!いじくらしいっ!
以上.
歩んできた道を考えると仕方がないかもしれんのだが,この手のいかにもな大人しさは苦手.かえって浸食されつつある桜のほうが主張の仕方だけははっきりしていて耐えられる.
ライダー
ボディコン美人さん.
どうもこの人を見ると大英博物館に友人と行ったときに,友人が「ヘカテー!ヘカテー!」と叫びながらガラスケースに張り付いていたのを思い出す.ライダーはヘカテーではありませんが,陳列ケースで友人がヘカテーと喜んでた石の彫りがちょっと似てた.
Fateルートの逃走時の首刺しはびびるよ.アニメでも動きがいかにも怪しくて怖かった.目隠し取ったらすんごい美人さんだった.
この人も実はあんまり聖杯に興味ないんだよね.......あのー,今回の聖杯戦争で聖杯欲しがってた人ってほとんどいなくね?
葛木宗一郎
一番喜怒哀楽が欠けてる人.言峰は普通の逆を行く人だけど,この人は何か欠けた人.
それでもキャスターのことは気に掛けてたんだろうなあ.
というか,聖杯戦争抜きにして冬木という街は妙な経歴の人を呼び寄せる何かがあるんでしょうか.
キャスター
葛木先生とセットで大好き.素顔はすんごく可愛い.
マスターに勝利をもたらそうと,勝手に色々と画策していて,実はマスターが何を望んでいるのかが分からなくて不安だったんじゃ無かろうか.もしマスターがあんなに寡黙な人でなくてはっきりと望みがある人だったら,聖杯戦争が終わるまでひっそりと過ごして終えられたんじゃないかなと思うと可哀想だと思う.
そういえば,何かと串刺しだな.やはり気の毒すぎる.
アサシン
この人も聖杯なんてどうでも良さそうな人.
剣が折れないか私は不安で叶わなかった.日本刀で西洋の剣と打ち合うなんて!心配で心配でかなわない.サーヴァントの武器は物理現象ではないからそんな心配は無用なんだろうが.
対峙したセイバーが技を見てなんだか難しいこと言ってたけど,放った本人は「なんやそれ」と思っていたに違いない.でも,そんな技を編ませてしまうツバメってものすごい生き物なんじゃなかろうか.
テーマ曲が私には和風じゃなくて中華風に聞こえる.
ギルガメッシュ
我と書いてオレと読む,その名は金ぴかギルガメシュ.『世界最古の物語』読みたくなった.
......なんつーか,Fateのアーチャークラスってまともな弓兵おらんのか.
この人もたいがい俺様な王様で,性格に難があるんだけど,嫌いじゃないなあ.Fateルートのセイバー戦後の手に入らないからこそ発言がある種の真理をついてて好きなのかもしれない.
あと,「慢心してこそ」ってのもすんごく好きなんだよね.俺様だけど,普通の俺様じゃないまさに至上の王だと個人的には思う.部下にはなりたくない.
真アサシン
現界直後はどうもまともな理性も知性も無いみたいなんだけど,なんでだろう?ランサー戦後にやっと人らしくなるんだけど.
間桐臓硯
フィナーレ飾るHFルートの最要害.
でも,イリヤ(ユスティーツァ)との邂逅を見ると,何かが歪ませるまでは誇り高い魔術師だったんだろうな,とも思う.
衛宮切嗣
士郎の思い出の中の切嗣は,これでもかというぐらい優しげないい父親で士郎が懐くのももっともなので,セイバーや言峰の語る切嗣とはまったく別人.その変貌は,セイバーにしてみれば「信じられない」で済むのだろうが,言峰にしてみれば絶望だったかもしれないと思う.
イリヤがちょっとだけ語る切嗣もいい人っぽい.イリヤにしたらだからこそ許せないんだろうけど.
考えてみると,士郎にとっての原点であり,ゆえに物語の始点でもある.
藤村大河
ギャグパート担当だけに,大げさすぎてちょっと苦手.でも,キャスターに気絶させられてる大河の姿を観て,イイ!と思ってしまった自分の性癖を疑った.
彼女の実家も見てみたい.何かものすごくぶっ飛んでそうな気がする.(そもそも普通の職業じゃない)
タイガー道場の師匠は大好きだ.
Play Date: 2010.7.17 - 8.7
Fate/stay night SET1 [DVD]
Fate/stay night SET2 [DVD]
アニメ版もゲームをやり終えた後もっかい見たいと思うぐらいには好き.
Fate/stay night 初回版
PC版は18禁なので,年齢によりお好きな方をどうぞ.
Fate/stay night[Réalta Nua]
Réalta NuaはPS2版で18禁ではない.PC版に比べて絵が大幅増になってボイスが入って,追加のRéalta Nuaが入っている.(私はこっちしかやってないのでどれぐらい違うか分からないが)
Fate/stay night[Rèalta Nua]ORIGINAL SOUNDTRACK(初回限定盤)
今から買うならRéalta Nuaの初回限定版がお得.音楽も秀逸なので是非.特に,「不穏な」音楽がいい.ビルの谷間を魔術が飛び交う独特の雰囲気にも合っている.スタート画面の鈴の音が印象的な『into the night』は,いかにも「何か起きようとしてます」って感じで好きだ.いっちゃん好きなのはやはり『エミヤ』だな.出だしは荘厳なような神秘的なようで,すぐに加わるリズムパートが疾走感をあおり,十分に長いイントロの後のメインパートは切実,という.まさに生き様を表したようだなあと思う.
Fate/stay night [Realta Nua] 公式サイト
各ルート感想
Fate
正当派セイバールート.エンディングは一番好きだな.綺麗で.ベディヴィエールが2回偽るのとかも伝説の通りで,セイバーも静かに去っていくのと,士郎も悔いなく歩んでいきそうなのも,いいと思う.ある意味,セイバーこそが聖杯の伝説に一番似つかわしいんだよな.
Unlimited Blade Works
えーと,これ,タイガー曰くの「遠坂さんルート」なんだよね?普通,そういう場合はカップルとしては主人公(=士郎)と凜だよね?......すまん,なんかアーチャーと凜のルートにしか見えんかった.いちおう,エンディングは士郎と凜なんだけど,最終戦後の対話なんか観ると,どう考えてもアーチャーと凜だ.
ちゅうか,EXTRAメニューに載るエンディングのカードみたいな絵(True Endの方)を見て「あんたヒロイン押しのけて何しとんじゃー!」と思った.
アインツベルン城での決闘→金ぴか乱入の辺りぐらいまでは,救われないなあと思った.思ってた.どうやったって英霊になってしまった身は救われないと思った.
でも,エンディングが見えてきた頃,突然に「いいから走れ」って声が聞こえてきたときに,どんな根性で現界しとったんやー!と突っ込むと同時に嬉しくなったのは事実でね.
この人さ,根本はどうやったって変わらなかったんだと思う.変わってたら自分ではなくなってたんだと思う.血を吐くがごとき独白も嘘ではないだろうし,願いも心からの物だったに違いない.でも,彼の無意識というのはそんな結末を指していなかったんだろう.本当は,手を汚して排除の限りを尽くした後に救われた人々を見ることすら叶わなくなってしまって,それで耐えられなくなってしまっただけで,たぶん救われた人々の姿を観ることが叶っていたのなら,こんな願いも持たなかったんだろうと思う.
そう思ってよく考えてみると,FateルートにしてもHeaven's Feelルートにしても,他者の安全を確保しきれないと思ったとき,彼はあっさりと自分の望みの方を捨てている.千載一遇どころか万に一つどころか分からないほどの確率の元に召還されているというのに,その機会を捨てている.さらに言うならば,摩耗の末の恨みすら世界ではなく自己に向かってるんだよね.
だから,あんな簡単な言葉が彼にとっては「答え」になってしまうんだと思う.
消え行く最後の表情を見たとき,思わず「あんた誰や!」と突っ込むのは忘れなかったけど,ものすごく嬉しかったのも確かで,本気で「頑張る」んだろうな,と思う.在り方は変わらないわけだから,他人から見たら哀しい在り方なんだろうけど,彼にとっては違うのだろうし,幸不幸を決めるのは他者じゃなく己なのだから,彼の考えこそが彼にとっては一番重いのだと思う.
Heaven's Feel
いろんなキャラクターの印象がFateルートやUBWルートとは変わるルート.他のルートではさほど出番の無かった人々やら,このルートでしか出てこない人々とか.
士郎の選択も他のルートとはまったく違ってたんだけど,案外アーチャー残ってたら「そういう選択をする士郎」という可能性を目の当たりにして,冷静に動向を眺めてたかもしれんな,とも思う.
これのNormal Endは他のエンディングとまったく違っていて,酸いも甘いも飲み込んだ静かなもので,こんなのも味があるなと思う.
桜がずいぶんなんだけど,何かがちょっとでも違っていたら,違う展開だったと思う.たとえば,凜が取り決めを破って一度でも桜に会いに行っていて,会えなかったとしてもそれを桜が知っていたら,とか.あるいは桜が慎二に掛けた言葉が「ごめんなさい」ではなくて「助けて」だったら,とか.変な方向にカチリカチリと歯車がはまっていって,それ故の展開なんだろうなと思う.
Réalta Nua
えーと,Réalta Nuaは,ゲール語で,réalta = star,nua = newです,たぶん.
この話,士郎のというよりもアーチャーの話なんじゃないかなあ.少なくとも在り方としては限りなくアーチャーに近いと思う.マーリンとおぼしき魔術師がいい味出している.魔術師が言うとおり,こういうHappy Ever Afterがご褒美としてもらえるぐらいのことはしていると思う.とてもささやかなでありながあら有り得ないところにある望みなんだよなあ.
登場人物
衛宮士郎
主人公.アニメ観たときはいかにも「未熟な熱血漢」という性格造形で最初あんまり好きじゃなかったけど,ゲームやったら心理描写のあるせいか好感度上がった.
慎二に対する態度にしても,アニメだと「お人好しだから」って感じに見えたんだけど,ゲームだと「ま,慎二の言うことぐらい目くじら立てることないし」という余裕に見える.未熟な熱血漢らしく,飛び出して偉い目に遭う,ちゅうのもアニメだとまたこいつは余計なことをしてって見えるんだけど,ゲームだと同じことしてんのに「とっさに体動いちゃって結果アレだったけど,もうちょっとマシなはずだったんですハイ」という感じに見えて許せてしまう.う......ゲームだと徹底的に自分の視点が士郎だからかもしれん.
それに,ある意味において壊れてる感じもゲームだと丁寧に語られるから,そう単純じゃ無いんだよね.
彼の一生懸命さというのは単純に一生懸命なんじゃなくて,ほとんど存在意義に関わる必死さだから,それができなくなったら崩壊してしまうんじゃなかろうか,と思う.周りには自分度外視して他人ばかり助けているように見えるけど,案外,彼はそうすることで子供の頃の自分を繰り返し繰り返し助けようとしているのかもしれない.
さんざん「歪だ」と言われるけど,そんなに歪かなあ.だって,しょうがないじゃないか.人が笑っているのがどうしようもなく好きなんだから.それこそが士郎たらしめているんだから.
ああ,あと,ツッコミの鬼.脳内言語速度は並じゃないと思う.「ラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげくオレ外道マーボー今後トモヨロシクみたいな料理」とか.落ち着け,な?
セイバー
sabreだったんすね.最初saverだと思い込んでた.真っ直ぐで清廉で誇り高い騎士王.正体知ったとき,ブリテン人に怒られないかしらんと思ったけど,私は好きだ.頭のぽよんと一房出てる毛が可愛らしい.
「雑でした」がすごく好き.実は,Fateやってみようと思った理由の一つにどっかで「大食いと言えばFateのセイバー」ってどっかで読んだせいもある.......自分,どこでそんな無駄知識を入手したんですか.
セイバーって士郎にあれこれ忠告するくせに,その生き様自体は士郎とそっくりなんだよなあ.
遠坂凜
赤主従の主の方.普段は優等生をネコかむるあかいあくま(ひらがな表記推奨).ポジション的に士郎に対する導き役なので,どのルート通ってもそれなりに目立つ.
気が強くて冷酷にもなれるんだけど,その実,最後の最後のところで冷酷になりきれないお人好し.Fateの主要登場人物たちは,どこかなにかしら似たところがあると思う.ときどきはっきりと分かるほど優しいお姉さん気質が好ましい.決定的に彼女の優しさが出る「だめだこりゃ」(コントではない)のとこがすごく好きだ.
優秀なんだけど,ここぞというところで大ポカやらかす.この大ポカは遠坂家に遺伝子レベルで刻まれているらしいので,歴代の大ポカっぷりをすごく観てみたい.
赤主従は凜が振り回しているイメージがあったんだけど,UBWルートの走れと言ったからには,そいつはもう走らないと間に合わないコトをしでかしたのだ を見て,結局,似たもの主従なのかも,とほんわかした.
そういえば,アーチャーの詠唱は英語に聞こえるが,凜の詠唱はさっぱりドイツ語に聞こえない.なんでかなー.
アーチャー
赤主従,従の方.どのルート通っても謎な人.はっきりと明かされるのはUBWルートだけなので,HFルートだとプレイヤーは分かってても登場人物たちにとっては謎のままなんだなあとなんだか不思議な気がした.
凜には絶対服従なはずなんだが,皮肉やらからかいやら小言やらを欠かさない.凜曰く「性格ねじまがっている」.ハタで見てる分には面白いんだけどねー.ランサー戦後の「手が空いたから休んでいる」とか,妙にウケる.でも,ひねたのは分かるんだが,その物腰と言葉遣いはどこで手に入れたと言いたい.
めちゃくちゃになった居間の片付けを命じたところ,文句を言ってたくせに一夜明けてみたら塵一つ残さず完璧に元に戻した上に,台所にチェック入れ,さらには見事な仕上がりの紅茶を持ってくる謎な人.家事的なことしたらしいのはこの場面だけなのに,執事スキルA+なぞと言われる所以.きっと散らかっている物を見たら片付けずにはいられないのだろう.
考えてみると,彼の宝具(もどき)はデタラメなんじゃなかろうか.魔力という枷がなければ,無尽蔵に真名解放し放題なんだよなあ.まともに金ぴかさんの天敵やってんの見てみたかった.
一言言いたい.弓使え .いや,まあ,使わせたらさすがに尋常じゃない射程と破壊力ではあるんだが,あまりに弓を使っている場面が少ない.
UBWルートで現界しつづけた彼は根性ありすぎだと正直思う.さすが根性だけで英霊になった男である.
公式にある用語集で,ラストに士郎の前に展開したロー・アイアスはアーチャーが展開したのだと知って,もうこの人完全にバカだと思った.あの時点では行動するたびに文字通り「身を削って」いたはずなのに,全部他人を守るために使って,再契約を拒んで笑う.ああ,本当に莫迦だ.実に愛しき馬鹿である.
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤのテーマはどっかで聴いたことあるなと思ったら『ローレライ』.あの曲もどうして伝説がああなのにどうしてあんな可愛らしい曲なんだろうなあ.
イリヤはHFルートのお姉さんな印象がチラチラ入るのが好きだ.バーサーカーとの交流が分かるのが出番が一瞬しかないUBWルートで,直後にバーサーカー敗退・消滅するのが残念.幻のイリヤルート見てみたかった.
タイガー道場弟子1号ロリブルマも大好きです.
ランサー
メガテンでは大変お世話に......って,ちゃうわ.でも,向こうの神話好きでメガテン抜きにしても名前知ってたから,日本では知名度がないという説明に「そうなんだ?!」と素で思った.
なんかこの人,テキ屋の兄ちゃんみたくね?
基本,戦闘大好き人間だけど,本来はこれでもかってぐらい真っ直ぐな人で頭だってキレるんだろうな.マスターが悪すぎる.さすが幸運度Eは伊達じゃない.
Fateルートでもいい人だったけど,手伝ってくれるUBWが一番だね.凜を助けてくれるのって完全に意地だね.言峰も慎二も気に食わねえ,というただその一点だけで助けてくれたんだろう.
言峰綺礼
マーボー!もうマーボーで全てが吹っ飛んだ!
これ逆順で見せられてたらこんなに気に入らなかっただろうなあ.さんざんいかにも悪人です企んでますってのをFate,UBWで見せつけられてからのマーボー.いやあ,落ちたわー.
だいたいHFルートだと,彼の歩んできた道が見えるから,その行動を行程はできなくても,一抹の悲哀,同情の念は起きる.彼は他人がそんなことを思うのを是としないだろうけど.なぜなら,他者が理解できるような在り方だったら,まったく苦しまずに済んだだろうから.
間桐慎二
学校でモテモテって人はアニメとか漫画とかでたまに見るけど,現実世界でそんな人っているんですか.
んでもって,この人こんな性格でどうしてもてるか分かりません.
でもねえ,どうにも私は嫌いになれきれないんだよなあ.だって,どのルートでもこの人の扱いってひどいから.相手にされてないというかゴミ扱いというか虫けら同然というか.それがどうにも可哀想で.
本来は,鼻持ちならない部分はあるにしても,一本彼なりに通ったところがあって,だからこそ士郎とも友人やってたに違いないんだから.割り当てられた役割的に無理だったんだろうけど,そういういいところも見てみたかった.
間桐桜
がーーーーっ!いじくらしいっ!
以上.
歩んできた道を考えると仕方がないかもしれんのだが,この手のいかにもな大人しさは苦手.かえって浸食されつつある桜のほうが主張の仕方だけははっきりしていて耐えられる.
ライダー
ボディコン美人さん.
どうもこの人を見ると大英博物館に友人と行ったときに,友人が「ヘカテー!ヘカテー!」と叫びながらガラスケースに張り付いていたのを思い出す.ライダーはヘカテーではありませんが,陳列ケースで友人がヘカテーと喜んでた石の彫りがちょっと似てた.
Fateルートの逃走時の首刺しはびびるよ.アニメでも動きがいかにも怪しくて怖かった.目隠し取ったらすんごい美人さんだった.
この人も実はあんまり聖杯に興味ないんだよね.......あのー,今回の聖杯戦争で聖杯欲しがってた人ってほとんどいなくね?
葛木宗一郎
一番喜怒哀楽が欠けてる人.言峰は普通の逆を行く人だけど,この人は何か欠けた人.
それでもキャスターのことは気に掛けてたんだろうなあ.
というか,聖杯戦争抜きにして冬木という街は妙な経歴の人を呼び寄せる何かがあるんでしょうか.
キャスター
葛木先生とセットで大好き.素顔はすんごく可愛い.
マスターに勝利をもたらそうと,勝手に色々と画策していて,実はマスターが何を望んでいるのかが分からなくて不安だったんじゃ無かろうか.もしマスターがあんなに寡黙な人でなくてはっきりと望みがある人だったら,聖杯戦争が終わるまでひっそりと過ごして終えられたんじゃないかなと思うと可哀想だと思う.
そういえば,何かと串刺しだな.やはり気の毒すぎる.
アサシン
この人も聖杯なんてどうでも良さそうな人.
剣が折れないか私は不安で叶わなかった.日本刀で西洋の剣と打ち合うなんて!心配で心配でかなわない.サーヴァントの武器は物理現象ではないからそんな心配は無用なんだろうが.
対峙したセイバーが技を見てなんだか難しいこと言ってたけど,放った本人は「なんやそれ」と思っていたに違いない.でも,そんな技を編ませてしまうツバメってものすごい生き物なんじゃなかろうか.
テーマ曲が私には和風じゃなくて中華風に聞こえる.
ギルガメッシュ
我と書いてオレと読む,その名は金ぴかギルガメシュ.『世界最古の物語』読みたくなった.
......なんつーか,Fateのアーチャークラスってまともな弓兵おらんのか.
この人もたいがい俺様な王様で,性格に難があるんだけど,嫌いじゃないなあ.Fateルートのセイバー戦後の手に入らないからこそ発言がある種の真理をついてて好きなのかもしれない.
あと,「慢心してこそ」ってのもすんごく好きなんだよね.俺様だけど,普通の俺様じゃないまさに至上の王だと個人的には思う.部下にはなりたくない.
真アサシン
現界直後はどうもまともな理性も知性も無いみたいなんだけど,なんでだろう?ランサー戦後にやっと人らしくなるんだけど.
間桐臓硯
フィナーレ飾るHFルートの最要害.
でも,イリヤ(ユスティーツァ)との邂逅を見ると,何かが歪ませるまでは誇り高い魔術師だったんだろうな,とも思う.
衛宮切嗣
士郎の思い出の中の切嗣は,これでもかというぐらい優しげないい父親で士郎が懐くのももっともなので,セイバーや言峰の語る切嗣とはまったく別人.その変貌は,セイバーにしてみれば「信じられない」で済むのだろうが,言峰にしてみれば絶望だったかもしれないと思う.
イリヤがちょっとだけ語る切嗣もいい人っぽい.イリヤにしたらだからこそ許せないんだろうけど.
考えてみると,士郎にとっての原点であり,ゆえに物語の始点でもある.
藤村大河
ギャグパート担当だけに,大げさすぎてちょっと苦手.でも,キャスターに気絶させられてる大河の姿を観て,イイ!と思ってしまった自分の性癖を疑った.
彼女の実家も見てみたい.何かものすごくぶっ飛んでそうな気がする.(そもそも普通の職業じゃない)
タイガー道場の師匠は大好きだ.
Play Date: 2010.7.17 - 8.7
Fate/stay night SET1 [DVD]
Fate/stay night SET2 [DVD]
アニメ版もゲームをやり終えた後もっかい見たいと思うぐらいには好き.
Fate/stay night 初回版
PC版は18禁なので,年齢によりお好きな方をどうぞ.
Fate/stay night[Réalta Nua]
Réalta NuaはPS2版で18禁ではない.PC版に比べて絵が大幅増になってボイスが入って,追加のRéalta Nuaが入っている.(私はこっちしかやってないのでどれぐらい違うか分からないが)
Fate/stay night[Rèalta Nua]ORIGINAL SOUNDTRACK(初回限定盤)
今から買うならRéalta Nuaの初回限定版がお得.音楽も秀逸なので是非.特に,「不穏な」音楽がいい.ビルの谷間を魔術が飛び交う独特の雰囲気にも合っている.スタート画面の鈴の音が印象的な『into the night』は,いかにも「何か起きようとしてます」って感じで好きだ.いっちゃん好きなのはやはり『エミヤ』だな.出だしは荘厳なような神秘的なようで,すぐに加わるリズムパートが疾走感をあおり,十分に長いイントロの後のメインパートは切実,という.まさに生き様を表したようだなあと思う.
Fate/stay night [Realta Nua] 公式サイト
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