17日あたりからずっと咳が止まらない.電話に出ている最中に咳が出るのには参っていたものの,他の症状がないので,放っておいたのだが,係の人が嫌そうな顔をするので観念して医者に行ってきた.
夕方から,なんだかのどが痛いような気もしないでもなくなってきたんだけど,医者が行ったからかもしれない.
やっぱり咳がときどき押さえがたくなるだけで,普段は肺を膨らませにくい(息が吸いにくい)気がするだけだ.
寝てりゃ直るんだろう.しぱらく大人しくしていよう.
I君が「富山はどうだったんですか」と訊くので,「知らないよ,東京にいるのに知るわけないじゃないか」と言ったら,Yさんが「また,こんなこと言ってるよ」とのたまわった.
しかしだね,言わせて欲しい.
私は地震の起きた日,実家に電話を掛けている.
これで何をどう心配しろと言うんだ.
と,Yさんに文句を言ったら,「親子断絶?」と訊かれた.いや,断絶してたら帰えんねって.
実は,富山に帰る切符を取った日に地震が起き,取った切符の路線が思いっきり不通になってしまいました.越後湯沢まで行けてもなあ…….その先のほくほく線の復旧は1週間程度を予定しているようですが,帰る日に間に合うかどうか微妙なところだったので,米原経由に切り替えました.
このとき,JRのおねーさんに訊いていて思ったのですが,もし,地震の後に買っていたら手数料無しの払い戻しはなかったのかしらん.
そして,7000円ほど高かった.時間もかかるんだろう.
着ようと思った服が見つからず,頭をひねる.
なんせ,ワンルームマンションだ.置き場所だってそうはない.
……
……
……
もしかして.
おそるおそる覗いたベランダにあんぎゃ~,あんた,あの台風の暴風雨の中,そこで揺れてたんですか~.
ちょっと助けを求めてくれれば取り込んだ物を,とあり得ないことなど考えながら,何日目かの救助にあたったのであった.
詩人の川崎洋さんが亡くなった.
私がこの方を知ったのは,読売新聞のこどもの詩の欄で,はっきりと意識したのは,toschが「この人のコメントがおもしろい」と言ったからである.なるほど,そう言われてみればその通りだ.
勝手に45ぐらいだと思いこんでいたのだが,70を超えていたと初めて知った.それを知って,送られてくる無邪気な詩を読みながら目を細めている好々爺の姿が思われる.
ご冥福をお祈りします.
水曜日は定時で帰るよう通達がある.しかし,我が部署は通達破りで悪名をはせていた.
当然,今日もそうなるはずだった.というのは,17時半以降に仕事が入ることが確実だったからである.昼間が,暇で暇で仕方がないのがなお腹立たしい.
しかし,今日は通達の様相からして違った.
「台風の被害に遭わぬよう,即刻帰れ」
「今日は監事が見回ります」
以上の二点を受け,部長が,部署内に内線を掛けまくり,また,会う人会う人に今日は早く帰ってねと言い続ける.
最後通牒に,定時で電気消す宣言.
おかげで,今日やるはずだった仕事を放り出し,時間差出勤のせいで18時15分が定時だというのに,18時には帰路についていた.
まあ,降って沸いた幸運だと思うことにしよう.
珍しく,19時前に帰宅してしまったので,NHKを見たら,おお,今度の台風はすごいんすね.買い物に行きたかったけど,おとなしくしていよう.
後輩のIがわざわざ私におごりに来てくれるという.これ幸いと,上野にて合流した.長いこと合っていなかったので,見つけられる自信がなく,あやうく,同じぐらいの年頃の人待ち顔の人に声を掛けそうになったが,自分がそもそも人の顔を見分ける能力に劣ることを思い出してやめておいた.案の定,違う人だった.少ししたら,もっと似た人が現れ,それが本人だった.
無事,合流して,まずは国立科学博物館へ行った.ENIACを見るためである. 今まで見た展示会のたぐいで一番興味深く,おもわずいつもなら買わない目録まで買ってしまった.最後に残った印象が,ゲーム機の方に奪われてしまっていたのは許して欲しい.(懐かしくってさ)
その後,上野公園をうろついてから駅に戻ったのだが,「疲れた」とのこと.すっかり忘れてた――いや,体力ありそうだったので,遠慮しなかった――のだが,私はエスコートをすると,どうも相手を歩かせすぎるらしいのだ.(相手を筋肉痛にさせた覚えがある)
まあ,気を取り直して飲むべく池袋へ.
今回,店の選定は任されていたので,いくつか見当をつけておいたのだ.(おごりだし,払えんようなところだと困るしな)
すごすごと引き下がって,別な店へ.
おそるおそる,3店目に向かう.
3度目の正直でした.
が.
予約の団体客が必要のない盛り上がりを見せております.
そういう巡り合わせだったんでしょう.
まあ,飯はうまかったです.多謝.
昨晩,そろそろ寝ようかと思っていたら,PCのスピーカーがパタンと倒れた.薄型だし,もともと不安定な場所にあったので,不思議には思っていなかったのだが,直後,揺れが来た.
うわ,結構長い地震やなあとふと見上げると,MDケースとその横に置いている時計が落ちそうになっている.
落ちる~落ちる~と見つめていたら,とうとうMDケースが音を立てて落っこちてきた.
落下地点,枕の横.
危ない,危ない.